(写真=Jukov_Photo/Shutterstock.com)

妊娠・出産は83万円?アンケートで見る女性のライフイベントにかかる予想金額

ライフイベントにかかるお金を前もって計算しておこう

日本FP協会が、20〜50代の働く女性を対象に行った、「働く女性のくらしとお金に関する調査2017」。1200人もの女性たちを調査した結果、明らかになった彼女たちのくらしやお金にまつわる実態やホンネを、シリーズで紐解いていきたいと思います。

前回は、「賃上げ」が2位。働く女性が「働き方改革」に求めるものは?をお届けしました。今回のテーマは「女性のライフイベントにかかるお金」です。

(参照:日本FP協会 調べ「働く女性のくらしとお金に関する調査2017」

女性のライフイベントにかかるお金は?

若い女性には、この先、迎えるべきさまざまなライフイベントがあります。「まだ先のことだから、考えたこともない」という人もいれば、いろいろシミュレーションをして将来に備えている人もいるでしょう。

アンケート回答者の働く女性たちは、どんなライフイベントに関して、どんなシミュレーションをしているのでしょうか?あるいはしていないのでしょうか? 

Q. どんなライフイベントのシミュレーションをしたことがありますか?

1位 老後の生活資金  28.6%
2位 結婚資金     26.5%
3位 住宅購入資金   24.6%
4位 子どもの教育資金 24.0%
5位 妊娠・出産資金  21.0%
6位 親の介護資金   17.9%

Q. シミュレーションをしたことはないけれども、不安に感じているのはどんなライフイベントですか?

1位 老後の生活資金  57.9%
2位 親の介護資金   57.8%
3位 結婚資金     43.2%
4位 子どもの教育資金 34.4%
5位 住宅購入資金  29.9%
6位 妊娠・出産資金 27.3%

老後の生活資金や親の介護資金の負担への不安の高さが大きく目立ちます。半数を超える働く女性たちが、この2つのライフイベントに大きな不安を抱えながらも、実際にはシミュレーションをしたことがない、という結果になりました。

Q. シミュレーションをしたこともないし、不安にも感じてもいないのはどんなライフイベントですか?

1位 妊娠・出産資金  51.8%
2位 住宅購入資金   45.5%
3位 子どもの教育資金 41.6%
4位 結婚資金     30.4%
5位 親の介護資金   24.3%
6位 老後の生活資金  13.5%

妊娠・出産資金への危機意識がもっとも低いようです。あまり多くの女性が、妊娠・出産を重要なライフイベントとして捉えていないということでしょうか。それとも、実際に、妊娠・出産資金への備えはなくてもなんとかなるということなのでしょうか。

妊娠, 出産, 女性 (写真=PIXTA)

妊娠・出産は1回83万円

続いての質問では、それぞれのライフイベントについて、計画的に準備(貯蓄)しておくべきだと思う金額はいくらだと思うかというものでした。

妊娠・出産というライフイベントに関して、平均の回答金額は、83万円。

どうでしょう、意外と多くないですか?

ちなみに、妊娠・出産資金がどのくらいかかるか、実際にシミュレーションをしてみたことがある人の回答では、92万円と、9万円多い結果が出ています。「なんとなく」ではなく、数字を積み上げてみると、予想よりも多くなってしまうのでしょうか。

そのほかのライフイベントについては、以下の平均金額が出てきました。(左の金額がシミュレーション経験者 / 右の金額がシミュレーション未経験者のもの、括弧内はその差額)

結婚資金            211万円 / 191万円 (20万円)
子どもの教育資金(一人あたり) 582万円 / 498万円 (84万円)
住宅購入資金(頭金)      664万円 / 664万円 (0円)
老後の生活資金       1,635万円 / 1,192万円 (443万円)
親の介護資金          512万円/ 409万円(103万円)

シミュレーションをするかどうかで、見積もり金額に、大きな差が開いてしまうということが分かりました。

いまは結婚・出産の予定がなくて、親もピンピンしているから大丈夫。そんなあなたも、きっといつか迎える幸せな人生のライフイベントに備えて一度、シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

次回は、「働く女性たちは、配偶者控除の見直しに賛成?反対?」をお届けします。

▲TOPページへ

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集