(写真=aslysun/Shutterstock.com)

結婚後、夫婦の平均生活費はいくら?15万〜20万円が2位、1位は…

家計管理をサポートしてくれる家計簿アプリもチェック

結婚式やハネムーンが終わると、いよいよ夫婦生活がスタートです。これまで、お金のやりくりは一人で好きなようにしていたという方でも、これからは家族の将来を考えた使い方や貯め方が求められます。

そうなると、世の中の新婚夫婦の生活費はいくらぐらいなのか、ちょっと気になるところですね。

各家庭の生活スタイルはさまざまなので差はありますが、新婚夫婦の生活費傾向を大まかにでも把握しておけば、自分たちの新生活をシミュレーションするのに役立ちます。今回は、新婚カップルが平均どのくらいの生活費で新生活を始めているのか、リクルートが行ったアンケート調査「ゼクシイ新生活準備調査2016」を参考に見ていきましょう。

結婚後の平均生活費はいくら?

「ゼクシイ新生活準備調査2016」の対象は新婚カップルで、回答者の平均年齢は夫30.5歳、妻28.7歳、80%弱が夫婦共働きです。この調査によると、1カ月あたりの生活費は平均22.0万円。最も多いのが25万円未満で、以下のような結果となっています。

1位 20万~25万円未満=34%
2位 15万~20万円未満=24%
3位 25万~30万円未満=17%

大半の夫婦が共働きですが、生活費を誰が出しているのかは、夫のみ、夫と妻が折半などさまざまです。また、多くのカップルが一つの財布で家計を管理していると答えていますが、基本的な生活費以外は「別財布」を持ち、それぞれ好きなようにお小遣いとして使っているカップルもいるようです。

固定費用をシミュレーションしてみると

生活費の中でも大きな割合を占める居住費、食費の平均も気になるところです。居住費を見てみると1カ月の平均は7.9万円、食費の平均は4.1万円で、それぞれ上位は次のような結果でした。

【居住費(住宅ローン返済額を含む)】
1位 8万~10万円未満=27%
2位 6万~8万円未満=24%
3位 10万~12万円未満=16%

【食費】
1位 3万~4万円未満=33%
2位 4万~5万円未満=21%
3位 5万~6万円未満=18%

こちらのアンケートは年間を通しての平均値ですが、実際のところ、生活費は季節によっても金額は変わってきます。月ごとにどう変化するのか、一度しっかり記録しておきましょう。そうすれば、数年先までのシミュレーションもでき、安心できますね。

こんな夫婦は生活費がもっと高くなるかも

月々の生活費が20万円~25万円ほどであれば、世帯年収は450万~500万円ほどあればやっていけるでしょう。ただし、ライフスタイルにこだわりがある場合は、そのぶん世帯年収を多く確保する必要があります。

例えば、車がほしい場合は、購入時の費用の他に維持費がかかります。取得価額200万円のエコカー減税対象車を新車で購入した場合を例に考えてみましょう。

▽車の維持費
・次の車検までの税金(合計13万9900円)
 —自動車税11万5300円(初年度2万6300円、1年後1万円、2~3年後3万9500円×2)
 —自動車重量税2万4600円
・自賠責保険(年1万5000円程度)
・任意保険(年5万~10万円程度)
・定期点検(1回1万~2万円)
・車検代(1回2万~3万円)
・駐車場代(地域による。年5万円〜数十万円程度)

税金とその他の維持費だけで年20万円以上はかかりそうです。買い替えのための積立貯金も考えると、合計で年50万円は確保したいところです。

新婚時代は「貯金の黄金期」。効果が出やすい3つのポイント

新生活でいろいろと買いそろえたいものもあるかもしれません。しかし、子どもがいない新婚時代は人生の中で最も貯蓄しやすい時期です。できるだけ生活費を抑えて貯蓄する習慣をつけておきましょう。効果が出やすいポイントを3つ紹介します。

・保険を見直す

独身時代に夫婦それぞれが加入していた保険は、新しいライフスタイルには合わないかもしれません。見直しをすることで、保険料も抑えられる可能性があります。

保険の中でもまずは「死亡保険」「医療保険」の2つを見直しましょう。

一般的に共働きなら「死亡保険」は大きな金額は必要なく、子どもが生まれてから増額すればよいでしょう。また、最近は死亡保険より保険料が低めで、病気やケガで働けなくなった場合の「所得補償保険」や、保険金額が死亡した時期によって異なる「収入保障保険」を利用する例も増えてきました。解約返戻金のない掛け捨てタイプの方が保険料を安くできます。

「医療保障」は、女性は妊娠後は加入しにくくなることが多いので、家計への負担が重くならない程度に備えておきたいところです。

・スマホの通信費を見直す

スマホにかかる通信費の見直しは家計の見直しには必須です。格安スマホにすることで毎月の料金が3分の1程度になったという例も多いです。

ただし、格安スマホは通話し放題のプランはない(話した分だけ必要)ので、通話メインの方はそこまでインパクトは大きくないかもしれません。インターネット通信がほとんどという人は見直しのメリットが大きいのでぜひチャレンジしてみましょう。

・食費を抑える工夫をする

共働きなどでお互いに忙しいと、外食や惣菜に頼ることが多くなりがちです。しかし、お昼はご飯だけでも持参したり、作り置きのおかずを冷凍ストックしたりすることで出費を抑えることができます。ご飯はおにぎりにして冷凍し、解凍して会社に持っていけば簡単ですよ。

余裕がある日は卵焼きなどおかずも持参できればいいですね。将来、子どもが生まれて家族が増えても食費をできるだけ抑えられるような習慣を作っておきましょう。

土台は家計簿から。家計簿アプリの最新事情

世帯ごとの金融資産を比べると、収入は同じ程度でも、家計簿をつけている家庭は、つけていない家庭に比べて貯蓄が多くなるというデータがあります。

とはいえ、「家計簿を毎日つけるのはめんどう」「1週間分をつけようと思っていたらいつの間にか溜まりすぎてつけられなくなった……」なんて方も多いと思います。

そこで、スマホで使える「面倒くさくない」家計簿アプリをいくつか紹介します。

日々の出入金をコツコツ入力していくものから、登録銀行口座と連動して出入金を自動記入できるもの、銀行口座だけでなくクレジットカードや証券口座なども一元管理できる本格的な資産管理サービスもあります。

家計簿を付けたことがない、続いたことがないという方なら、まずは単純に出入金を記録していくアプリを試してみてください。

・操作の手数が少ない簡単家計簿「おカネレコ

少ない操作で気軽に使える家計簿アプリ。日々の入出金を入力する画面は操作しやすく、初期設定も不要。長続きしやすいのが特徴です。入力したデータは円グラフなどでも確認できます。PCでの管理機能など課金で使える機能を増やしていけるので、初めはシンプル家計簿、慣れてきたら機能性家計簿とレベルアップさせてもいいですね。
※有料サービスあり

・レシート写真で家計簿をつける「レシーピ!

金額を入力しなくてよい家計簿。一般的なレシートであれば、スマホのカメラで撮影したレシートから、購入日、店舗、商品名、価格が自動入力されます。クレジットカードとも連携可能。読み込んだレシートの購入食材を分析して、おすすめのお料理レシピを提案してくれる「レシピ提案機能」もあり、ちょっとしたマイ秘書感覚が味わえるかも。

・セルフメディケーション税制を使うなら「Zaim(ザイム)

家計簿ソフトに必要なほとんどの機能を搭載する高機能アプリ。性別や居住地域などを登録すれば、同じような属性のユーザーと比較できるので、何にどれだけ無駄遣いしているかを分析したい人におすすめです。特徴的なのが、年間医療費の自動抽出機能。従来の医療費控除制度とセルフメディケーション税制のどちらを使うとお得になるか、比較したい人にはピッタリです。
※有料サービスあり

・口座、クレカ、ポイントまで。全部管理したいなら「マネーフォワード

銀行口座、証券口座、クレジットカードはもちろんのこと、携帯電話料金や楽天ポイント、Tポイントまで連携可能な家計管理機能全込みサービス。連携先のデータ更新は無料版でも1日1度行われるので、ほとんどの口座の入出金入力はおまかせできます。最初の設定さえしておけば、日々の操作は意外と簡単。家計だけでなく資産管理もしたいなら一度お試しを。 ※有料サービスあり

結婚後、キャリアアップして収入を増やすことも大切

ここまで家計改善について解説してきましたが、なんといっても収入を増やすことのインパクトは何よりも大きいのが事実です。

月々の支出を減らすことにはどうしても限界があります。それに比べれば、キャリアアップの伸びしろは無限大です。女性もキャリアアップして、仮に月3万円増えれば年間で36万円にもなり、そのぶん貯蓄も増やせます。出産・子育て前の働ける環境にあるうちに収入を増やし貯めておくことも一案です。

副業で収入源を増やすのもよいですし、出世して年収アップを図るのもよいでしょう。家計の改善を考えるときは必ず、夫婦それぞれのキャリアアップについても頭の片隅に残しておくようにしましょう。

夫婦でライフプランについて話し合うことが大切

「ライフプラン」という言葉を聞いたことがありますか? 人生の計画を、お金の面から設計していこうというものです。長い目で見るととても大きな話になりますが、その土台になるのは、毎日、毎月の生活費を把握することから。

毎日、毎月の生活費を把握する家計簿はライフプランの土台となります。夫婦でライフプランについてよく話し合った上で、楽しみながら続けられる家計管理の方法を早めにみつけたいですね。

【こちらの記事もおすすめ】
結婚したら共働き夫婦の家計管理はどうする?つくるべき共通口座はこの3つ!
「老後資金」は夫婦で3000万円以上!その理由とは?
新婚夫婦の「話し合えない仲」を解消するためのアドバイス

▲TOPページへ

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集