(写真=Sodan)

夫婦で教育観が違う・・・そんな時の対処法。

夫婦で教育観が違う場合・・・教育費はどう考えると良い?

結婚前に、「子どもは何人欲しい?」なんて話はしたことがあっても、「子どもの教育について、どう思っている?」なんて話まではあまりしないですよね。そのため結婚後、わが子の幸せを第一優先に考える気持ちは同じであっても、教育観の違いで意見がわかれるご夫婦は決して少なくありません。そこで今回は、夫婦で教育観が違う場合、子どもの教育費はどう考えると良いのか?みていきたいと思います。

子どもの教育費は何を軸に考えると良い?

子どもの教育費,教育観,対処法 (写真=Sodan)

スヤスヤ眠る赤ちゃんの横で、とあるご夫婦にお会いしたときの話です。奥さまは「大学までの学費と結婚支援金も準備してあげたい」と仰る一方で、ご主人は「義務教育までの学費は準備するけれど、それ以降の学費までは考えていない」と仰いました。筆者との面談でご主人の本音を初めて聞いた奥さまは、驚きと不安を隠しきれない様子でした。

よくよく話を聞いてみると、ご主人は早くに父親を亡くしたこともあり、金銭的な理由から大学進学を諦めて早くに就職をしていたのです。また、結婚の際には親からの援助を断り、ご自身の貯金で挙式の費用まで準備なさったそうです。そして、そのことを後悔したことはなく、親には感謝しているとも話してくれました。だからこそ自分の子どもにも、早くから金銭的にも精神的にも自立して欲しいと考えていたのでした。

たくましいご主人の隣で話を聞いていた奥さまは幸せそうで、いつしか誇らしげな表情に変わっていました。そんな風に将来の話をしながら、まだ見ぬ第二子を含めたライフプランを作成していきました。結果的には大学進学までの学費を踏まえて考え、学費に使用しなかった場合はそのままお金を運用して、ご夫婦の老後資金に上乗せするような保険プランを選択なさいました。

このように、ご夫婦で教育観が違うというのは珍しいことではありません。では、子どもの教育費を準備するうえで、何を軸に考えると良いのでしょうか?

軸となるものはさまざまありますが、私立と公立のどちらに進学するか?で必要な教育費は大きく変わってきます。よって、まずは私立に通わせるのか否か?を1つの軸にすると良いかと思います。

そうは言っても、奥さまとご主人で意見がまとまらないこともあり得ますよね。そんな場合は、私立に通わせた場合と公立に通わせた場合のそれぞれにかかるお金の概算を出してみて、お金がかかるほうを優先してプランを立てることをおすすめします。前もって立てたプランよりも支出が下回り余剰金がある場合は、日々の生活費や老後資金などに充てれば良いわけですからね。

教育観の違うご夫婦へアドバイス

子どもの教育費,教育観,対処法 (写真=Sodan)

前述では、教育観の違うご夫婦の場合、何を軸に教育費について考えれば良いか?をお伝えしました。では、そもそもなぜ教育観の違いが生まれるのでしょうか?

教育観は、男女の違いというよりも、自身の育った環境や経験により変わってくる気がします。筆者自身は大いに両親に甘えた学生生活を送りました。小さな頃からやりたい習い事をやらせてもらい、学費に関しては大学までの学費に止まらず、留学の費用まで親が出してくれました。そのうえ、結婚するまで実家暮らしだったため、本当にお金のかかる娘だったと思います。

親にお金を出してもらうのが当たり前のまま社会人になると、自分で働いて初めてお金を稼ぐことの大変さを知ることになります。筆者の場合、そこからお金の大切さを知り今の職業にたどり着いたわけですから、やはり両親には感謝しています。

自分が苦労をしたからこそ子どもには苦労をさせまいと願う親心、苦労をした結果それが糧になったからこそ子どもにも同じ経験をさせたいと願う親心、どちらも愛情だと思います。筆者は、子どもにお金の大切さを伝えるために、学費を現金で手渡ししようかと密かに考えています。その効果は不明ですが、いつかご報告させてくださいね。

上記を踏まえて、教育観の違うご夫婦へ以下アドバイスを送りたいと思います。

ぜひ、ご主人と一緒に、自分たちの幼少期や学生時代の話をしてみてください。そして、自分たちの子どもにはどんな思いを伝えていきたいかを話し合ってみてください。単にお金を出すか出さないかだけを決めるのではなく、その裏にあるそれぞれの思いを知り、ある程度はご夫婦で統一しておくことが大切だと思います。

今回のポイント

・教育プランを立てる際は・・・お金がかかるほうを優先しよう!
・教育観の違うご夫婦は・・・自分たちの子どもに伝えたい思いを話し合おう!

ブロードマインド株式会社
執筆者:お金の専門家 星川 みゆき
30代夫婦共働き。仕事と家庭の両立に日々模索中!お金のアレコレ難しそうなことを分かりやすく、共感+αの情報発信を致します。

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