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結婚費用はいくらかかる?婚約から結婚式代の相場まで

結婚にまつわるお金のリアル、今から把握しておきましょう

結婚の予定がある人。
○歳までには結婚したいと思っている人。
結婚できるのかなと少し不安に思っている人。

……結婚に対する思いはさまざまだと思いますが、では「結婚費用」が実際どれくらいかかるのかを知っている人はどれくらいいるでしょう。

地域や結婚式・披露宴の規模などによって差はあっても、基本的な結婚費用の目安は付けられます。結婚の予定が目前に迫っていなくても、いずれは結婚をと考えているなら、事前に知っておくに越したことはありません。

今回は、結婚するにあたってかかる結婚費用の相場をご紹介します。

結婚費用には何がある?

結婚が決まると、結婚式・披露宴を含むさまざまなイベントがあり、いずれもお金がかかります。結婚が決まってから実際に婚姻するまでにかかる費用をそれぞれ見ていきましょう。

結婚が決まったら―婚約・結納

結婚しようとお互いの気持ちが固まったなら、まずは婚約。女性には婚約指輪を、女性からはそのお返しとして男性に腕時計や財布などを贈る慣わしがあります。そしてその後、婚約成立の儀式として正式に結納を執り行うならば、結納金などの準備が必要になります。

カップルによっては婚約・結納をしないこともありますが、たとえ正式な結納でなくても、両家の顔合わせとして食事会などを行うのが一般的でしょう。その場合には食事会の費用などもかかります。

結婚式・披露宴とその準備

結婚式・披露宴をするならば、式場・披露宴会場に支払う費用、新郎新婦の衣装、招待客の飲食費、引出物などの費用、ブライダル会社を使うならその費用もかかります。結婚で最もお金がかかるのが、この結婚式・披露宴です。

ただし、結婚式・披露宴では招待客からご祝儀を頂くのが慣例となっています。また、両家から資金援助を受けられることもあります。ですから実際のところは、費用の全額を新郎新婦が負担するケースは少なく、ある程度はご祝儀や両家からの援助で賄うことができるでしょう。

また、通常は結婚式で結婚指輪の交換をしますので、式の前に結婚指輪を購入しておく必要もあります。

結婚式が終わったら―新婚旅行

結婚式・披露宴の後、次に大きくお金がかかるイベントといえば新婚旅行、新居への引っ越しです。新婚旅行に行くのであれば、往復の交通費、滞在先での宿泊代、飲食費などがかかります。新婚旅行といえば、まだ海外のイメージが強いかもしれませんが、国内を旅行するカップルも少なくありません。

夫婦の新生活をスタートする―新居の費用

新婚生活を新居で始めるのであれば、新居への引っ越し費用がかかります。結婚後にいきなりマイホームを購入するケースは少なくても、2人がともに生活しやすい場所へ引っ越しするカップルは多いでしょう。新居で使う家具や家電などの準備も必要になります。

もちろん、結婚前から同棲しているカップルや、結婚後はどちらかの住まいに移り住むといった場合は、新居にかかる費用は少なくなります。また、お金が貯まるまでは、家賃の額が負担にならない部屋を選ぶなどの工夫もできます。結婚費用の中でも、新生活を始める住まいにかかる費用は、自分たちの都合である程度押さえられる部分といえそうですね。

結婚, 式, 費用, 相場, 値段, 金額, 見積もり (写真=SanchaiRat/Shutterstock.com)

実際のところ結婚するにはいくらかかる?

それでは、それぞれ実際にいくらぐらいかかるのか、ブライダル情報誌の「ゼクシィ」が行ったアンケート調査などから見てみましょう。

婚約費用はいくら?

かつては、結婚が決まったら挙式式・披露宴を行う約4カ月~半年程前に、結納または両家の顔合わせを行うのが慣わしでした。

しかし「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」からまとめた「親ごころゼクシィ|結納・顔合わせ食事会の実施状況」によれば、
・両家の顔合わせのみ=76.9%
・結納、顔合わせの両方=13.3%
・結納のみ=4.4%

と、結納を行ったのは全体の20%弱、80%近くのカップルが両家の顔合わせのみをしたという結果になっています。現在は結納をせず、顔合わせの食事会のみ行うカップルが多くなっていることが分かりますね。ちなみに、顔合わせ・会場費の平均は6.3万円結納・会場費の平均は14.2万円でした。

両親の顔合わせや結納に続いて考えておかないといけないのが婚約指輪の準備です。「親ごころゼクシィ|結婚費用の項目と相場」によれば、婚約指輪の費用は平均35.9万円とあります。婚約指輪は、プロポーズや結納で男性から渡されることが多いので、結納、婚約指輪の購入、両家顔合わせの食事会、これらを全てするとしたら、婚約にまつわる費用の総額は約50万円以上ということになります。

結婚式でかかる費用はいくら?

「親ごころゼクシィ|結婚費用の項目と相場」によれば、結婚式・披露宴にかかる費用の平均は359.7万円でした。ただし、どのようなスタイルで挙式し、どのような披露宴をするかによって、かかる費用は変わってきます。

結婚式でよく行われるスタイルとしては、

・結婚式・披露宴ともに親族、友人、会社関係者などを招待する
・結婚式・披露宴を行うが親族のみを招待する
・親族のみを招待して挙式し、その後、食事会を開く
・結婚式と食事会を親族のみで行い、友人などに向けた二次会や結婚披露パーティを開く
・国内、海外リゾート地などに親族や親しい友人を招待し、旅行を兼ねた結婚式を挙げる

などが挙げられます。披露宴に替えて食事会を行う場合は、披露宴をする場合に比べて費用は安くなるケースが多いのですが、食事会や引出物の費用、遠方からのゲストへ支払う交通費・宿泊費などがかかります。

ゼクシィの同調査「項目別挙式・披露宴費用全国平均額」では、結婚式・披露宴でかかる主な金額の平均が分かっています。

  • 挙式料…31.5万円
  • 料理・飲物…122.9万円(1人あたり1.8万円)
  • 新婦の衣裳…47.4万円
  • 新郎の衣裳…16.7万円
  • 引出物・引菓子・プチギフト…35.7万円
  • ブーケ…4.9万円
  • 装花…17.4万円
  • スナップ写真撮影…22.3万円
  • 映像演出…9.2万円

また、披露宴の進行をプロの司会者に依頼したり、結婚式から披露宴までのビデオ撮影をプロに依頼するときは、別途料金がかかります。結婚式・披露宴とは別にスタジオで写真撮影をする場合も、撮影代・衣装代などが追加で発生します。

そのほか、必要になる費用といえば結婚指輪ですね。一般的には結婚式・披露宴の前に準備しておくのが基本。2人分の結婚指輪の平均額は24.3万円です。

新婚旅行費用はいくら?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」によれば、「新婚旅行へ行ったか」という質問に対して、
・行った(行く予定で申し込んだ)=75.9%
・行く予定だが、まだ申し込んでいない=10.5%
という結果が出ています。新婚旅行へ行った人・行く予定がある人は85%以上と、今でも非常に多いことが分かりますね。

新婚旅行の行き先として人気があるのはハワイ、ヨーロッパ、沖縄です。
・第1位 ハワイ=30.7%
・第2位 ヨーロッパ=17.3%
・第3位 沖縄周辺=9.1%

新婚旅行のイメージが強いハワイは昔も今も定番で、国内屈指のリゾート地である沖縄も、人気が高いことが見て取れますね。新婚旅行の日数と費用はどうでしょう。

【進行旅行の日数】
・第1位 7日間=26.2%
・第2位 8日間=15.4%
・第3位 5日間=14.8%

【新婚旅行代】
・第1位 100万円以上=16.9%
・第2位 60万円~70万円未満=12.8%
・第3位 50万円~60万円未満=12.3%

新婚旅行の日数は「7日」と答えた人が最も多く、なんと4人に1人という結果です。それに8日、5日と続き、つまり、約60%の人が5泊以上の新婚旅行に出かけているというわけです。

費用は100万円以上が約17%で1位。それに60万円~70万円未満、50万円~60万円未満が続くことから見ても、1人あたり約30万円程度の予算を使う人が多いようです。それだけの予算を確保していれば、行き先などの選択肢が広がりますね。

ここで忘れてはいけないのが「旅行のお土産」です。新婚旅行のために、有給休暇を使うなどして長期休暇を取る人もいるでしょう。また、結婚資金を両親に援助してもらったカップルも少なくないはず。「お土産」は、お世話になった人たちへのお礼や報告を兼ねますので、きっちり予算に入れておきましょう。

同アンケートによれば、新婚旅行のお土産代は10万円未満が47.4%で、全体の約半数を占めています。次いで、10万円~20万円未満が31.8%でした。

結婚費用の目安を把握し、取捨選択を

かつては、結婚が決まれば婚約指輪を買い、結納をして、結婚式と披露宴を執り行うのが一般的でした。しかし時代も変わり、現在は結婚のスタイルも多様化しています。「婚約指輪は購入しない」「結納はなし」「新婚旅行は国内でリーズナブルに」など、なるべく費用を抑えるような選択をし、必要がない部分にはムダにお金を使わないカップルも増えています。

とはいえ、結婚にある程度のお金がかかることには違いありません。これから結婚を考えている人は、いざというときに「結婚費用が足りない……!」と慌てないよう、最低限の貯金をしておきましょう。

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