(写真= Rawpixel.com/ShutterStock)

選挙は「マネーゲーム」?注目される3つの銘柄を見てみよう

関連銘柄探しのヒントにも

安倍首相が衆議院の解散を表明し、総選挙は10月10日告示、10月22日投開票となりました。株式市場では選挙はとても大きなイベントなので、過去のアノマリー(はっきりとした根拠はないがよく当たる経験則)とともに見ていくことにしましょう。

解散総選挙のアノマリーで株高?

1990年以降、解散総選挙は9回ありました。そのうち8回は、解散総選挙の発表から投票日までの間に日経平均を上げています。下げたのは、2003年10月の第1次小泉内閣解散の1回だけ。

前回、2014年11月の第2次安倍内閣アベノミクス解散では微々たる上昇でしたが、それも含む直近4回を平均すると6.2%という数字が出ています。

ちなみに、選挙と日経平均の関係では、自民党の議席獲得数が多いときほど選挙前にも選挙後にも上昇する傾向があります。自民党が議席を60%以上の議席を確保した過去4回の総選挙では、選挙後も3カ月内の高値までは平均で16.0%上昇しました。

こういったアノマリーを、株式市場はとても大事にします。

代表的な関連銘柄3選

先日の解散総選挙の可能性について、NHKや複数のメディアが報道し始めたのは連休中の9月17日。週明けの19日の日経平均株価は急騰し、選挙関連銘柄といわれる銘柄の多くが買い気配になりました。

代表的な銘柄を3つご紹介しましょう。

イムラ封筒 <3955> は、封筒で業界首位の企業。選挙で需要が増える窓付き封筒のシェアが高いため選挙関連で買われる銘柄の代表です。

2014年11月の第2次安倍改造内閣解散総選挙では、その前月の10月に300円代だったイムラ封筒の株価が、解散発表の直前には1000円超えまで急騰しました。約1カ月で3倍にもなったのです。

その後2016年5月にも急騰していますが、これは、実際には見送られたものの、同年7月に予想されていた衆参ダブル選挙特需への期待からでした。

また、プラップジャパン <2449> は、企業の広報やPRなどのコンサルティング会社です。2005年の衆院選で自民党とコンサル契約を結び、選挙活動における広報宣伝戦略を担当したことで脚光を浴びました。こちらもやはり、総選挙のたびに急騰することが多い企業です。

(写真=ra2studio/ShutterStock)

ムサシ<7521>も選挙システム全般を提供している企業で、代表的な関連銘柄の一つです。投票用紙の読取分類機、計数機、自動交付機から、投開票業務管理ソフト、投票箱や記載台に至るまで、選挙に必要なもの全てを提供しているうえに、投票率アップのためのPR活動なども行っています。

他にも9月19日の日経平均急騰で目立ったところでは、以下のような企業が上昇していました。

連想ゲームで株式市場を楽しもう

株式市場は連想ゲームが大好きです。選挙関連銘柄もそうですし、他には例えば「上野のパンダ関連銘柄」などが挙げられます。

上野には「東天紅<8181>」や「精養軒<9734>」というレストランがあり、パンダブームともなれば人が押し寄せ、特需が発生することがあります。

実際、今年の5月にジャイアントパンダ「シンシン」の妊娠兆候が報道された前後に両社の株価は上昇しました。その後、東天紅<8181> はシャンシャン誕生の6月には急騰しています。

このように、選挙関連やパンダ関連など、「関連銘柄探し」で盛り上がるのが株式市場です。自分の周りで流行っているもの、注目のものなどがあれば、関連銘柄を探してみるのもよいかもしれませんね。

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