(写真=Elnur/Shutterstock.com)

これが本音。「専業主夫」志望の男も「アリ」が4人に1人

働く女性の理想の結婚相手とは?

日本FP協会が、20〜50代の働く女性を対象に行った、「働く女性のくらしとお金に関する調査2017」。1200人もの女性たちを調査した結果、明らかになった彼女たちのくらしやお金にまつわる実態やホンネを、前回に引き続き、シリーズで紐解いていきたいと思います。今回のテーマは「結婚と仕事」です。
(参照:日本 FP 協会 調べ「働く女性のくらしとお金に関する調査2017

働く女性が魅力を感じる結婚相手は?

恋人としてではなく、結婚相手として男性を見たとき、あなたならどんな考えを持つ男性を魅力的だと感じますか? 妻との関係について、次のような考えを持つ男性は「アリ」か「ナシ」かを、1200人の働く女性たちに聞いてみました。

Q. 妻には◯◯してほしい!次のような考えの男性は「アリ」ですか?(パーセンテージはアリと答えた人の割合)

・妻にはアルバイト・パートをしながら家庭を支えて欲しい…81.1%
・家事はきっちり分担し、お互いにフルタイムで家計を支えたい…72.5%
・妻には家庭を守って欲しい(専業主婦になって欲しい。共働きはNG)…48.3%
・妻が家計を支え、家庭を守ってほしい(自分は専業主夫志望)…24.5%

「アリ」と答えた女性の割合がもっとも高かったのは、「妻にはアルバイトやパートをしながら家庭を支えてほしい」という男性。

これは前回の記事でご紹介したように、家庭と仕事を両立できる程度に働きたいと思っている女性が多いことともつながりますね。

2番目に支持されたのは、「家事はきっちり分担し、お互いにフルタイムで家計を支えたい」という男性。これは「妻に家庭を守ってほしい」という男性を大きく上回りました。

女性全般への質問ではなく、現在働いている女性を対象にしたアンケートなので、共働きはNGと思っている男性との結婚に魅力を感じないのも当然かもしれません。

一方で、「妻には専業主婦になってほしい」をアリと思う女性が半数近くいるというのは、少し残念な気もします。

4人に1人は「専業主“夫”志望の男もアリ」

少し元気になるデータもありました。「妻が家計を支え、家庭を守りたいと思っている男性」をアリと答えた人が24.5%いました。つまり、4人に1人は「専業主“夫”志望の男もアリ」と回答したことになります。

「専業主“夫”志望の男はアリですか?」と聞かれると、少しネガティブなイメージを持ってしまいますが、もっとポジティブな表現もできると筆者は思います。

現実的には、共働きをしていたところ、妻の転勤が決まった。子供が小さいなどの理由で家族が一緒にいることを選ぶほうが幸せだと考え、妻の仕事を優先して、夫が休職・退職をして子供の世話をすることにした。ということなら、もう少し「アリ」が増えるのではないでしょうか?

妻がフルタイム勤務でも「夫は全く家事をしない」が2割

結婚後は、家事をきっちり分担し、お互いにフルタイムで家計を支えるというライフスタイルが一番人気だった訳ですが、既婚者の実態はどうでしょうか。

既婚者514人に、夫との家事分担について質問したところ、次のような結果となりました。

  • 妻10:夫0(夫は全く家事をしない)…26.5%
  • 妻9~8:夫1〜2(夫はお手伝い、補助程度)…40.9%
  • 妻7〜6:夫3〜4(分担しているが、妻の負担が重い)…22.8%
  • 妻5:夫5(きっちり分担している)…5.6%
  • 妻3〜4:夫7〜6(分担しているが、夫の負担が重い)…2.9%
  • 妻1〜2:夫9〜8(妻はお手伝い、補助程度)…0.8%
  • 妻0:夫10(妻は家事をしない)…0.6%

「夫は全く家事をしない」と答えた人が26.5%と、およそ4人に1人いることが判明しました。妻がフルタイム勤務でも「夫は全く家事をしない」と答えた人は21.7%という結果です。

「夫は妻のお手伝いや補助程度(妻9〜8:夫1〜2)の家事しかしない」と答えた人が40.9%いるので、妻が働いているのに家事をほとんどしない男性が67.4%と、3人に2人という高い割合になりました。

理想の結婚生活と現実との差がかなりあることがうかがえます。

せめて「食事の片付け」や「整理整頓」はして!

では、既婚の働く女性が、夫に家庭で頑張って欲しいこととは何でしょうか?

第3位 お風呂の準備(お風呂掃除・お湯張り)…31.3%
第2位 整理整頓(小物の片付け・服や物をちらかさないなど)…35.4%
第1位 食事の片付け(流しに運ぶ・洗う・しまう)…39.7%
(既婚者のみ、複数回答可)

ランクインした3つとも、ちょっとしたことだけど、忙しい時に手伝ってくれると助かることですよね。

女性なら、機転を利かせてできることなのに、「夫は何も気づかない」、「夫が何も手伝ってくれない」と感じると、妻の不満が爆発してしまうのではないでしょうか。既婚の働く女性が夫に一番望んでいるのは、妻への気遣いなのではないかと思うのです。

また、小学生以下の子どもがいる既婚者に限ったアンケートでは「子どもの世話」が堂々の第1位に。

夫には妻の育児への負担についても、もっと気づいてほしいということではないでしょうか。子供を第一に想う気持ち、父親としての役割を果たしてほしいという女性たちの切実な思いが伝わってきます。

次回は働く女性が「働き方改革」に求めるもの

以上、働く女性の理想の結婚相手とは、そして、その現実とはどんなものか、調査結果からのご紹介でした。

次回は「『賃上げ』が第2位。働く女性が「働き方改革」に求めるもの第1位は?」をお届けします。

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