(写真=筆者撮影)

ぼっちの達人が伝授!超プレミアムな楽しみ方と1人でイベントを乗り切るコツ【後編】

1人を楽しめる人は、自信を持って人生を歩める人かも

同僚も友だちも家族も予定が合わなくて、どうしても1人で過ごさないといけないとき。なんとなく人には会いたくないけど、1人で手持ちぶさたになってしまったとき。そんなとき、あなたなら何をしますか……?

1人で何をしたらいいのかわからない、と困っているアラサー女性は少なくないはず。そこで、前編に引き続き、今回も“ぼっちの達人”であるライターの朝井麻由美さんにお話をうかがい、1人でも贅沢な気分を味わえるスポットを教えてもらいました。それだけでなく、“ぼっちの達人”になったきっかけや、今までで一番の“ぼっち体験”のほか、誕生日やイベントを1人で過ごさないといけないときのコツなど、1人恐怖症(?)な方にぜひ読んでもらいたいお話ばかりです。

暇すぎて困ったから“ぼっちの達人”に!?

ーーそもそも、朝井さんがお1人でいろいろ行動をするようになったきっかけは何ですか?

朝井さん(以下、朝井):たぶん、大学1年の時に1人ラーメンをしたのが最初だと思います。

ーー1人ラーメン……!他にもいろいろあると思うのですが、なぜ、1人ラーメンだったんですか?

朝井:大学で知り合った友人が、「私、食べたいときは1人でラーメン食べに行くよ?」とけろりとした顔で言っていたのが衝撃だったんですよね。あ、行っていいんだ、って思った。当時は今ほど女性向けのラーメン屋も少なく、ましてや女性が1人で行くというイメージもありませんでした。でも、人目を気にせず、食べたいからという理由で、食べたいときに1人で行く、そういうシンプルな行動をしていいんだ、と背中を押してもらえました。

――なるほど。それで、1人ラーメン以降、さまざまな1人行動をするように?

朝井:そうですね。それと同時期に、「やりたいことを箇条書きで手帳に書く」というのをやり始めていたんです。大学生活が思いのほか暇でびっくりしたんですよね。それで、

ふと思いついたこととか、『hanako(ハナコ)』や『an・an(アンアン)』といった雑誌に載っていたお店で気になったところとかを書いて、リストにしていたんです。そうやって作ったリストを、空いている時間に1つずつ潰していくということをし始めました。そのチェックリスト作りが、ぽんと時間が空いたときに一人でどう時間を使うか、の訓練になっていたように思いますね。

ーーチェックリストはどんな手帳に書いているんですか?

朝井:『ほぼ日手帳』です。もう10年ぐらい使っています。最近では便利なアプリもいろいろありますけど、個人的には紙の手帳が好きです。リストを一つひとつ手で消していく快感がありますし、あとから読み返すことで、いろいろ思い出しやすいですしね。

ぼっちの達人の「超プレミアムな体験」とは?

ーー朝井さんがこれまで経験されてきた「ぼっち行動」のなかで、特に「これはプレミアムだ!」というのはなんでしょうか?

朝井:1人でリムジンを貸し切りにしたことですね。1時間3万円ぐらいから乗れるんですが、あれは本当にリッチな体験でした。人生に一度でいいけど、人生で一度はやりたい。そんな体験じゃないでしょうか。お祝いのときには、ぜひ挑戦してみてほしいですね。

プレミアムぼっち (写真=朝井さん提供)

――リムジンは憧れますね!では、初心者にもおすすめな「ぼっち」はありますか?

朝井:絶対ハズレがないのはディズニーランドですね。日本最高峰のサービスとエンターテインメントが詰まった場所ですから、行けば楽しめるのは保証されているという感じです。

――ディズニー⁉結構ハードルが高い感じがしてしまいますが……。

朝井:私もそう思っていたのですが、意外にも、1人でも浮いている感じがしなかったんです。パークの中には面白いお店があって、乗り物があって、キャラクターたちがいて……と、来場者の視点があちこちに移動するので、1人ひとりの通行人を見ている余裕がないからかもしれません。しかも、これは一部の乗り物に限りますが、奇数人数で来場したお客さんの空いた1席に入れてもらう『シングルライダー』という制度があるんですよ。シングルライダーに対応しているアトラクションの入り口で係員の人に申し出れば、ファストパスのように他のルートから案内され、どんなに長くても10分くらい、たいていは1分も待たずに乗ることができまてすごくおすすめです。

ーーリムジンの貸し切りも、ディズニーランドも、プレミアム感ありますね。他にこれはプレミアムだったと思った場所ってありますか?

朝井:ラブホテルですね。

プレミアムぼっち (写真=朝井さん提供)

ーーえ……?朝井さん1人で、ですか??

朝井:はい。最近は、女性が入りやすいように女子会プランなどを用意しているラブホテルが結構あって、ラブホテル側もイメージアップの工夫をしている感じがします。といっても、女子会プランは2名とか3名様以上とかで、一人だと使えないんですけどね……。いざ入ってみると、一般的なビジネスホテルよりベッドは広いし、アメニティーも充実しているので、かなり快適です。私が行ったのは『ホテルバリアンリゾート』という、カラオケのパセラ系列のラブホなんですが、まさにプチリゾート気分でした。

1人で特別な日を過ごさないといけないときは……

ーー朝井さんのお話を聞いていると、1人でも楽しく時間を過ごせそうって思えるのですが、さすがに誕生日やクリスマスといったイベントを1人で迎えるとなると寂しくなってしまいそうです……

朝井:そういう「イベント事のときに誰かと一緒にいないと寂しい」というのはなぜなのかを考えてみたことがあるんですが、たぶん『期待』のせいだと思うんです。おそらくみんなの心の中に、誰かと過ごさなければいけないという『期待』があって、でも、一緒に過ごす人が見つからないと、その『期待』が満たされない。膨らむ期待と、満たされない期待、この落差が「寂しさ」の正体なのではないでしょうか。誰かに祝ってもらいたい、誰かと過ごしたい。そう期待していたら、何をしようとたぶん寂しさは消えません。

プレミアムぼっち (写真=朝井さん提供)

――なるほど。ではそもそも期待しないほうがいいんですね。

朝井:そのためには、先回りして最初から「1人で過ごす」という予定を入れてしまって、自分の気持ちをコントロールしたほうが楽に過ごせるんじゃないかと思います。

ーーなるほど。確かにそういう気持ちであれば、寂しく感じる必要はないですね。気持ちの問題というか、ある種の決意みたいなものが大事なのかもしれないですね。

インタビューを終えて

今回、朝井さんへのインタビューを通して分かったことは、「ぼっちの達人」は、自信をもって自分の足で人生を歩んでいる、信念のある女性だったということでした。

私たちは、いろいろな情報に流されて、何となく日々を過ごしてしまうことがあります。そうしていくうちに、自分が本当にやりたいことが何なのかどんどん分からなくなっているという人も少なくないのかもしれません。だからこそ、プレミアムフライデーで15時に退社しても、1人で何をしたらいいのか分からないという人がいるのかもしれませんね。

自分自身と対話して、小さな決断と達成を繰り返していく。それが「ひとり」でも人生を楽しめる秘訣なのだと感じました。

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