(写真=Sodan)

国際結婚後の「老後資金」の備えとは?

国際結婚したら、老後はどのようなことに注意すべき?

日本人同士の結婚であれば婚姻届を提出するだけで済みますが、国際結婚の場合、両国での婚姻手続きをはじめ、ビザの申請など外国籍同士ならではの一苦労がありますよね。では、日本人同士であっても心配な老後の生活・・・国際結婚の場合はどのようなことに注意すべきなのでしょうか?今回は、パートナーが外国籍の方や、国際結婚に憧れを抱いている方必見のコラムです。

国際結婚した場合に考えておくべきこと

国際結婚,老後資金 (写真=Sodan)

言語や文化の違いを乗り越え国際結婚へ。女性なら一度は国際結婚に憧れたことがあるのではないでしょうか?

筆者は22歳の時にオーストラリアへ語学留学していたのですが、留学仲間内でも韓国人男性とのカップルは特に多かったと記憶しています。また、近しい友人はコロンビア人の彼が帰国後日本にやってきて、やがて結婚しました。生まれてきた赤ちゃんはバイリンガルになるのかな?と周りは期待しています。そう考えると、国際結婚は自分たちだけでなく、お子さまの世界をも広げる可能性がありますよね!

そんな強い絆で結ばれた国際結婚ですが、悩みも尽きないようです。具体的には、日本人同士の結婚とは異なる言語の違いだけではなく、結婚後にさまざまな面で感じる文化の違いが原因のようです。特に、子どもを授かってから、教育にかけるお金の価値観の違いに思い悩んでいるというご相談が多く、その次に住宅購入、老後と続きます。“人生の三大出費”ともいわれているのがこの「教育」「住宅」「老後」ですので、国際結婚であってもなくても、皆同じように不安を感じたり、事前準備をしたいと思っていたりするのだなと感じています。

では、国際結婚した場合、「教育」「住宅」「老後」のうち特に注意しなければいけないのはどれでしょうか?

やはり、老後資金に関しては後回しにしがちな方が多いので注意が必要です。日本国籍を持っていないがために別途手続きが必要なことや、保障対象外になってしまうこともありますから、なるべく早く正しい情報を得て、準備し始めることをおすすめします。

国際結婚の老後資金、どう備える?

国際結婚,老後資金 (写真=Sodan)

では、国際結婚の場合、どのように老後資金を備えれば良いのでしょうか?今回は、一例をご紹介します。

◎年金制度で備える

一般的に、老後資金といえば年金ですよね。じつは、外国籍の方でも日本の年金に加入することができます。日本で会社に勤めている方は、会社経由で厚生年金に加入することができるため、自身での手続きは不要です。一方、自営業の方は、国民年金に加入することができます。加入時には、役所の国民年金窓口にて資格取得の手続きが必要です。お住まいの市町村によって必要書類が異なる場合もあるので、詳しくはお住まいの自治体にて確認してみてくださいね。

では、予定よりも早く帰国することになってしまった場合はどうなるのでしょうか?

もし、予定より早く帰国が決まってしまった場合には、支払った年金保険料の一部を脱退一時金として受け取ることもできます。6ヵ月以上の加入期間があることや、日本を出国して2年以内に請求することなどの条件がありますので、詳しくは日本年金機構のホームページでご確認ください。

短期在留外国人の脱退一時金/日本年金機構

◎生命保険で備える

次は、生命保険です。生命保険は日本人同士のご夫婦も、結婚を機に検討される方が非常に多いですよね。亡くなった場合に備えるものというイメージがまだまだ強いかもしれませんが、生命保険を老後資金として備えることもできます。代表的なのが、終身保険です。終身保険であれば、万が一のことが起きた場合の保障がついているのはもちろんのこと、支払い期間が終わった後、支払ったお金以上にお金を増やして解約返戻金として受け取ることもできます。

※解約した場合、保障はなくなります。

最近では、日本よりも利率の高い外貨の終身保険を検討する方々が増えています。現在は米ドルや豪ドルが主流ですが、もしご主人の母国で使用できる通貨なのであれば、円安のときに外貨で受け取って里帰り資金にするのも良いかもしれませんね。ただし、外国籍の方が保険の申し込みをする際は、在留カードの保持や、規約などを理解できることなどが条件になっている保険会社もあるため、事前に確認が必要です。

いかがでしたでしょうか?日常生活においては何も不自由を感じなかったとしても、婚姻手続きを筆頭に、公的な手続きをする際には少なからず不自由さを感じるのが国際結婚なのかもしれません。そんななか上手くやっていくためには、これから先のライフプランをなるべく早めにご夫婦で話し合っておくことが大切です。もしかしたらパートナーは、日本で暮らし始めたものの、いずれは生まれ育った国へ夫婦で帰りたいと考えているかもしれません。お子さまの教育を受ける国やマイホームを建てる国など、近い将来の話はもちろんのこと、幸せなセカンドライフを過ごすための計画も忘れずに立てるようにしましょうね。

ブロードマインド株式会社
執筆者:お金の専門家 星川 みゆき
30代夫婦共働き。仕事と家庭の両立に日々模索中!お金のアレコレ難しそうなことを分かりやすく、共感+αの情報発信を致します。

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