(写真=melis/Shutterstock.com)

芸術の秋に 「目利きアピール」を爆発させた女たち

税理士・田村のアラサー観察日誌「芸術」

こんにちは。33歳の税理士、田村だ。

私は税理士という仕事をしている一方で、アラサー世代のSNSをパトロールすることが日課である。

日課の中でたまに「珍獣」を見掛け、お金や時間をムダにしているのではないか、と思わされることがある。

そこで毎月、テーマに沿った「珍獣」を紹介している。

もしよければ反面教師にしてほしい。私たちの限りある資産をもっと有効に使えるように。

今回のテーマは「芸術」。

【前回の記事はこちら】
転職理由「私はもっと高度な仕事ができる」に警鐘

「あのバンドね。私は前から知っていたよ」

「芸術は爆発だ」と岡本太郎先生はおっしゃった。

だが、先生の意図とは全く違う「爆発」をアラサー達は日々行っている。

例えば、昔は売れていなかったバンドがメジャーデビューした途端、一部のアラサーは声高に叫ぶ。

「え?今更?私は前からあのバンド知っていたよ。インディーズの時の曲の方がよかったな。ちょっとテイスト変わっちゃったんだよね」

女子会でゴリラのように鼻を広げて他の女子たちに対してマウンティングをする珍獣が必ずいる。

大して昔から知っているわけではない。

彼女たちは、自分の目利きはすごいということを伝えたいがために、売れた途端、必死になって過去の曲を購入して勉強しているだけなのだ。涙ぐましい努力だ。

このバンド、この音楽を知っていたら、オシャレな人と思われるかもしれない。そんなしたたかな思いを持って、お金を使ってはいないだろうか。

「私が着る服って絶対売れるんだよね」

アラサー, 流行, 予測, (写真=Stephane Bidouze/Shutterstock.com)

芸術を広くとらえればファッションも入るであろう。

アラサーのファッションについて物申したい。

毎年、流行と称して、さまざまなファッションが登場する。 そして、毎年、痛いアラサー女も登場する。

「私が着る服って絶対売れるんだよね。なんでだろう」

まってくれ。流行らせようと思ってお店が売っている服を周りより少しだけ早く買っただけではなかろうか。

「目利きアピール」は自信のなさの表れ

メジャーデビューするバンド。流行の服。

目利きができる人間であることをアピールすることは、他人と比べることで自分の立ち位置を高めようとする、ただのマウンティングである。

おそらくそのような人は自分に自信がないのではないだろうか。自分に自信がないからこそ、他人と比較し続けないと自分の価値を見出すことができない。

「目利きができるアピール」は、大衆受けするものにしか目がいかなかっただけ。世の中のマーケティングにまんまと乗せられただけ、ということに気付いたほうがいい。

自分の目利き能力をもっと冷静に受け止めよう。

謙虚な人間は、ムダなことにお金も時間も費やすことがなく、自分らしく生きられる。

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