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「主婦が不労所得を作るのに向いている」は本当か?

働かなくてもお金が入ったら?まずは不労所得の基礎知識を

「働かなくても入ってくる定期収入があればあればいいのに……」

誰もが一度は考えることではないでしょうか。近ごろでは、会社員や主婦の間で副業への関心が高くなり、「不労所得」を持つことに興味を持つ人が増えているようです。特に、日々家事や育児をしている主婦は、不労所得の仕組みを作るのに向いていると言われていますが、それは本当なのでしょうか。

不労所得とは?

一般的に不労所得とは、「労働することなく得られる収入」を意味しています。明確な定義があるわけではありませんが、不動産投資の家賃収入や株式投資、FX(☆)などで得られる利益が代表的な不労収入でしょう。

一般的に考えられている労働のように、決まった場所へ決まった時間に出向いて働く必要がなく、副収入が欲しい会社員やスキマ時間で収入を得たい主婦などの注目を集めています。

「不労所得は働かなくてもいい」わけではない

「不労所得」という言葉から、「働かなくていい」ことがクローズアップされがちですが、不労所得もその収入が得られる仕組みを作るまでは、実際の作業も発生しますし、思考・検討・判断といった知的労働も生じることには注意が必要です。

例えば、不動産投資の場合、家賃収入が得られるようになるまでには、当然ながら物件の購入や各種手続きなどを行わなければなりません。家賃収入が得られるようになった後も定期的なメンテナンスは必要で、全く手放しでいられるわけではありません。

また、株式投資やFXの取引において、デイトレードのような短期間に売買を繰り返すものであれば、それ自体が労働と捉えることもできます。「どうすれば利益を大きくできるか」という投資の判断にも頭を使います。つまり不労所得とは、一般的な労働は伴わないものの、収入を得るために「一定の作業や(知的)労働を必要とする」と捉えておくのが賢明でしょう。

☆FXとは?
外国のお金を購入したり売却したりして、利益を目指す取引のこと。外貨預金との大きな違いであり、魅力の一つは少額のお金を担保にして大きな額のお金を運用することができること。小さな力でその何倍もの力を発揮することから、てこ(レバレッジ)の原理になぞらえて「レバレッジ効果」と呼ばれている。(参考:バリキャリと「FX」の相性がいい理由

不労所得って何がある?

不労所得を得られる方法としてよく取り上げられるものには、不動産投資や株式投資、FX、それにアフィリエイトなど、いわゆるインターネットビジネスと言われるものがあります。どのようなものなのか、それぞれ簡単に説明していきましょう。

◆不動産投資

不労所得と耳にして多くの人が思い浮かべるのが、この「不動産投資」ではないでしょうか。マンションやアパートといった投資用の物件を購入する必要があるため、始めに大きな費用がかかると思いがちです。

しかし、一般的には金融機関でローンを組むことができ、少額の頭金からでも始められます。入居者が決まってしまえば安定収入につながります。比較的手間がかからないと思われている方法です。

◆株式投資、FX

株式投資やFXは、自宅のパソコンのほか、モバイル機器からの取引も非常に普及し、スマホのみで株やFXをする人もいるほどです。場所はもちろんのこと、商品によっては時間も選ばないことで、取引へのハードルはグンと下がったといえるでしょう。

一般的に、株式投資やFXは不労所得と考えられていますが、情報の入手や分析が必要で、その判断は知的な労働とも考えられます。

◆アフィリエイト

インターネットを利用した不労所得として人気なのがアフィリエイト。アフィリエイトとは、ブログやSNSなど、自分が運営する媒体で商品やサービスを紹介し、報酬を得るビジネスです。

アフィリエイトは、一度仕組みを作ってしまえば、定期的なメンテナンスは必要とされますが、ほぼ自動的に収益を得ることも可能になります。ただし、最初はなかなか報酬が発生しないもの。コツコツと作業を続けることが必要です。

不労所得, 主婦, アフィリエイト, FX, 株, 収入 (写真=Mangostar/Shutterstock.com)

「主婦は不労所得を作るのに向いている」は本当か?

不労所得にはこれらのような方法がありますが、こうした仕組みを作るのに主婦が向いているというのは本当でしょうか。

ひと言で不労所得といっても、多様な形態があるわけですが、一般的には継続的な労働を必要としないことや、作業自体も一定期間内で終わらせればいいことを考慮すると、主婦が家事や育児の合間をぬって取り組むには向いている方法と言ってもいいのではないでしょうか。

例えば、株式投資であれば、朝、夫や子どもを会社や学校へ送り出した後、家事に取りかかるまでの合間時間を利用してトレードをする。アフィリエイトであれば、さらに決まった時間に拘束されないため、好きな時に作業することができます。

今は、インターネットの発達により、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどのモバイル機器があれば、外出先でも作業が行えます。そのため、会社員の人が仕事のスキマ時間や移動時間を利用して取り組むことも充分可能でしょう。

ただし、不労所得の種類によっては、仕組みを作るまでに手間や時間がかかったり、通常の労働には及ばなくても、日常的に作業する必要があったりすることもあります。その場合、会社員より主婦のほうが時間的に融通を利かせやすいといったメリットはありますね。

自分に合った不労所得を見つけよう

不労所得は、ここで紹介したもの以外にもさまざまな方法があります。いざ、内容を調べて取り組み始めたところ、「意外と手間がかかる」ことが分かったり、うまく収益にならない可能性も否定はできません。

「働かずしてお金が入る」のはとても魅力的ですが、じっくり腰を据えて仕組みを作らないと、多くの場合は成功しにくいものだといえます。

大切なのは、情報に踊らされず、自分に合った不労所得の手段を見つけること。いずれは形態の違う複数の収入源を持ち、所得を増やしていくことができれば、将来への安心につながるでしょう。

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