(写真=Africa Studio/Shutterstock.com)

30代のお金の使い方は「3つ」に分けるのがポイント

お金のプロ直伝!30代の給料の使い方、配分の仕方

30代は結婚や子どもの誕生、住宅購入など、ライフイベントに変化のある時期。ライフイベントごとに必要なお金を把握して、目的別に効率よくお金を貯めていきましょう。自己投資やお金の投資のスキルも身につけておきましょう。

ライフイベントの費用を把握して、目的別にお金を整理する

多くのライフイベントが発生するこの時期は、まず、ライフイベントにどれくらいの金額がかかるかを知り、目的別に効率よく貯めていくことが大切です。

まず、お金は目的別に「日々出入りするお金」「5年以内に使い道が決まっているお金」「将来のためのお金」の3つに分けましょう。それぞれ別の口座や金融商品で貯めていくと効率的にお金を増やすことができます。

①「日々出入りするお金」…日常生活費や病気、怪我などもしもの時のために備えておく、いつでも出し入れ可能なお金。シングルなら給料の6か月分、扶養家族がいる場合は給料の1年分が目安。普通預金など、流動性のある金融商品で確保を。
②「使い道が決まっているお金」…5年以内に予定がある結婚式費用、住宅取得の頭金など。元本割れのリスクをとらず、安全第一で利回りを追求。定期預金や国債など、安全性の高い金融商品で確保を。
③「将来のためのお金」…使い道の決まっていない余裕資金や遠い将来に使うお金(老後資金など)で、リスクをとって大きな収益を狙う。株式や投資信託、不動産投資など、収益性の高い金融商品で確保を。

将来のためのお金を作るために、ポートフォリオを組む

将来のためのお金は、大きく増やしていくことが大切なので、リスクをとりつつ、投資商品を活用していくことになります。

その際のポイントは「分散投資」です。大きくお金を増やしたいとばかりに、すべてのお金を1つの商品に投資するのは危険です。例えば、株式投資は大きく増える可能性はありますが、場合によっては投資したお金が水の泡になってしまうこともあります。

ですから、株式や投資信託、不動産などリスク・リターンが異なる、様々な商品に分散して、1つの商品が損失を被っても他の商品の利益でカバーできるようにしておきましょう。

また、投資をすることで経済状況にも敏感になり、世の中の動きが把握できるようになります。

日々、経済、社会情勢も大きく変化しているので、30代では、変化に対応できるお金の知識を身につけておきたいですね。

本を買ったり、体験したり、自己投資にお金を使う

結婚や子どもができると、自由になるお金が減ってしまうのは事実ですが、できる範囲でよいので、知識や経験、人脈など、自分を成長させる「自己投資」にお金を使いましょう。

独身や共働きなどで家計に余裕がある場合には、毎月の手取り収入の1割〜2割は自己投資に使いたいものです。というのも、日本人の平均寿命は年々伸びており、長く働き続けることが求められている時代だからです。長く働き続けるには、知識や経験、人脈などが必要です。

本を買ったり、旅行に行って新しい体験をしたり、友人と交流したり、できるところからでOK!貯蓄しているだけでは、人生は豊かになりません。貯めどころと使いどころをしっかり見極めることが大切ですね。

まとめ

ライフイベントが増える30代は、目的別にお金を分け、効率的にお金を増やしていきましょう。将来に備えて、投資をしたり、自己投資をしたりしていくことも大切です。

高山一恵 (株)Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー(CFP)
2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。その後、株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性のための、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかる場『FP Cafe』を運営。全国で講演活動、多くのメディアで執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書は「やってみたらこんなにおトク!税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)、「税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法」(河出書房新社)、「パートナーに左右されない自分軸足マネープラン」(日本法令)など多数。

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