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【連載】「金融男子図鑑」

「未来の当たり前」を作りたい【金融男子図鑑#02】

佐藤直紀さん・ウェルスナビ

『金融男子図鑑』は、金融業界で働く若手の男性を紹介する企画です。第二弾は資産運用のロボットアドバイザーサービスを運営する「ウェルスナビ」で事業推進を担当する佐藤直紀さん。もともとIT業界で働いていた佐藤さんが思う、「資産運用が必要な理由」とは?

プロフィール

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佐藤 直紀(さとう・なおき)さん
所属:ウェルスナビ
年齢:27歳
星座:しし座
血液型:O型
出身地:東京都
趣味:旅行、散歩
略歴:東京工業大学大学院経営工学専攻、在学中に起業した経験あり。卒業後、2014年4月よりグリー・投資インキュベーション本部、17年1月より現職。ロボットアドバイザー「ウェルスナビ」の事業推進を担当。

ーー今の仕事内容について教えてください!

ロボットアドバイザーサービス「ウェルスナビ」の事業計画を当社役員と一緒に作ったり、その計画を実行するために必要な施策を整備したり、実行に移すための調整役をしたりしています。上流から下流まで携わるので、「何でも屋」のような位置づけです(笑)。

ーー金融業界で働いてみて、大変だなと思うことはありますか?

事業をやっている側にしてみると規制が多いことでしょうか。金融商品取引法であったり、資金決済に関する法律、仲介に関する法律……などですね。ユーザーにとって使い勝手のいいようにサービスを変えようとしても、誰が売るのか、どうやって売るのか、といったところに制約があるので、すぐにできるわけではありません。

ーーなぜ今の会社に入ったのですか?

前職では複数の新規事業を横断的に支援するような仕事を担当しており、刺激的でやりがいを感じていましたが、ちょうどそれぞれの事業が売却など節目を迎えるタイミングで、次にどんなチャレンジをしていきたいか悩んでいました。

引き続き社内で事業の立ち上げに携わらせていただくか、あるいは社内に限らず、スタートアップという後ろ支えのないところで事業を大きくする仕事をしたいと思っていました。

そんな中で「ウェルスナビ」は、ちょうど0が1になり、1を10、あるいは100にしていくタイミングにあったこと、また、当時ウェルスナビは従業員が20~30人ほどいたのですが、その半分ほどがエンジニアであったことから、一拡大のタイミングでビジネス系の人材が不足するのではないか、自分が貢献・活躍できる場があるんじゃないかなと思いました。

あとは単純にサービスに関心を持てたこともあります。

ーーどんなところに関心を持ったのですか?

資産運用って誰もが直面する課題である一方、満足する解にたどり着くには非常にコストがかかっていて、そのギャップを合理的に解決できるこのサービスは、私自身も使いたいと思いましたし、さらには「未来の当たり前になっていくな」と思ったんです。「未来の当たり前」になるサービスを作っていきたい、という思いは学生の頃から持っていました。

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ーー学生時代に起業したきっかけは?

当時スマホが急激に普及していく中で、学生向けのビジネスコンテストやスマホアプリのコンテストが盛んに開かれていました。そこで知り合った友人と「自分たちはプランだけでなく実際に事業を作ってみよう」と意気投合し、シードアクセラレータプログラムに採択されたことがきっかけとなりました。

ーー起業して学んだことなどを教えてください。

たくさんありますが、第一に、多くのスタートアップも同じだと思いますが、人に求められるサービスをつくる難しさを実感しました。

当時、まだ少なかったスマホに最適化したQ&Aアプリを開発していまして、面白いと思って使ってくださったユーザーもいましたが、結局、実際にお金を出す真のお客様が誰で、どんな予算を振り向けてもらうのかの検証が不十分で、持続可能な仕組みを作れませんでした。

その一方で、4〜5人で、誰にでも届くサービスを作り上げられるという、ITの面白さも実感しました。

「未来の当たり前になるサービスを作りたい」っていう思いは、そのあたりから来ているのかもしれません。

ーー今、資産運用はしていますか?

今現在はウェルスナビで資産運用をしています。ほったらかしにしていても、意外と増えるものだな、ということがわかって嬉しいです。(笑)

学生のときはFXをやっていました。ただ、僕が寝ている間にヨーロッパで起きた出来事によってすごく損を出してしまったことがあって、「手間暇をかけないとできないな」と思ったのでやめました。精神的にも気になってしまいます。ほったらかしにできるものがあればなぁと思っていましたね。

ーーご自身で「ウェルスナビ」を使ってみてびっくりしたことは?

思ったより順調に増えているのはびっくりしました。FXのときは思ったようにはいかなかったので。ちなみに、僕はリスク許容度「5」(最もリスク許容度が高い)です。

引き続き、一時的なパフォーマンスの上がり下がりには一喜一憂せず、長い目で資産が増やせていけばいいなと思っています。

ーーもし彼女から資産運用の相談があったらどうしますか?

手前味噌なんですが、ウェルスナビのようなロボットアドバイザーを使った長期・積立・分散投資を説明します。資産運用してお金を増やす、というのはあくまで手段なんですよね。煩雑なことはロボットに全部任せて、ご自身は本来自分のやりたいこと、仕事だったり家族との時間だったり、趣味だったりに専念してもらいたいなと思います。

ーーいま、資産運用していない働く女性にメッセージを。

「自分は資産運用していない」と思っているかもしれませんが、銀行にお金を預けているとしたら、それは「円」という通貨に100%投資しているのと同じです。

資産運用というと難しいものだったり、よく分からない、怖いものだ、と感じるかもしれませんが、実はそうではなく、意外と私たちに身近なものだと思っています。

もし、それでもハードルが高いという方向けに、買い物をしながら自然と少額から気軽に投資ができる「マメタス」という「おつり投資」のサービスも今年リリースしました。

最新のテクノロジーを味方につけ、資産運用を怖がらないでほしいな、と思います。

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