(写真=Mocha)

住宅ローン「こまめに返す」「まとめて返す」どっちがお得?

どちらの方法が良いか比べていきます。

最近は、様々な方法で繰り上げ返済が出来る金融機関が増えてきました。

インターネットバンキングが広まり、ネットでも住宅ローンの繰り上げ返済が出来るようになりました。

特に、インターネットでは手数料がかからないだけでなく、窓口よりも小さな金額で繰り上げ返済をすることができます。そこで、悩むのが、ある程度の金額をまとめて繰り上げ返済する方法と、こまめに返済する方法とどちらがお得なのかです。

2つの返済方法のメリット、デメリットを見ながらどちらの方法が良いか比べていきます。

繰り上げ返済の方法

繰り上げ返済の方法としては、窓口かインターネットバンキングです。

窓口では、ある程度のまとまった金額からでないと繰り上げ返済が出来ない銀行が多く、また手数料も数千円かかります。

インターネットバンキングでの返済では、ほとんどの銀行が1万円からの返済が可能で、窓口に行かずにネット操作のみで手続きが完了し、手数料もかかりません。

繰り上げ返済をする際は、小さな金額でも、大きな金額でもインターネットバンキングを利用すると良いでしょう。

こまめに返済するメリット、デメリットは

メリットは、借り入れを始めてから繰り上げ返済が早ければ早いほど総返済額の利息の割合を減らすことが出来ます。借り入れ当初は、返済額に占める利息の割合が大きいため、少しでも元金を早く減らす事で利息の支払いを少なくすることが出来ます。

デメリットは、窓口を利用するとその都度繰り上げ返済の手数料がかかる事です。

まとめて返済するメリット、デメリットは

メリットは、ある程度まとまったお金が出来てから返済をした方が日々の生活に不安が出ない事、一度に返すことで何度も毎月の返済金額が変更とならずわかりやすいことです。

ただ、出来る限り早く返済した方が利息は軽減できますので、家庭の状況を見ながら、可能な限り早く元金を減らしていくと良いでしょう。

具体的な数字で比較

35年返済で3000万円を金利1%で返済している場合、毎月の返済額は8万4700円、総返済額は3557万円、支払利息総額は557万円。

これを借入から3年後に150万円まとめて繰り上げ返済すると、総返済額は3503万円、返済期間を短縮する場合は33年返済となり、毎月の返済額が8万3400円、支払利総額は503万円と54万円少なくなります。

なお、1度に150万円ではなく、毎年50万円の返済を3年連続でおこなった場合、総返済額は3500万円、返済期間を短縮する場合は33年返済となり、毎月の返済額が8万3300円、支払い総額は500万円と57万円少なくなります。

こまめに返済していく方がお得!

毎月の返済額では大きな差は出ませんが、長い期間の住宅ローンの場合、総支払額で比べると差が出てきます。また、一度でなく、何度か繰り上げ返済を繰り返す事でよりメリットがでます。ただし、繰上げ返済手数料がかからない金融機関が前提です。

無理のない範囲で、こまめに返済していき支払い利息を軽減していきましょう。

田中 麻依
ファイナンシャルプランナー
学習院大学経済学部卒業後、銀行にて住宅ローンや無担保ローン等、個人のローン取次業務に5年間従事。現在は、別会社にて勤務しながら、これまでの経験・知識を活かし、個人として活動中。FP技能士2級、日商簿記2級、証券外務員1種。趣味は、フルート、セルフネイル、旅行。

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