(写真=Ivanko80/Shutterstock.com)

トータルバランスが大事!ちょっとだけ「投資信託」のハナシ

投資信託でプチリッチ! 『投信ウーマン』

老後のお金の不安を解消したい、プチリッチになりたい、会社員のさくら(42)、FPの佳子(45)、フリーライターの美香(40)のアラフォー独身三人組が、資産形成に最適なツール「投資信託」を使って、投資にチャレンジ!する物語です。 今回三人は、秋のおしゃれを手に入れようと銀座のセレクトショップに来ています。

投資信託には二つの儲けがある

さくら「このワンピ可愛い!」

美香「ダメダメ。フリフリワンピなんて。シンプルコーデにパンチの効いた小物を効かせて、トータルでシックに仕上げる。それこそオシャレ上級者でしょー!」

佳子「トータル、か。オシャレも投資信託と同じってわけね!」

さくら「佳子さん、どういうこと?」

佳子「投資信託の儲けには『売却益(キャピタルゲイン)』 と『分配金(インカムゲイン)』の二つがあって、トータルのリターンで考えることが大切なの」

さくら「えっ!投資信託って儲けが二つあるの!凄いじゃない!」

画像縮小 出所:筆者作成

佳子「ところがそう単純な話じゃないんだなー」

さくら「?」

佳子「一つ目の『売却益』 は、投資信託の価格がどう動くかで決まるの。投資信託の価格は『基準価格』 と呼ばれていて、多くは『一万口当たり○円』 と表示されるのね。その基準価額が、投信を買った時よりも値上りして売却(解約)すれば儲けることができるし、値下がれば損するわけ」

美香「なるほど。もう一つの『分配金』 は?」

トータルリターンを確認することが大切

佳子「投資信託には、決算の時に、投資家に対して分配金を払う仕組みがあるのね。分配金のない投資信託もあります。ただ分配金は、投資しているファンドの純資産総額から支払われるので、分配が行われると、その相当額分の純資産残高が減り、基準価額はその分下がってしまうのね」

さくら「えー!じゃあ、分配金を貰っても、投資したお金が増えているってことじゃないの?」

佳子「そうなの。投資したお金が増えているかどうかは、投資信託を買った時よりも基準価額がどのくらい値上がりしたのか、分配金はいくら貰ったか、を合わせた『トータルリターン』 を確認することが大切なの」

美香「そっか。たとえ分配金を貰ったとしても、基準価額が大きく下がってしまったら損をしている訳だし、『儲けはトータルリターンで考える!』 ことが大事なのね」

さくら「(白シャツを手にとって)抜け感のある白シャツにジーンズ、パンプスは、じわじわきているレッドで攻めるのは?」

美香「良いんじゃない?トータルでレディに格上げしそう!目線釘付け間違いなしね!」

(続く)

岡田 禎子
「投資は面白い」がモットーなFP
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)。 証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴らしさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆とセミナーなどで活動中。

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