(画像=ShutterStock/Nikolay Kokorin)

これなら分かる「アベノミクス」超!カンタンに説明しちゃおう

結局アベノミクスってなに?

こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

まだまだアベノミクス景気に沸いている日本ですが、そもそもアベノミクスって何かわかっているでしょうか。

今回はこのアベノミクスを、株とお酒が好きなDAILY ANDSのゆるキャラ「あんずちゃん」と共に、経済知識ゼロでも分かるように解説してみることにしましょう。

>☆あんずちゃんとは?

アベノミクスの目的は何?

(DAILY ANDSのゆるキャラあんずちゃん)

婚活FP山本(以下、山本):それでは今日は少しだけ経済の勉強をしましょう。

あんずちゃん(以下、あんず):よろしくお願いします!

山本:まず、アベノミクスの説明をする前に、そもそも、なんでそんなことをしようとしているのか、っていう部分を説明します。

あんずちゃんが普段、お酒を飲んだり、株を買ったりできるのは、あんずちゃんが働いてお金を稼いでいるからだよね?

あんず:そうです!もっとたくさん給料をもらえたら、あんなことや、こんなことも……。

山本:もし、もっとお金をたくさん稼ぐことができたら、普段、できることが増えますよね。でも今の日本は、頑張って働いても、中々、給料が上がりにくい時代になっています。こういうのを「不景気」って言います。

あんず:ふむふむ。

山本:そして、この「不景気」という状態を、日本という国は色んな理由があって中々終わらせることができない。

この状況が続いたら日本人が皆不幸になっちゃうから、なんとかしなくちゃ、とお国のエラい人が考えたのが「アベノミクス」です。

アベノミクスのそもそもの目的は「不景気」を終わらせて、みんながもっといっぱいお金を稼げるようにすることなんですね。

アベノミクスの「3本の矢」とは?

(画像=ShutterStock/Nikolay Kokorin)

山本:ここまでは大丈夫かな?

あんず:大丈夫です。でも、どうやって不景気を終わらせるんですか?

山本:アベノミクスには「3つの対策」があって、「3本の矢」と呼ばれています。今日はこのアベノミクスの3つの中身を、なるべく分かりやすく説明するね。

1.世のなかのお金をいっぱい増やす(金融政策)

(写真= interstid/ShutterStock)

山本:アベノミクス「第1の矢」は世の中のお金をいっぱい増やすこと。

あんず:お金を増やす?1万円札をいっぱい印刷するんですか?

山本:お金は国が造幣局というところで作ってるんだけど、作ったお金はそのままハイあげる、とはできないことになっています。この辺の理由は難しいから省略。とりあえず、できない。

だから国は、銀行が持ってる「国債」を買うことにする。そうやっていったん銀行にお金を渡して、銀行を通して世の中にお金が渡るようにします。

あんず:国債って何?

山本:国債っていうのは、簡単に言ったら「国の借金」のこと。つまり、国が銀行から国債を買うということは、銀行から借りていたお金を返済することと同じなんです。本当は、将来返せばいいお金を、今すぐに返したわけ。国はいっぱい借金してるんですよ。

あんず:国が借金をしている……。

山本:子どもの頃、お父さんやお母さんから「お友達からお金を貸したり、借りたりしたらダメ」と教わった人も多いと思うけど、それはまだお金のことを知らないから。お金のことをしっかり勉強したら、国のようにお金の貸し借りをするのは決して悪いことじゃないんです。 例えば、あんずちゃんの回りでも、住宅ローンっていう借金をして家を買った人もいるのでは?

あんず:そういえば………。

山本:そして国がたくさんのお金を世の中に増やしたらどうなるかと言うと、物の値段(物価)が上がります。

あんず:なぜ?

山本:ここに現金1000円があったとします。毎月のお小遣いが500円の子どもにとってはとても貴重な金額だけど、オトナにとっては「たった1000円」って感じますよね。

あんず:ふむふむ。確かに、昔は1000円ってすごく高い気がしていたなぁ……CD1枚買う時もすごくドキドキしていました。

山本:お金がたくさんあるっていうことは、それだけ「お金」の価値が下がるっていうことなんです。今、あんずちゃんが子どもの頃のCD1枚と同じだけの「ドキドキ感」を得ようと思うと、いくら買い物する必要がある?

あんず:旅行1回分、10万円とかかなぁ。

山本:あんずちゃんにとって、かつて1000円で買えていた「ドキドキ感」が、今は10万円かかるようになっているということですね。

繰り返すと、世の中にお金が増えると、お金の価値が下がる。お金の価値が下がるということは、これまで1000円で買えていたものが、10万円出さないと買えなくなる。つまり、モノの価値が上がる。モノの価値が上がるということは、物価が上がる。物価が上がると、給料も増えます。

あんず:やったー!

山本:こうして景気をよくしていこう、というのがアベノミクスの「第1の矢」です。

2.国がお金をいっぱい使う(財政政策)

(画像=ShutterStock/ShutterstockProfessional)

山本:アベノミクス「第2の矢」は国がお金をいっぱい使う、ということ。

あんず:国がお金をいっぱい使うと景気が良くなるの?

山本:そうです。例えば、道路を作ると、国はその道路を作った人にお金を払うよね。道路を作ったのがあんずちゃんの勤める会社だったら、まず会社が儲かって、あんずちゃんにボーナスが出るかもしれない。ボーナスが出たらどうする?

あんず:ボーナス!嬉しい!!エステに行って、ブランドバッグを買いに行って、あと、かおりんと旅行に行って、行きたいレストランがあったからそこにも行って、……それから……。

山本:あんずちゃん、物欲がすごいね(笑)。そうやってあんずちゃんがたくさんお金を使うと、さらにそのお金を払ったお店が儲かって、そこで働いてる人がもらえるお金が増えます。こうやって皆が儲けて、皆でお金を沢山使えば、景気は良くなるんです。

でも今は、皆がなかなかお金を使わないから、お店も儲からなくて、皆が使えるお金も増えない状況になっています。

あんず:なるほど。お金をたくさん使うって大事なんですね!

3.ダメだった事を「いいよ」にして成長させる(成長戦略)

(画像=ShutterStock/Dean Drobot)

山本:アベノミクス「第3の矢」は、今までダメだった事を少しだけ「いいよ」にすること。

あんず:ダメだった事を少しだけ「いいよ」にする?

山本:例えばあんずちゃんも会社から、色んなことで「~しちゃダメ」って言われたりしない?

あんず:あります。

山本:人はあんまりダメダメ言われると、やりたい事も中々できないし、やれることも限られてくる。こういうルールを政治の世界では「規制」と呼びます。で、この「規制」は国が決めるんだけど、その国が少しルールを緩めますってしたのが、アベノミクスの「第3の矢」である規制緩和。

あんず:規制緩和?

山本:例えば、今までなら「17時までには家に帰って来なさい」って言われてたのに、「これからは18時までには帰ってね」に変わったら、1時間長く遊べるよね。そしたらその分遠くに行くこともできるし、よりじっくり遊ぶこともできる。

そもそもルールっていうのは、やりたい事ができなくなる代わりに、危険から身を守るものです。でも、守られてばかりじゃなにもできないのは子どもも大人も企業も同じ。

だから今回は成長戦略と言って、国がルールを少し緩めて、ちょっと危険は増すけど日本を成長しやすい環境にしたってわけ。例えば、実際に行われた規制緩和には次のようなものがあります。

  • 電力・ガス小売市場の自由化。従来の電力会社・都市ガス会社以外も、電力やガスを売れるようになりました。
  • 従来の電力会社等からしたら顧客を取られるリスクがある代わりに、業界全体としては(価格)競争を促せるため(電力:16年4月〜、ガス:17年4月〜)
  • 法⼈実効税率の引下げ。企業に課される「法人税」の税率が下がりました。
  • 国が税収が減るリスクを取る代わりに、その分企業に給料や設備投資等に回すお金を確保してもらいやすくできます(2014年度34.62% → 2015年度32.11% → 2016年度29.97% → 2018年度29.74%)

あんず:ニュースで聞いたことあるけど、こういうことだったんだ〜。

山本:ルールを緩くする代わりに、皆ガンバってね!っていうのが「第3の矢」です。

あんず:分かりやすい!

お金の勉強もガンバって!

(写真= Vladeep/ShutterStock)

山本:ここまで説明したのがアベノミクスの基本。でも、まだ「景気を回復させる」という当初の目的は達成されていないので、今もアベノミクスは続いています。これからどうすべきか?については色んな意見があるから、ニュースに注目していくと良いね。

あんず:なるほど。

山本:こういうお金や経済の勉強をするのはとっても大事なこと。もちろん、仕事も大事だけど、お金はどうやったら稼げるのか、そして、お酒やエステ以外にも、人生ではどんなことにどれだけお金が必要か?知っておいた方が、日々の仕事のやり方も変わるんじゃないかな。

あんず:そっかー。ところで山本さんは「婚活FP」として活動していますが、お金の勉強は婚活にも役立ちますか?

山本:お金の知識を持っている女性は、年収の高い男性からモテます。例えば、「青田買い婚」をした女性がいまして……この話は先日、コラムに書いたのでぜひ読んでみてください(笑)。

あんず:読んでみよ〜っと。ありがとうございました!

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