(写真=Sodan)

40代で結婚したら「老後」と「教育」どっちが優先?

晩婚の私たち。教育費と老後資金、どっちを優先にしたら良いの?

近年、若い頃は仕事や趣味などを楽しんで、落ち着いた頃に結婚したというご夫婦も増えています。そんな晩婚のご夫婦のなかには、子どもを授かりたいけど教育費や自分たちの老後のお金が心配……という方も少なくありません。そこで今回は、教育費と老後資金の優先順位のつけ方をアドバイスいたします。

晩婚夫婦の金銭感覚

晩婚夫婦,老後資金,教育資金 (写真=Sodan)

女性の社会進出が進んでいる影響もあり、近年では40歳を過ぎてからの結婚も珍しくなくなってきましたよね。そんな晩婚夫婦は、特に金銭面において気をつける必要があります。それにも関わらず、筆者が実際にファイナンシャルプランナー(FP)として個別相談を受けると、金銭面に対する危機感の薄い晩婚夫婦が多いように感じます。

では、一体なぜ危機感が薄れがちになるのでしょうか?

たとえば、40代で互いに初婚のご夫婦を想像してみてください。40代まで無職や学生という方は少数ですので、男女とも社会人ということが一般的ですよね。会社員で考えれば、40代まで仕事を続けている方は、社内での立場もそれなりになっていることでしょう。場合によっては、ご夫婦ともに管理職ということも十分考えられます。

いずれにせよ、20代で結婚したご夫婦よりも、当然世帯収入は高くなりますよね。そのため、ご夫婦とも金銭面で困っておらず、むしろ金銭的には余裕があることも珍しくありません。この“現在、金銭的で困っていない”という点が、晩婚夫婦の金銭面における危機感の薄さにつながっているといえそうです。

晩婚夫婦と貯蓄

晩婚夫婦,老後資金,教育資金 (写真=Sodan)

一方、貯蓄という点で考えると別の面が見えてきます。今後、「定年までにもらえる収入」を考えると、20代で結婚したご夫婦より当然少なくなりますよね。つまり、若いご夫婦と比較すると、老後のための貯蓄に回せる金額が少ないということです。

そのうえ、若くして結婚したご夫婦と比較すると、晩婚夫婦は生活レベルが高くなりがちです。たしかに、収入自体が高いので、その分生活レベルが高くなってしまうのは仕方のないことと言えます。

上記を踏まえて、収入-支出=貯蓄という式に当てはめて考えてみましょう。世帯収入が高くても、その分生活レベル(支出)が高くなれば、毎月貯蓄できる金額も若い夫婦とそれほど変わらなくなってしまいます。しかし、老後に向けて貯蓄できる期間は当然若いご夫婦よりも短いわけですから、毎月の貯蓄額を増やさないと将来的にお金が足りなくならないか心配になりますよね。

このことから、晩婚夫婦で現在貯蓄が少ないというのは、かなり危険な状況ということがおわかりいただけますでしょうか……?

教育費と老後資金のどちらを優先する?

晩婚夫婦,老後資金,教育資金 (写真=Sodan)

独身の頃と大きく変わる、結婚後のライフプラン。晩婚夫婦の場合、まずは自分たちの老後生活に重きを置いて考えることをおすすめします。もちろん、お子さまを授かった場合も同様です。お子さまのことが可愛いくて仕方ないとは思いますが、まずは自分たちの老後のことを優先して考えるようにしましょうね。

仮に結婚後すぐにお子さまを授かったとして、20代のご夫婦であれば、お子さまが成人を迎えても、ご夫婦はまだ現役世代です。一方、40代で結婚したご夫婦の場合、お子さまが成人を迎えたタイミングで、すでに定年を迎えていることになります。よって、お子さまの大学費用は、自分たちの老後資金から捻出しなければいけなくなるわけです。また、40代で結婚したご夫婦の場合は、定年までの期間が短いにも関わらず、教育費と老後資金の2つを同時期に貯めていかなければいけません。そのため、どんなにお子さまが可愛くても教育費のかけすぎは禁物です。

もしも教育費にお金をかけすぎて老後資金が足りなくなってしまった場合、結果的にお子さまに迷惑をかけることになってしまいます。これでは、本末転倒といえます。このようなことからも、まずは自分たちの老後資金をしっかり確保しておく必要があるというわけですね。

では、老後資金を確保するには何から始めれば良いのでしょうか?

答えは、まず今後のライフプランをFPに相談してみましょう。今後の収支予測や金融資産の推移などを可視化してくれるはずです。それを元に、今後金銭的に問題が生じそうであれば、何を我慢するべきか?をご夫婦で考えると良いでしょう。Sodanでは、無料でFPに相談できるサービスをご用意しております。この機会に、ぜひ一度対面相談を受けてみてはいかがでしょうか?

ブロードマインド株式会社
執筆者:お金の専門家 平原 直樹
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!難しいお金の話を分かりやすく解説します。

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