(写真=StudioByTheSea/Shutterstock.com)

ぶっちゃけ「お金を稼ぐ」にはどうすればいいの?に答えてもらった

ファイナンシャル・プランナー3人に聞いてみました

老後の不安もあるけど、旅行にも行きたいし、新作の洋服はおさえておきたい!……不安や欲求は尽きないものです。

先日も、そんな悩み多きDAILYANDS読者の働き女子から、「今の給料じゃ満足できないのでもっとお金を稼げるようにしたいんですが、どうしたらいいか分からなくて……」という、なんともストレートなご相談がありました。

改めて考えてみると、確かに「今よりもっとお金を稼ぐ」ってどうしたらいいのでしょう。けっこう難しいんじゃ……そう思う方も多いのではないでしょうか。

「お金のことは、お金の専門家に聞いてみよう!」と、各種テレビや雑誌などでも活躍されている3人の女性ファイナンシャル・プランナー(FP)さんに疑問をぶつけてみました!

「ぶっちゃけ、お金を稼ぐにはどうしたらいいですか?」

あけすけな質問に、どのようなお答えが返ってきたでしょうか。今よりもっと稼ぎたい!と思っている方、必見です。

風呂内亜矢さん「今の仕事に付加価値と希少性をもたせて」

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「お金を稼ぐためには『付加価値』と『希少性』というキーワードを意識すると、行動に繋げやすいです」

こう話すのは、DAILY ANDSの連載「確定拠出年金、始めました。」でもお世話になった風呂内亜矢さんです。風呂内さんのコメントは次の通り。

◆仕事に付加価値を

現在している仕事に「付加価値」を持たせるには、まず、仕事の質をいかに上げるかを意識しましょう。実績を残していくことも良いですし、会社から報奨金が出るような資格の取得を目指す、といったことも効果的です。

転職や副業など、新たな取り組みをしなくても付加価値を上げることはできるのです。

◆希少性の高さを強みに

希少性は、自分の得意を掛け合わせると生まれやすくなります。

  • デザインができる
  • 中国語を話すことができる

例えばこの2つ。片方だけ当てはまる人は一定数いるかもしれません。けれども、両方を兼ね備えるとなると人数はぐっと絞られます。

得意とするスキルを掛け合わせて、自分の強みを再確認してみましょう。希少性は自身の価値を強めるだけでなく、仕事の単価を上げる可能性も高めてくれます。

これは副業を始めるときにも使えるやり方。副業に取り組むことで本業の仕事の進め方などが改善することもありますよね。ただし、時間や労力と天秤にかけたとき、最初からワリの良い収入が得られると、期待しすぎないほうがよいでしょう。

副業は、すぐ収入につながらなくても楽しめることからスタートし、ゆっくり育てていくのがおすすめです。本業に負担がかからない範囲でじわじわと稼ぎを上げていくスタイルなら、無理なく着実にスキルと経験を積んでいけるため、上乗せできる生涯年収は大きくなりやすいです。

高山一恵さん「ロボットにはできないオンリーワンのスキルを」

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自分の価値をアップさせる方向性として、「ロボットや他人では代わりの効かない、オンリーワンのスキルを身につけましょう」とアドバイスするのは、DAILY ANDSの連載「FPだけどマンション投資 -セカンドインカム生活を-」の著者、高山一恵さんです。

高山さんのコメントは次の通り。

◆代わりがきかない人になる

これからの時代は、IT化、グローバル化がますます進展していきます。単純作業のような仕事はロボットが代替するか、あるいは、日本よりもっと賃金が安い地域の人々が雇われることになるでしょう。

21世紀を生きる私たちがお金をきちんと稼ぐためには、ロボットや他人では代わりがきかない「オンリーワンのスキル」を身に付けることが大切です。

「オンリーワン」といっても、難しく考えることはありません。例えば、プレゼン資料を作る際に「誰よりも分かりやすい資料を作成できる」ことや、何か問題が発生したときに「社内調整が抜群にうまい」こと。これらも立派なオンリーワンのスキルといえます。

◆「卓越した能力を持つ」のがポイント

人生100年時代を迎える現代では、「長く働き続ける」ことが求められています。これからどのようなスキルを身に付けるかを考えるなら、「長期的に活用できるか」という視点も重要です。トレンドを追うより、普遍的かつ負担の少ないスキルがよいでしょう。

例えば「FP(ファイナンシャル・プランナー)」で言えば、FPの資格に「営業力」というスキルをプラスし、掛け合わせで能力をみがいていくと「稼ぎ力」は各段にアップしやすくなると思います。

もし、特別なスキルに思い当たらなければ、「コミュニケーション力」をみがくことをおすすめします。言ってみれば、「コミュニケーション力」はどんなスキルに掛け合わせても役立つ万能スキル。

実際、コミュニケーション能力が高く、幅広い人脈を作れる人ほど「稼ぎ力」も高い傾向にあるのはご存じでしたか?

コミュニティーに参加するなどして多様な人と積極的に交流し、コミュニケーション能力を磨いていきましょう。

前野彩さん「収入じゃなく『手取り収入』を増やす」

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仕事での収入アップとは違った方向での「稼ぎ方」を教えてくれたのは、DAILY ANDSで連載「事実婚でパートナーと歩む」を執筆いただいた前野彩さん。

前野さんは「単純な収入増だけを考えるのではなく『支出をいかに減らし、手元に残るお金をいかに多くするか』も考えましょう」と呼びかけます。

なぜなら、会社員がスキルアップして昇給するには長期計画が必要で、強い意志と時間が必要だから。

「例えば投資は、資産を生む反面、経済などの知識を身に付ける必要があります。一方、手軽に不用品を販売できるアプリを使って収入を増やす場合も、梱包や発送など細やかな対応は必要です」(前野さん)

今よりも収入を増やすって、実際はかなり大変なこと。そこで、「稼ぐ」ではなく「手取り収入を増やす」と発想を変えてみましょう、というわけです。

具体的には、確実に手取り収入が増やせる方法として前野さんがおすすめしてくださったのが、社会保険と税制の活用です。前野さんのコメントは次の通り。

◆社会保険(健康保険・雇用保険)を活用する

不慮の事故や病気になった場合、健康保険の「高額療養費制度」が使えます。仮に1カ月間入院したとしても、自己負担額は6万~9万円ほどで済みます。

さらに、会社員が病気やけがを理由に長期間にわたり会社を休む場合、給料日額の3分の2相当が「傷病手当金」として給付される制度もあります。

このように、社会保険の保障はかなり手厚いのです。これらを知ったうえで、今入っている医療保険を見直してみましょう。保険料の節約につながるかもしれません。

雇用保険には、技能や専門資格によっては取得する際に一部の経費を「教育訓練給付金」として支援してくれる制度もあります。専門知識をつけて昇級を目指すときにも役立ちますね。

◆税制メリットを生かす

税制度には、賢く使えば損をしないだけでなく、お得になるもの少なくありません。税制メリットで注目されている「iDeCo(個人型確定拠出年金)☆」もその一つ。

iDeCoを活用すると、老後の年金として一定額を積み立てていくだけで最低でも掛金額の15%(所得税5%+住民税10%)分、税金が安くなります。

毎月1万円ずつ積み立てたとすると、年間で1万8000円もお得になる計算です(12万円✕15%)。さらに、これは所得税率が高い人ほど、税金の節約効果が高くなります。

社会保険と税制の活用で毎月1万円が浮いたとします。これを時給850円のアルバイトに換算すると、約12時間分!

「本業とは別に稼いでお金を増やす」だけでなく、無駄な支出を減らして「内側で得をする」という方法を活用しない手はありません。ぜひ実践してみてください。

個人の価値を高めることこそ「稼ぐ力」への近道!

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「稼ぎを増やす」と考えると、どうしても「転職」や「副業」をイメージしがち。しかし、まずは自分にしっかり投資をしてスキルアップすることが重要なんですね。

「自分の価値を上げることこそ、稼ぐ力をつける近道」という言葉は、確かに納得。さらに、制度を賢く活用して出ていくお金を抑えることも忘れないようにしたいですね。

さあ、稼げる女を目指して、今日から始められることを探していきましょう!

【この記事に登場した女性FPさんの記事がこちら!】
・風呂内亜矢さん
#01 実はキツイ!?「確定拠出年金」お金にズボラな私でもできるか聞いてみた
・高山一恵さん
連載:FPだけどマンション投資 -セカンドインカム生活を-
・前野彩さん
連載:事実婚でパートナーと歩む

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