(最新)特集:投資信託ってなんだ?

投資信託にかかるコストはどのくらい?

あんず×みらいの投信講座〜第4回「投資信託のコスト」

この特集では、投資の知識がゼロでも分かるように、「投資信託」についてイチからじっくり解説していきます。

【前回の記事はこちら

☆登場人物紹介 あんずちゃん……DAILY ANDSのゆるキャラ。株とお酒が好物。>あんずちゃんとは?
みらい……あんずちゃんの友人。ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を持ち、投資信託に詳しい。

***

あんず「投資信託は、プロに運用をお願いするからコストがかかるって聞いたのだけど、それって本当なの?」

みらい「そうだよ」

あんず「プロにお願いするんだからある程度は仕方がないのかな?リターンがちゃんと返ってくるなら……」

みらい「ちょっと待って!実は、投資信託ってコストを意識したファンド選びがすっごく大切なの!」

投資信託のコストとは?

<みらいちゃんは「投資信託」の売買に関わる3つのコストについて次のように解説してくれました>

①購入するときにかかる「購入時手数料」

証券会社や銀行などで投資信託を買う場合にかかる手数料です。申込手数料と呼ばれることもあります。最近は、ノーロードといって「ゼロ円」のものもありますが、3%を超えるものもあり、商品によってかなり差があります。

みらい「同じ商品なのに販売する会社によって手数料が違うこともあるんだよ」

あんず「えーっ、それは知らないで損するのは嫌だなぁ」

みらい「せっかくお金を増やしたくて投資をするんだから、ちゃんとチェックしようね!」

②持っている間、ずっとかかる「信託報酬」(しんたくほうしゅう)

投資信託を保有している間、ずっとかかる手数料。運用管理費用とも呼ばれています。運用会社・販売会社・信託銀行に支払われます。

「年利〇%」と決まっていて、低いものだと0.1%台から、高いものだと2%、3%というものまであります。毎日ファンドの資産から間接的に差し引かれています。

みらい「信託報酬は、資産から自動的に差し引かれるから実感しづらいんだけど、運用期間中ずっーとかかるコストだから一番重視したい手数料なんだよ!」

あんず「どういうこと?」

<みらいちゃんが解説してくれた、信託報酬のポイントは次の通りです>

例えば10万円をとあるファンドに預けていたとします。信託報酬「2%」の場合、1日あたり5.5円、1年で約2000円のコストがかかることになります。このファンドを10年間持ち続けていると、手数料は約2万円。

一方、信託報酬が「0.5%」の場合、支払う手数料は1日あたり約1.4円、1年間で500円、10年間で5000円となります。

あんず「低い方が良いと言えば良いけど、まあでも、それ以上に儲かればいいんじゃない?」

みらい「あんずちゃんの言っていることも一理あるんだけど、信託報酬は投資信託が儲かろうが、儲からなかろうが、絶対に差し引かれることになる手数料なんだよ。せっかく10%の儲けが出たとしても、2%手数料で取られて8%になったら損じゃない?」

あんず「まあ、たしかに」

みらい「あんずちゃん、細かい数字には興味がないのかしら(笑)。ひとまず同じような運用成果を期待できる商品なら、信託報酬ができるだけ低いファンドを選ばなきゃ損ということは、覚えておいてね!ちなみに、運用期間中には『監査報酬』『売買委託手数料』っていう手数料もかかるんだけど、割合は信託報酬に比べると小さいからそれほど気にしなくてOKだよ」

③解約するときにかかる「信託財産留保額」

投資信託を解約するときにかかる手数料です。もっと詳しく言うと、ファンドの資産に残す費用のこと。ファンドというのは、自分だけのものではなく、そのファンドをもっている「みんなのモノ」です。解約する時には、一部の株や債券などを売って現金化しなければなりません。

その際にかかる手数料は「みんなの」ファンド資産から差し引かれるため、残された「みんな」に迷惑がかかってしまいます。この迷惑をかけないために、自分が解約するときにかかった手数料をファンドに戻す。これが信託財産留保額です。決して販売会社に支払う手数料ではありません。

ただし、この信託財産留保額がかからないファンドもあります。

あんず「ふむふむ。3つのコストね。調べるのが面倒だし、慣れていないとコストが高いとか低いとかの判断が難しそうだな。あと、どれくらいだとコストが高いのか、低いのかっていう目安もよくわからないや」

みらい「安心して!初心者でも簡単に使える、コストを比較できるサイトを紹介するよ!」

あんず「わーい!!そんな便利なサイトがあるんだ。教えて、教えて!!」

投資信託にかかるコストはどのくらい? (写真=Rei and Motion Studio/Shutterstock.com)

コストの比較サイトを利用してみよう!

販売会社の販売手数料の比較に便利♪

投資信託協会HP
投資信託検索ライブラリー

「ファンド名で検索」→検索結果画面の「ファンド名」を選択→「販売会社」のタブを開くと、複数の販売会社があるファンドの場合、ズラリと会社名が出てきます。会社名の横にある手数料が「購入時手数料」なので、ここでチェックしてね!

インデックスファンドの信託報酬比較に便利♪

モーニングスターHP
主要インデックスファンドシリーズ、信託報酬・信託財産留保額の一覧

この一覧では、インデックスファンドの投資対象の資産や国(日経平均に連動しているものとか先進国の株式に投資するものなど)ごとに、信託報酬が一番低いファンドに色づけがされています。

信託報酬の数字をクリックすると、該当ファンドのページが表示されて購入時手数料も確認できますよ!

みらい「どう?これならわかりやすいでしょ?」

あんず「うん。ちょっと最初はわからない単語もいっぱいだけど、使ってみると慣れてくるかも!」

みらい「その調子!これを使えるようになると、内容は同じような投資信託でもコストが違うってことがよくわかるよ。投資先は同じなのに手数料が高いものを買っちゃうともったいないよね」

あんず「なるほどね〜」

次回は投資信託にかかる税金について

あんず「コストとはちょっと違うかもしれないけど、もうひとつ、税金も気になるよ。株式投資は利益が出ると税金がかかったけど、やっぱり投資信託にも税金はかかるのかな?」

みらい「そうだね。投資信託でも収益がでたら税金がかかるよ」

あんず「やっぱり!」

みらい「じゃあ、次回は税金について詳しく説明するね。」

あんず「よろしくお願いします!」

(続く)

執筆=内村しづ子/みらい女性倶楽部

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