(写真=筆者撮影)

並行ではなく○○○○○。成功者が語る、好き・得意なことを副業にするヒント

会社員・人事担当者向け「副業セミナー」をリポートします!

政府の「働き方改革」の流れを受けて、副業を解禁する企業が増えているようです。

世の中の動きに合わせて「副業を行っている、これからはじめたい」会社員と「副業制度を導入している、これから検討したい」企業担当者向けを対象にした副業入門セミナーが開催され、内容をのぞいてきました。

感想は、もしかして「副業」って、キャリアアップや自己投資のきっかけにできるのかも? ということです。

副業解禁企業はまだ少ないものの、勤め先が突然「副業解禁」となったときが、チャンスかもしれません。セミナーのエッセンスを報告します。

副業入門ノウハウセミナー開催

セミナーは2017年2月10日、「副業を始めたい会社員&副業制度を導入したい企業担当者のための入門セミナー」(クラウドワークス、ビザスク 、マネーフォワード主催)と題して開かれました。

イベントの内容は盛りだくさんで、クラウドワークス、サイボウズの人事担当者によるパネルディスカッションなどもあったのですが、今回は特に、読者に身近な20代女性の副業成功者、横塚まよさんの例を中心にリポートします。

imageTitle 「副業を始めたい会社員&副業制度を導入したい企業担当者のための入門セミナー」2017年2月10日、クラウドワークス本社で開催(写真=筆者撮影)

ネットゲーム実況がきっかけに。横塚さんの場合

横塚さんは、インターンを経て2014年ウィルゲートに新卒入社。現在は広報リーダーを務めています。2016年10月にスマホ特化型のタレント輩出を行う株式会社COMPLExxxを創業するなど、複数の仕事をしながら3つ以上の収入を得ています。

横塚さんが副業をはじめたそもそものきっかけは、インターネットでゲーム画面を見ながら、対戦の実況中継をしていたことです。ゲーム実況番組で集まった出演者の女の子たちをもっと有名にしたい、と思い、スマホ特化型のタレント輩出企業を設立したそうです。

ゲーム実況や、スナップメディアなどの活動が広がるにつれて副業のきっかけがたくさんできました。最初は趣味として行っていましたが、会社の副業解禁とともに起業にもつながっていったのです。

imageTitle パネルディスカッションに登壇する横塚さん(写真=筆者撮影)

副業解禁に備えて、何をしたらいい?

横塚さんに聞いてみました。「今は副業禁止の企業に勤める女性社員は、副業が解禁されるときに備えて、どんなことをしておいたらいいですか?」

「インターネットをうまく活用するのがいいと思います。人脈を広げ、情報収集をしていかないと、どこに、何を相談したらいいのか分かりませんよね。自分が何に向いているかということも、最初は分からないと思うんです。まずは興味を幅広く持って、たくさんの人とつながることからではないでしょうか」

横塚さんは、学生時代からそうした人脈を作ってきたのでしょうか?

「いえいえ、社会人2年目くらいまでは引きこもりがちで。社内でウェブデザインの業務に就いていたこともあって、勉強に時間を割いていました。どんどん人脈ができてきたのは、最近のことなんです」

人と触れ合うようなきっかけができ、情報が情報を呼び、人が人を呼ぶことで、趣味やその後の副業につながっていったといいます。

それでは、読者は、今からはじめても遅くない?

「全然、遅くないと思います!」

imageTitle (写真=筆者撮影)

平行線でなく、スパイラルな「複業」のために

横塚さんのお話から見えてきたのは、とにかく楽しんでいるということ。それは、他の副業経験者も同じのようで、

「僕が言う『複業』は好きなこと、得意なこと、役に立つことを組み合わせて働くということです」

と、イベントで講演した􏰀複業研究家、西村創一朗さんも話します。

よくパラレルキャリアといいますが、西村さんが推奨するのはスパイラルなキャリア。好き、と得意、をテーマにして、やっていることすべてが関連していくように働くことで、いろいろやっているように見えて、それぞれが相乗効果を生み出すのです。

28歳の西村さん自身の例では、まず人材業界で営業職に就き、個人でブログを始め、ブログの成果が会社に認められて社内で新規事業企画に異動、そこでの経験が最終的に起業、独立につながりました。

「ステップごとに、どんな複業を生んでどんなふうにつなげていくか。並行で行うよりも、複業はスパイラルを意識したほうがいいんじゃないか、それが僕の考えです」

imageTitle リクルートキャリア勤務を経て「複業研究家」として活動する西村創一朗さん。働き方改革のイベントなどにも出演中(写真=筆者撮影)

「働きすぎ」には気を付けて「複」業を探していこう

2015年発表の調査によれば、副業を認めている企業は1173社中、推進企業は 0 社、容認企業は173 社で全体の14.7%。まだまだ少ない数字です。

出典:リクルートキャリアが中小企業庁委託事業として行った平成 26 年度兼業・副業に係る取組み実態調査事業報告書(2015年2月)

ただ、副業経験者からはポジティブな意見が多く、例えば、副業の自由化を掲げているクラウドソーシングサービスの「クラウドワークス」の社員アンケートによると回答者の15%が副業を行い、33%が検討中で、副業を経験した社員の7割が「副業経験は本業でも活かせた」と回答しています。

国がこれだけ言っていることですから、「働き方改革」とともに、「副業が当たり前になる社会」は近づいてきそうです。

自分の本業を一生懸命にやっている会社員は、一歩引いてみると、そのなかに人脈や、自分の得意なこと、やりたいことのヒントが埋まっているかもしれません。

「好き」なことは疲れも忘れて際限なく行ってしまいがちなので、セルフコントロールは大前提。そこだけ気を付けながら、その日までに「副業」「複業」のヒントをあたためてみてはいかがでしょう? 

チャンスは、意外なところにあるかもしれません!

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