(画像= fizkes/ShutterStock)

優待だけじゃない!10万円で「おトク」な株投資を始めよう

高配当もこんなにある

株に投資するには十分な資金が必要………ではなく、実は10万円もあれば買える銘柄が結構あったりします。

今回は10万円以下で買えるだけでなく、株主優待制度が利用できたり高配当だったりと魅力あふれる銘柄をご紹介しましょう。(いずれも100株から購入可能)

※記事に出てくる数値・情報はすべて編集時点(2017年11月)のものを反映しています

10万円以下、5万円前後で買える優待銘柄6選

10万円以下で手に入る銘柄は意外に多く、いざ買おうとなると迷ってしまうかも知れません。

ここで注目したいのが株主優待制度です。まずは株主としての地位を満喫することを目的に、優待制度の評判がよく5万円前後で買える銘柄を見てみることにしましょう。

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像= Asier Romero /ShutterStock)

コックス <9876>

コックスはイオン系のカジュアル衣料専門店です。多くのショッピングセンターに出店しているほか、2010年には同じイオン系のブルーグラスと合併し、地盤をより強固にしました。株価は263円なので、最少投資額は2万6300円で済みますね。

同社の株主優待は、決算期の2月に所有株式数に応じた株主優待券が提供されるもの。コックスの店舗とオンラインショップで利用できます。

  • 100株〜499株 =2000円分 1枚
  • 500株〜999株 =2000円分 2枚
  • 1000株〜1999株=2000円分 3枚
  • 2000株〜    =2000円分 5枚

パスポート <7577>

インテリア雑貨や生活雑貨の専門店であるパスポートは、首都圏を軸に全国展開しています。資本業務提携でRIZAPグループの傘下に入った同社の11月21日の終値は519円ですので、最少投資額は5万1900円に。

1000株以上だと自社の製品セットがもらえますが、100株でも500円相当の割引券がもらえるのは嬉しいですね。

  • 100株〜999株 =500円相当の買物優待券
  • 1000株〜4999株=5000円相当の自社製品セットから1種類
  • 5000株〜9999株=5000円相当の自社製品セットから2種類
  • 1万株〜    =5000円相当の自社製品セットから3種類

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像=ShutterStock/ Africa Studio)

山喜 <3598>

紳士用ドレスやカジュアルシャツの大手である山喜も手が出しやすい銘柄です。11月21日の終値が270円ですから、最少投資額は2万7000円。

同社の株主優待では、3月と9月の半期ごとに、直営店やオンラインショップで使えるお買物券が持ち株数に応じてもらえます。100株でも1000円。3万円弱の投資額で、1000円券がもらえるのは結構おトクかも知れません。

  • 100株〜199株=1000円券
  • 200株〜1999株=2500円券
  • 2000株〜5999株=2500円券2枚
  • 6000株〜9999株=2500円券 3枚
  • 1万株〜    =2500円券5枚

テンアライド <8207>

テンアライドは、首都圏を中心に「天狗」ブランドの居酒屋や和食レストランを直営しているチェーン居酒屋の老舗。同社の11月21日の終値は449円で、最少投資額は4万4900円です。

株主優待は、毎年3月31日と9月30日現在の持ち株数に応じて、6月下旬と12月中旬の年2回、飲食券が提供されるというもの。100株でも年間2000円相当の飲食券がもらえます。炭火串焼やピザ&ステーキのお店もあるので、いろいろと楽しめそうですね。

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像= Thanapon ch/ShutterStock)

  • 100 株〜499株=1000円(年間2000円)相当
  • 500株〜999株=5000円(年間1万円)相当
  • 1000株〜   =1万円(年間2万円)相当

シダックス <4837>

シダックスは給食や食堂運営受託大手の企業ですが、車両運行や施設管理の外注受託が経営の第2の柱にまで成長しています。なかでも、同社の併営するレストランカラオケ「SHIDAX」は広く知られるところ。11月21日の終値は444円。4万4400円からの投資で株主になれます。

株主優待では、毎年3月31日の持ち株数ごとに、レストランカラオケSHIDAXの店舗でルーム料金や飲食代として使える株主優待券がもらえます。1回の利用で5枚まで使えるのも良いですね。

  • 100株〜499株=540円券5枚(2700円分)
  • 500株〜   =540円券25枚(1万3500円分)

タカショー <7590>

ガーデニング品の取り扱いで国内トップクラスのタカショーは、中国やヨーロッパ、北アメリカなどでの海外事業を強化中です。11月21日の終値は544円。こちらも5万円前後で購入できますね。

株主優待制度は「友の会」スタイルで、「タカショーガーデン友の会」に入ると、好きな商品を優待価格で購入できるカタログが年2回送られてきます。それと合わせて、タカショーオリジナルカレンダーも年2回もらえますよ。

ちなみに200株以上の株主には自社製品のプレゼントがあったり、そのほかイベントへの招待などもありガーデニングファンにはうれしい内容ではないでしょうか。

10万円前後の優待銘柄は?

手持ち金が10万円になると、魅力的な銘柄も豊富になってきます。特に筆者が薦める優待銘柄をご紹介しましょう。

ひらまつ <2764>

ひらまつは高級フレンチの老舗です。フランス料理店が主軸ですが、日本料理店やホテル事業にも参入しています。11月22日の終値は549円ですので、5万4900円から投資できます。

株主優待、ひらまつグループのレストランやホテルの飲食代・宿泊代の割引サービスに加え、披露宴会場使用時の割引サービス、オンラインショップでのワイン代割引サービスなどがあります。

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像= David Tadevosian/ShutterStock)

また晩餐会のような株主フェアがあり、有償ですが100株以上の株主が申し込むことができます。ひらまつやASO、ポール・ボキューズなどのお料理がリーズナブルに堪能できるので、自分へのごほうびとしても使える優待銘柄とも言えそうですね。

  • 100株〜499株=レストラン・ホテル料金10%割引、通信販売のワイン代20%割引
  • 500株〜   =レストラン・ホテル料金20%割引、通信販売のワイン代20%割引

ジェイグループホールディングスHD <3063>

東海地方を地盤として、居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」などの飲食店を展開している会社で、大型結婚式場や不動産事業も手掛けています。11月21日の同社終値は854円。最少投資額は8万5400円となります。

株主優待は、2月末と8月末の年2回、系列店で使えるお食事優待券をもらえます。100株でも年間で4000円。お食事券を食品やお酒に交換できますので、近くに対象店舗がなくても優待生活を楽しめますね。

  • 100株〜199株=2000円分を年2回
  • 200株〜599株=4000円分を年2回
  • 600株〜999株=8000円分を年2回
  • 1000株〜  =1万2000円分を年2回

アトム <7412>

アトムは、名古屋を軸に「ステーキ宮」や「にぎりの徳兵衛」などを手掛けている外食チェーン。現在は、居酒屋「甘太郎」などを中心に、広くは海外まで幅広い飲食チェーンを展開する コロワイド <7616> のグループ傘下に入っています。

アトムの11月21日終値は855円ですから、最少投資額は8万5500円ですね。

株主優待では、6月末と12月末の年2回、持ち株に応じて優待カードに貯まっていくしくみになっています。 ポイントは店舗でも使用できますし、近くに店舗がない場合は優待商品として各地の特産品を選んで購入することもできます。

またコロワイドグループのお店でも使えて、その傘下には北海道系居酒屋の「いろはにほへと」や回転寿司「かっぱ寿司」などもあるのでいろいろと選べそうですね。

  • 100株〜499株=2000ポイント(2000円相当)
  • 500株〜999株=1万ポイント(1万円相当)
  • 1000株〜   =2万円ポイント(2万円相当)

AFC−HDアムスライフサイエンス <2927>

健康食品の受託製造を主業務とする会社で、葉酸をはじめとするサプリや美容商品など自社ブランド品の販売・卸にも力を入れています。子会社を通じて漢方薬事業も展開中。11月21日の終値は842円なので、最少投資額は8万4200円ですね。

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像= TKBstudio1985/ShutterStock)

株主優待は2月末の年1回。優待カタログ掲載商品を30%オフで購入できる割引券がもらえます。

同社で注目したいのは優待利回り。100株では割引券だけですが、1000株になると商品引換券が3万円相当となるので、ぐんと高くなります。持ち株数が増えれば優待利回りも高くなるという銘柄が少なくなっている今、目に留めておきたい銘柄ではないでしょうか。

  • 100〜499株=優待商品の30%割引購入券3枚
  • 500株〜999株=優待商品の30%割引購入券3枚と1万円相当引換券
  • 1000株〜  =優待商品の30%割引購入券3枚と3万円相当引換券

毎日コムネット <8908>

学生マンションを地主に提案し、一括借り受けするサブリースを事業の柱とする毎日コムネットは、合宿旅行や新卒採用支援などの事業も手掛けています。同社の11月21日の終値は814円。最少投資額は8万1400円です。

株主優待では、企業の福利厚生サービス代行の業界最大手、ベネフィット・ワン <2412> が運営する「ベネフィット・ステーション(ダイジェストコース)」のサービスを、会員として1年間利用できます。

サービスには、全国の温泉旅館やリゾートホテル、レンタカーから、映画館、遊園地、引越し、人間ドックまで多彩にそろっているのがうれしいところ。会社で定期的な人間ドッグ受信が義務づけられていないというような人には、メリットの大きい優待ですね。

きちり <3082>

きちりは、関西から関東に軸足を移しながらカジュアルダイニング「KICHIRI」を直営展開する傍ら、自社の外食チェーン運営基盤を生かした飲食店プラットフォーム事業を進めています。

タニタとの業務提携による「丸の内タニタ食堂」はその成功例で、現在、タニタとの提携は解消していますが、関東を中心に、プラットフォーム事業による店舗出店は続いています。また、アジア市場も見含めたイタリア食材の小売・外食・卸売事業を展開するなど、業績は好調です。

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像=ShutterStock/F16-ISO100)

11月21日の終値は762円ですので、最少投資額は7万6200円になりますね。

株主優待制度は、年に1度、運営店舗で利用できるお食事券がもらえます。関東中心ですが、女性に人気の高いお店が並んでおり、優待を十分に楽しめそうですね。

  • 100株〜499株=お食事券3000円分1枚
  • 500株〜   =お食事券3000円分3枚

田谷 <4679>

田谷は、関東首都圏と福岡を地盤に直営美容室「TAYA」を全国にチェーン展開しています。「TAYA」が高級美容室志向である一方、低価格業態の美容室として「シャンプー」も手掛けており、人気を呼んでいます。11月21日の終値は667円。6万6700円から投資できます。

株主優待は、3月末と9月末の2回、持ち株数に応じて店舗でのサービス利用券がもらえます。自社オリジナル商品を含むヘアケア商品と引き換えることもできるので、来店できる範囲に店舗がなくても優待券が無駄になることはありません。

  • 100株〜499株=2160円(税込)券1枚
  • 500株〜999株=6480円(税込)券1枚
  • 1000株〜   =6480円(税込)券2枚

⑧JBイレブン <3066>

JBイレブンは、東海地方を地盤にラーメンの「一刻魁堂」や中華「ロンフーダイニング」、回転寿司の「元気寿司」などを展開しています。同社は、2017年3月31日の株式分割(立会外分売 ☆)により、10万円以内の準備金で投資可能になった銘柄です。

例えば、分割前の株価は2月で約1400円だったため最低投資額は約14万円ほどでしたが、11月21時点の終値は810円ですので、8万1000円で済みます。

株主優待は年2回、3月末と9月末の保有株数に応じた枚数分の500円お食事券が進呈されます。100株だけでも1000円(500円×2枚)のお食事券が年に2回(2000円相当)もらえるので、 嬉しい内容ですね。

  • 100株~499株 =1000円相当×2
  • 500株~999株 =5000円相当×2
  • 1000株~1999株=1万円相当×2
  • 2000株~   =1万5千円相当×2

☆立会外分売(たちあいがいぶんばい)とは?
取引所などの取引時間外(=立会外)で、大株主からの大量の売り注文を、多くの投資家に小口に分けて売り出す(=分売)売買方法です。投資家数の拡大や、流動性の向上などを目的に、多数の銘柄で実施されています。(参考:「SBI証券|投資基礎講座 立会外分売」)

優待も良いけど配当も!10万円以下で買える高配当銘柄

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像=racorn/ShutterStock)

ここで少し観点を変え、高配当が予想できる銘柄を見てみましょう。 東証1部上場銘柄の平均配当利回りは、2017年現在1.9%前後。十分高利回りといえる3%超えの銘柄を中心にそろえました。 もちろん、最低投資金額10万円以下です。

クリップコーポレーション <4705>

クリップコーポレーションは、愛知県を地盤に、小中学生向けの学習塾と、幼児から小学低学年までの児童を対象としたサッカー教室を事業の2本柱にしています。

  • 最少投資額=9万3900円(11月21日終値:939円)
  • 配当利回り(会社予想)=4.25%

サンウッド <8903>

サンウッドは、都心の好立地にグレードの高い物件を販売しているマンション分譲の中堅企業です。首都圏地盤の分譲大手タカラレーベン <8897> が筆頭株主を務めています。

  • 最少投資額=6万1700円(11月21日終値:609円)
  • 配当利回り(会社予想)=4.11%

優待, 高配当, 銘柄, 10万 https://daily-ands.jp/cdn/posts/main_visual/5a260c4673f3214dfc62a70c_720_480.jpg

明和地所 <8869>

マンション中堅の明和地所は「クリオ」のブランドを主軸に、東京や神奈川など関東から札幌、福岡に至るまで、幅広く事業を展開しています。

  • 最少投資額=8万4200円(11月21日終値:842円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.56%

プロスペクト <3528>

プロスペクトは、繊維事業からマンション分譲へと事業転換し、企業規模を拡大しました。その後も、M&Aにより注文住宅や建設業、新しいところではソーラー事業も展開するなど、事業多角化を進めています。

同社は2017年3月から、福島県のプロサッカーチーム「福島ユナイテッドFC」のスポンサーとなっています。また、同社のファンド部門であるプロスペクト・アセット・マネージメントは福島地銀2行の大株主でもあり、今後の動きを注目したい銘柄です。

  • 最少投資額=5万9000円(11月21日終値:59円、単元株数:1000株)
  • 配当利回り(会社予想)=6.78%

エスイー <3423>

エスイーは、建設・建築用の資機材を製造・販売している会社。プレストレスコンクリート用の定着工法で成長を遂げています。

  • 最少投資額=5万6400円(11月21日終値:564円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.2%

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像=ShutterStock/S_L)

誠建設工業 <8995>

誠建設工業は、大阪府堺市を中心に、低価格の戸建て分譲住宅事業を展開している地域密着型の不動産会社。注文住宅建築やリフォームも手掛けています。

  • 最少投資額=7万7500円(11月21日終値:775円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.23%

ZOA <3375>

バイク用品も販売するPCショップを運営しています。静岡県を中心に、秋田県から徳島県まで25店舗を展開(2017年11月現在)。併せて、オンラインショップ「e-zoa.com」も運営し、注力しています。

  • 最少投資額=8万2000円(11月10日終値:820円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.05%

ムーンバット <8115>

ムーンバットは日本を代表する洋傘メーカー。スカーフや毛皮、宝飾品、帽子なども取り扱っており、百貨店でのシェアが高くなっています。

  • 最少投資額=9万2000円(11月21日終値:920円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.26%

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像=ShutterStock/Laila R)

日本アンテナ <6930>

日本アンテナは地デジ放送用アンテナ3大メーカーの一つで、電波障害対策工事でも上位に入ります。フィリピン、アメリカ、ドイツ、中国などに販売拠点を持つなど、海外進出にも積極的です。

  • 最少投資額=6万4500円(11月21日終値:645円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.23%

三共生興 <8018>

三共生興は、1920(大正9)年創業という老舗のファッション、繊維関連商社。イギリス王室御用達ブランド「DAKS(ダックス)や、美しいプリントで名を馳せるパリブランド「LEONARD(レオナール)」を手掛けています。

  • 最少投資額=4万7500円(11月21日終値:475円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.23%

クエスト <2332>

クエストは、システム開発事業を主力とする総合情報サービス企業。半導体メーカーや通信、金融分野に強く、マイクロソフトや日立製作所 <6501> の製品パートナーにもなっています。

  • 最少投資額=10万500円(11月21日終値:1,005円)
  • 配当利回り(会社予想)=2.94%

ツヴァイ <2417>

結婚相手紹介サービスで広く知られるツヴァイは、イオングループ傘下の企業で、会員数3万人を超える業界トップ。全国に拠点があり、独自の「価値観マッチング」サービスが好評です。最近は自治体向けの婚活支援にも力を入れています。

  • 最少投資額=8万1200円(11月21日終値:812円)
  • 配当利回り(会社予想)=3.68%

さっそく10万円を用意しよう!

優待, 高配当, 銘柄, 10万 (画像=benik.at/ShutterStock)

さっそく投資を始めようと思っても、手元に資金がない……という場合は、株式投資のために少しずつ貯金することから始めてみましょう。一気に10万円を貯めるとなるとハードルが高いかもしれませんが、最初から無理せずコツコツと貯めるのがポイントです。

貯金した10万円で株主優待を利用したり、配当金を得たりしている自分の姿を想像しながら貯めるのもいいかもしれません。

ボーナスのうち10万円分を株式投資にまわす、というのもおすすめです。

資産運用を考えている方も、もう少し投資を増やしてみようかなと思っている方も、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

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