(写真=筆者撮影)

銘柄に「恋」して12年〜グラドル杉原杏璃さん語る「投資家人生」

杉原杏璃さん✕大江英樹さん対談・前編

グラビアアイドルとして活躍しながら、投資歴12年の株式投資家でもある杉原杏璃さん。どんなきっかけではじめ、どんなふうに投資しているのでしょう。経済コラムニストの大江英樹さんとの対談をお送りします。

※本記事は2017年12月6日開催「FROGGY LIVE #2」(SMBC日興証券・FROGGY運営事務局主催)の「Session 3 杉原杏璃『わたしの投資家人生』」の内容を編集したものです。

杉原杏璃さんと大江英樹さんのトークがスタート

杉原杏璃, 投資, 大江英樹 (写真=筆者撮影)

司会:それではおふたりをご紹介します。杉原杏璃さんは、ご存知の通りグラビアアイドルとして活躍されながら、12年前から始めた株式投資が大変話題となりました。

経済コラムニストの大江英樹さんは大手証券会社 で25年にわたり個人の資産業務運用業務に従事されています。行動経済学、資産運用、企業年金、シニア層向けライフプランなどのテーマについて執筆やテレビ出演、年間140回にのぼる各地での講演などを行っています。

杉原:よろしくお願いします。

大江:よろしくお願いします。ちょっと緊張気味でしてね。

杉原:本当ですか?

大江:こんなに素敵な方と一緒にトークセッションをするのが初めてなんです。

杉原:私も、こういう場に来させていただくのは珍しいんですよ。

大江:今日の私の Facebook には「いいな」「羨ましい」というメッセージがたくさん届いているんでるよ。しっかり皆さんにお話を伝えていきたいなと思います。

投資のきっかけは「アイドルに難しい話は分からない」

杉原杏璃, 投資, 大江英樹 (写真=筆者撮影)

大江:今日は、杉原杏璃さんの「わたしの投資家人生」というテーマでお話を伺っていきたいと思います。ファンドマネージャーですとか、プロの方のお話も皆さんにはもちろん参考になると思うのですが、一方で職業として投資をしていない一般の方の、なおかつ成功している方の話を聞くというのもすごく勉強になるんですね。

杉原:完全な独学なのでお恥ずかしいのですが。

大江:株式投資というのは、誰かに習ったからといってうまくいくというものではないですからね。早速ですが、杉原さんが投資を始められたのは12年前とのことですが。

杉原:そうです。23歳のときです。

大江:どういうきっかけで投資を始めようと思ったんですか?

杉原:私は地元が広島なのですが、19歳のときに上京して仕事をしていく上で、食事の席などで難しい話が出ると「アイドルにはこんな話は分からないよね」というふうに蚊帳の外にされるのがすごく悔しくて。

何か大人の方々との共通点というか、お話をできるものがないだろうかと考え、それで投資を始めました。

小泉郵政解散、リーマンショックも経験

画像縮小 (写真=筆者撮影)

大江:12年前というと2005年です。私の記憶ではその頃はちょうど小泉郵政解散があって、株価が好調なときでした。

杉原:そうなんですよ。本当に 始めたのがとても良い時期で、いい経験ができました。それが、今続けられているポイントだとすごく思います。

大江:その後ちょっと厳しいことが起きましたよね。

杉原:はい、そうです。リーマンショックとか。でも長く続けているとそれを回避する術も身についてきます。ですから、ちょっとダメだからとすぐに諦めるようなことをしなくてよかったな、と思っています。

大江:なるほど。色々なことを経験されていると思うのですが、記憶に残っていること、印象に残っていることはありますか?

杉原:私は、ネットの中で一般投資家の方々がコメントされているのを拾って「もうすぐこんな発表があるんだ」という情報を得て、株を買うことが多いんです。ただ、そういったことに飛びついた結果、紙切れになってしまったような企業もあって。

大江:そういうこともあったんですか。

杉原:「まさか上場廃止にはならないだろう」というような企業に投資をして(失敗して)しまいました。大きな企業だからということで、信用してしまったり。

大江:なんとなく、どこかだいたい分かる話ですが。

杉原:はい、ここでは特定はしませんけど(笑)

銘柄に「恋」して、売れなくなってしまう

杉原杏璃, 投資, 大江英樹 (写真=筆者撮影)

大江:やっぱり 情報はインターネットから仕入れているんでしょうか。

杉原:多いですね。私は知識がないので、自分の好きなジャンルの銘柄しか買わないので。ゲームが大好きなのでゲーム関連の企業といった、新興銘柄を買うことが多いですね。

大江:自分の好きな分野に投資をするのはいいことですよ。

杉原:やはり関心が持てますよね。関心が持てない銘柄だと、調べないで買ってしまうこともあるので。

大江:自分の関心が持てる分野に投資することでやっぱりうまくいくことって多いんでしょうか。

杉原:そうですね。ライバルの企業もちゃんとチェックしますし。でもそれがゆえに、銘柄に恋をしてしまうことが多くて。

大江:恋、ですか。

杉原:ファンになってしまうんです。

大江:あー、なるほど。

杉原:手放す方がいい時期なのに、手放せないことが多くなってしまって。その辺の見切り方はすごく不得意です。

「塩漬け」は全てを奪う

大江:好きな分野に投資をするとき、それなりにライバル同士の内容のチェックをするというお話でしたが、失敗例もあるんでしょうか。

杉原:あります。あるすごく大きなゲームが発表されて、発表されてからも株価は上がるじゃないですか。でも、ゲームのランキングはどんどん上がっていくから、もうちょっと上がると思っていても、株価は急降下してしまうこともあります。それで塩漬けにしてしまうことがよくあるんです。

大江:なるほど。そういうことは多いんですか。

杉原:多いんですよ。私は、損切りはしないというスタンスでやっているのです。いつか株価は上がる、と待つタイプなんですが、そうすると5年くらい待つものが出てきて。そうすると、投資の効率が悪いのかなと。

大江:そうですね。よく「塩漬けは全てを奪う」という言い方もありますから。

杉原:損切りをしてもう一度チャレンジするというノウハウがあればいいんですが、そこまで時間を割くこともできなくて。

大江:時間がないからついついほったらかしになってしまう、ということはありますよね。

杉原:ありますね。(中編に続く)

next>客観よりも主観を大事に~グラドル杉原杏璃さんが語る「投資家人生」(12月26日公開予定)

【こちらの記事もおすすめ】
人生100年時代の投資。プロの本音とは?
株初心者の女性に教えたい銘柄探しヒント8
投資ビギナーの女性でもOK。やさしい「株」の始め方

▲最新記事はTOPページから

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集