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FPがダメ出し!「お金がない」ときにやってしまいがちな5つのNG行動

考えなしの行動のせいで、かえって大きな損につながることも……

「お金がないとき」にやりがちな5つのNG行動

「貧すれば鈍する」という言葉があります。

人はお金がないと、目の前のことしか考えられなくなり、賢い人でも知恵や品位を失い愚かになってしまう、という意味のことわざです。

お金がないときは正しい判断ができなくなりがち。そして間違った判断で起こした行動がもとで大失敗するケースも少なくありません。

そこで今回は、うっかりやってしまいがちなNG行動5つにFPがダメ出しします。

1. クレジットカードのキャッシングに手を出す

FP, お金がない (写真=Yaoinlove/Shutterstock.com)

クレジットカードには買物に使える「ショッピング利用枠」とは別に、現金を借りられる「キャッシング利用枠」が設けられています。使い方は簡単で、銀行やコンビニエンスストアのATMにカードを入れて、暗証番号と金額を入力するだけ。ATMからすぐに現金を手に入れることができます。

手軽に現金を調達できるため、安易に利用する人は少なくありませんが、キャッシングの返済をリボルビング払い(=リボ払い)にすると金利が15%にもなり、大変な高金利です。

月の支払いを5000円や1万円など少額にすると、なかなか完済できません。それにも関わらず、キャッシングを繰り返してしまうと、気づいたときには借金が大きくふくらんでしまっている、なんてことも。

予定外の出費が必要になると、キャッシングに頼ることが多いようですが、きちんと予算管理をして、突発的な支出にも予算を割り振っておくと、キャッシングを利用せずにすみます。

余裕をもった予算づくりが大切です。

2. 消費者金融でカードを作っちゃう

FP, お金がない (写真=Syda Productions/Shutterstock.com)

消費者金融でカードを作ると、すぐにお金を借りることができます。審査は必要ですが簡単なもので、手軽に利用できることをアピールする広告などが目を引きますが、金利は高く設定されているのがデメリット。会社ごとに若干の違いはあるものの、おおむね年利3.0%~18.0%です。

初めての利用の場合は、通常上限金利の18.0%前後。「はじめての利用の場合は30日間利息無料」などのキャンペーンをしている業者もありますが、消費者金融側はとりあえずカードを作り、利用することでリピーターになってもらうことを目的としているのです。安易にカードを作らないようにしましょう。

やむを得ず借金をする場合には、目的別のローンのほうが金利の設定が低いのでよいでしょう。

たとえば自動車を買うときには、銀行やディーラーで扱っているカーローンを利用する手があります。金利は、購入する自動車によって異なる場合がありますが、銀行、ディーラーとも、3~8%程度。借入希望金額や返済期間を提示して、勤務先や勤続年数、年収などを審査されたうえで借りることができます。

金利が高くなれば、返済しなければならない金額が高くなるので、できるだけ低金利で借りたいですね。

3. 家族や友人に借りる

FP, お金がない (写真=Jamesboy Nuchaikong/Shutterstock.com)

家族や友人であればそれまでのつきあいがあるので、事情も分かってくれて借りやすいことも多いでしょう。

返済期限を決めず、金利を0%にしてくれることもありますが、ただ、金融機関とは違って「個人情報の守秘」というルールもありません。家族や友人の好意に甘え、満足な説明もしないままいつまでも返済をしないようでは信用を失います。

そして、場合によっては周囲に漏れ伝わってしまうことも。貸したほうは「裏切られた」「不誠実だ」と不満を募らせ、借りたほうは、「周りに言いふらした」「恩着せがましい」と逆恨みをしてしまう事態になりかねません。

家族や友人に借りるなら、返済計画表を作りきちんと返すのが鉄則です。

4. 会社に黙って副業を始める

FP, お金がない (写真=fizkes/Shutterstock.com)

お金が足りないなら収入を増やす、というのは一見まともな方法です。

しかし、勤務先の会社に黙って、禁じられている副業を始めるのは大変危険です。最近は副業を認める会社も増えてきましたが、まだまだ少数派。もし会社にバレてしまったら、最悪の場合は解雇されてしまいます。解雇されたら退職金はありません。再就職も大変難しくなります。

収入アップを考えるなら、まずは就業規則をきちんと確認してからにしましょう。会社によっては仕事に生かせる資格取得で手当が出るケースもあります。仕事のスキルも収入もアップすれば、自分にも会社にも大きなメリットになるはずです。

5. ちゃんと調べもせず投資に走る

FP, お金がない (写真=Creativa Images/Shutterstock.com)

低金利の今、投資による資産運用も必要です。

ただ、お金が無いからと言って、一発逆転ねらいでよく調べもせずに投資をするのはリスクが大きすぎます。

投資は、当面使う予定のない余裕資金を運用するものです。利益が出ることもあれば、損失を出してしまうこともあり、確実に殖やすには知識と情報、時間が必要。逆に言えば、その3つがあれば、投資で資産を殖やすことも可能です。

投資をするなら、まずは余裕資金をつくり、情報収集をしましょう。

「お金がないとき」は間違った判断をしやすい

お金がないときは、間違った判断をしやすくなります。

じっくり考えれば損だとすぐにわかるようなことでも、なぜか、お金がないときほど、正反対の行動をとる場合があるのです。

長い人生、逆境の時もあります。お金がなくて困ることがあるかもしれません。

そんなときは、自分だけの判断でものごとを決めないほうが賢明。信頼できる友人や家族、専門家のアドバイスを求めるのもおすすめです。

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