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あの有名ブロガーもハマる「VALU」って何?

ネット界隈で話題のVALU、いちから解説します

最近、SNSなどでよく目にする「VALU(バリュー)」。有名ブロガーや実業家、アーティストなどが続々と利用していることでも話題を集めています。「あの人もやってるの!?」というくらい意外な人が、実はVALUを発行してたりしますよね。

そんなVALUですが、「一体どういったサービスなの?」「どんなメリットがあるのか?」と疑問を持った人も多いのではないでしょうか。今回は「VALU」のキホンを学んでいきましょう。

夢や目標の支援者を募ることができる「VALU」

VALUは、グリー株式会社出身メンバーが中心となり運営されているフィンテック(☆)サービスです。

株式会社VALUの代表で開発者の一人でもある小川晃平さんは、大手ゲーム会社のシリコンバレー支社でサーバーエンジニアを務め、帰国後、フリーランスに転身。複数の新規事業立ち上げに携わりました。しかし、十分な資金を得られず、あきらめるしかなかった経験から、「個人の夢や目標に対する支援者を募る場所を作りたい」と考えたと言います。

その後、2017年5月に「VALU」をスタート。クラウドファンディングサイト「ReadyFor」で資金を集め、わずか2カ月でプロジェクトを成立させました。

VALUを簡単に説明すると、ユーザーはVALUを利用することで、VA(模擬株式)を発行できます。そのVAを購入してくれた人から得た資金で、活動や事業などを行うことを目的としています。

☆フィンテックとは?
フィンテック(Fintech)は「金融(financial)×テクノロジー(technology)」の造語。「金融のアップデート」と訳されていることが多いようです。フィンテックサービスとして、これまで金融機関が担っていた金融取引をインターネットの活用で置き換えるさまざまなサービスが発表されています。仮想通貨やロボアドバイザーもその一つです。(参考:スマホで割り勘も楽チン!注目の「お会計アプリ」2つ

VALUの仕組みとは?

VALUに登録するにはFacebookのアカウントが必要です。登録後はSNSのフォロワー数などをふまえて個人の時価総額が自動算出され、その後「VA」の数(模擬株式数)を設定します

  • ユーザー=上場企業
  • 株式の保有者=株主

とイメージすると分かりやすいでしょう。

他のユーザーは、自分が応援したいユーザーのVAを購入して保有することができます。このVAを保有しているユーザーを「VALUER」と呼びます。

VAの数値は個人の価値によって日々変動し、VALUERは保有VAを、他のユーザーとの間で売り買いすることも可能です。

また、通常の株式投資では、多くの企業が株主に対して自社製品や商品券などをプレゼントする「株主優待」のサービスを設けていますが、VALUにも「VALU優待」というものがあります。VA発行者がVALUERに対して、サービスやプレゼントなどの提供を約束するのがVALU優待で、設定は個人の任意です。

VALUが株式投資と似ていると言われるのはこういうワケですね。ただし、VALUには株式のような資産の裏付けはありません。実際の株式保有者(株主)が得られるさまざまな権利と同等のものもなく、当然、株式投資における配当金のような形での還元もありません。

VAはトレーディングカードのようなもの」と捉えておくのがよさそうですね。

まだまだ未知数のVALU。注意点は?

VALUはまだ始まったばかりのごく新しいサービスです。注意点としては、規約変更やサービスの停止といったリスクがあること。有名YouTuberを発端とした騒動も、記憶に新しいでしょう。まだ発展途上であるサービスであることは、頭に入れておいてください。

また、VAの取り引きは現金ではなく、仮装通貨「ビットコイン」でのみ行われる点も注意しておきたいところ。ビットコインを持っていない人は、ビットコイン取引所で購入してからVALUに入金する必要があります。

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VALU=株式投資+クラウドファンディング?

VALUはいわば、個人の価値を売買するサービス。先ほども述べましたが、その価値を決めるのは、発行ユーザーのSNSフォロワー数や友達の数などです。それらが少ない場合、時価総額が低く見積もられ、VAの発行自体ができない可能性もあります。

VAを発行できても、自分のVAを他の人に購入してもらうためには、知名度だけでなく、応援を集められるような活動を行っているかどうか、魅力的なVALU優待を用意するといった努力も必要でしょう。

「自分の活動を応援してくれる人に出資してもらう」という点で、VALUのサービスのあり方は、クラウドファンディングに近いものがありますね。

時価総額数億円以上の有名人も

VALU出資者の一人でもあるホリエモンこと堀江貴文さんも、VALUを発行しています。その時価総額は約29億6400万円!

その他、VALUを利用している有名人をご紹介しましょう(データはいずれも、2017年8月23日現在のものです)。

イケダハヤトさん

人気ブロガーのイケハヤさんは、VALU開始から3日で約1000万円相当のビットコインを調達しました。現在の時価総額は、堀江さんも超える約54億2700万円(12000BTC)です!

イケダさんは、自身のブログでVALUについてこう発言しています。

VALUが面白いのは、やっぱり購入者側よりも『上場する側』だとも思います!
実名顔出しで何かに本気で打ち込んでいるなら、上場する価値はあります。<中略>センスがいい人がうまくやると、数万円〜数百万円のBTCを調達できるはず。

(出典:「まだ東京で消耗してるの?」|トップユーザーが解説!個人の株を売買する「VALU」の始め方。)

2017年8月23日時点でのイケダさんのVALU優待は、1VA以上の保有で「ここだけの話」となっています。過去には「イケハヤに会う権利」などがありました。

はあちゅうさん

作家・ブロガーとして活躍するはあちゅうさんも、VALUユーザーの一人。現在の時価総額は約9億5000万円(2100BTC)で、第24位にランクインしています。

はあちゅうさんは自身のTwitterで、

noteもVALUも個人&支援者がつながるためのサービス。<中略>『やりたいこと』がある人はこれから価値が高まる社会だということ。「夢」が評価されるようになったともいえる。素敵な時代だ。
(出典: 2017年6月5日 8:19投稿)

と発言しています。

夢や目標への第一歩として活用してみるのもありかも

この先の展開はまだまだ未知数ではあるものの、「個人」が「個人」の活動を簡単に応援したりされたりできるのがVALUの魅力。

夢や目標を叶えるためには、もちろん自身の努力が不可欠ですが、同時に、その夢や目標自体が周囲の共感を呼ぶ内容であることも、支援を受けるうえでは大切です。

「やりたいことがあるけれど資金が足りない」
「現在の活動をもっと大きくしていきたい」

そんな人は、VALUを活用して夢をつかむ一歩にするのもいいですね。

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