(写真=筆者撮影)

銀座に3.5億円の純金クリスマスツリー!「金投資」って実際どうなの?

金貨2017枚のきらめきを間近で

GINZA TANAKA 銀座本店(ギンザタナカ、東京・中央区)の1階エントランスに、12月25日まで3.5億円相当(※)の金貨2017枚を使ったクリスマスツリーが展示されています。

編注※1オンス(約31グラム)17万1738円(税込小売価格)で計算した場合

純金, クリスマスツリー (写真=筆者撮影)

お値段もさることながら、やっぱり光り物って見ているだけでステキ。

今回はギンザタナカ銀座本店におじゃまして「金投資について学ぶ」という大義名分のもと、純金たちを拝みに行ってきました。

金貨2017枚を手作業で敷き詰め「インスタ映え」

ツリーの部分には、オーストリア政府が保証する純度99.99%の法定通貨「ウィーン金貨ハーモニー」の1オンス金貨2016枚が敷き詰められ、トップには20オンス金貨が輝いています。

純金, クリスマスツリー (写真=筆者撮影)

「どうやって作ったの?」と思ってしまいますが、四角すいの形をした透明なアクリル製の土台に、金貨を1枚ずつ、手作業でセットしたものだそう。

近づいてみると、そのキラキラぶりはかなり迫力があります。

純金, クリスマスツリー (写真=筆者撮影)

ギンザ タナカでは、2005年から貴金属を使用したクリスマスツリーを発表しています。今年2017年は、見る角度によってコインや楽器などのモチーフが立体的に浮かび上がるトリックアートを背景に、黄金のツリーが輝いていました。まさにインスタ映え!

純金, クリスマスツリー (写真=筆者撮影)

1億円の「スター・ウォーズ」カレンダーも発表

12月5日には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日全国一斉公開)をモチーフにした、純金と純プラチナの「スター・ウォーズ/最後のジェダイ 純金・純プラチナ ビッグカレンダー2018」が発表されました。

純金, クリスマスツリー © & TM Lucasfilm Ltd. (写真=筆者撮影)

先ほどのクリスマスツリーは非売品ですが、こちらは税込み1億円という値段付き。もっとお手軽に、1万6000円の純金1グラムカレンダーなどちゃんと「買える」グッズもあります。

純金, クリスマスツリー [© & TM Lucasfilm Ltd.(写真=筆者撮影) 純金, クリスマスツリー [© & TM Lucasfilm Ltd.(写真=筆者撮影) 純金, クリスマスツリー [© & TM Lucasfilm Ltd.(写真=筆者撮影)

1億円カレンダーは、純金約 4.8キログラム と純プラチナ約 5.2キログラム の計約 10キログラム。素材である金とプラチナの相場でみれば、金4998円/グラム、プラチナ3687円/グラム(税込小売価格12月6日)ですから、もちろんそれだけで価値1億円とはなりません。

しかし、人生さえ賭けてしまうほどディープなファンがいるスター・ウォーズですから、その付加価値は大きいということでしょう。どんな人が買うのか気になるところですね。

資産が分割できる小さなインゴットが人気

貴金属には、身に着けたり鑑賞して楽しむほかに、換金できる「資産」という側面もあります。ギンザ タナカ店内には商談のブースもあり、たくさんの人が順番待ちをしていました。

田中貴金属グループを統括するTANAKAホールディングスのCSR・広報本部、広報・広告部でマネージャーを勤める加藤理恵さんにお話を伺ったところ、

「長期保有するお客様が多数ですが、2016年から金の価格が大きく上昇しているので、売却したほうがいいのか、といった相談にいらっしゃる方が増えているようです」

とのことでした。

純金, クリスマスツリー (出典=田中貴金属工業)

映画やテレビなどで、金の延べ棒が金庫にずらりと並んでいるシーンを見たことはありませんか? この金の延べ棒を金地金(きんじがね)やインゴットと言います。

金の取り引きでは金地金が500グラムを超えると手数料はかかりませんが、それ以下の、例えば100~300グラムといった小さなバーでは、1本あたり1万6200円の手数料がかかります。ですから当然、手数料がかからない500グラム以上で取り引きされるものかと思えば、

「手数料がかかってもいいので、小さなバーを複数買う方もいます。自分のためでなく、お子さんやお孫さんのためなど、誰かのために買われているんですね」と加藤さん。

純金, クリスマスツリー TANAKAホールディングス株式会社 CSR・広報本部 広報・広告部 マネージャー 加藤理恵さん(写真=筆者撮影)

「純金積立」ってどうなの?

金を買う場合、毎月3000円ずつ、といった一定額で金を買い付けていく「積立」の方法もあります。

相場によって価値が変動するため、金相場が安いときはたくさん、高いときは少し買うことで、トータルで見ればより安定した価格で買い付けられるとうもの。これは投資信託などの積み立てでも有名な「ドル・コスト平均法」という方法です。

受け取り方法は、売却して現金にするほか、金地金やコイン、ジュエリーなどと交換する方法が選べる場合もあります。

コインやジュエリーは、加工賃などが含まれるので、純粋な投資という意味では効率が下がってしまいますが、身に付けることができるという、別の価値も生まれそうです。

「現物資産」の意味を実感

店内には、宝飾品のほかに、金などの加工品も売られていました。

例えば、世界的に有名な投資家ジム・ロジャーズ氏が来店した際の「お買い上げ」品は純金のお箸。現在は大、小のサイズ展開があり、小さいサイズでも一膳59万9760円(金税込小売価格4998円のときの参考価格)で、ずしりと重そうです。

納得いくまで使用した後で、金として売却することもできるので、実は合理的!?

銀座といえば、アジア方面からの「インバウンド」観光客に人気のエリアですが、仏像や置物などベテランの職人による日本の工芸品の質の高さに圧倒される人も多いようです。来年の干支の戌はアジア各地でも人気のアイテムです。

投資家にはいろいろなタイプがあり、不動産などの現物があるほうが安心という人もいる一方で、「持つことのリスク」を大きく捉える人もいるでしょう。

ただ、仮想通貨のように「目に見えない資産」に一喜一憂する投資家も多いなか、店内を歩くことで、「現物資産」という言葉を改めて実感しました。

銀座で3.5億円のクリスマスツリーを鑑賞したり、キラキラとした店内を歩いてみると、投資家としても新たな発見があるかもしれません。

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