(写真=NiP photography/Shutterstock.com)

株価が上がるシンプルな理由、わかりますか?【投資女子への道 #04】

好きな会社の株を実際に買ってみよう

この記事は、30代の独身OL2人が、株式投資にチャレンジする物語「投資女子への道」の第4話です。

【投資女子への道 はこちらから】
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OLの神崎美穂(37)と山口玲奈(33)は、株式投資をやってみようと「初めての株式投資ツアー」に参加しました。ただ今、ガイドと共に、イタリアントマトで、バンダイナムコの株主優待券を使い、7種のベリータルトを頬張っています。

株価はなぜ上がるのかの極意をお教えしましょう

玲奈「超絶ウマーイ!株主優待でデザートまで食べられるなんて、幸せ」

ガイド「自分なりの株価のイメージ(=理論価格)をつかんだところで、いよいよ実践編です。仮に、資生堂の株価のイメージが3000円だとします。今現在の株価は、2673円、つまり株価イメージより現在の値段の方が安いので、割安と判断して買います」

美穂「ドキドキしますね!」

ガイド「さて、その前に、質問です。なぜ株価は上がるのでしょう?美穂さん」

美穂「えっ?そ、それは、将来有望な会社だから」

ガイド「良い答えですが、惜しい。もっとシンプルに言うと?」

美穂「えー、分からないです」

玲奈「先輩、そんなの簡単じゃないですか。その株を欲しい人がいるからに決まってます」

ガイド「(驚いて)正解です! 玲奈さん、よくわかりましたね」

玲奈「(得意げに)ワタクシ、ヤフオクで稼いでおりますから」

美穂「(笑う)玲奈ちゃん、あなたって何気に凄いよね・・・」

ガイド「買いたい人がいるから株価は上がる。実は、株の取引で最も重要なことですので、しっかり覚えておいてくださいね」

板(いた)を見ながら、実際に取引してみよう

株式投資, 初心者, 投資家デビュー 出所:楽天証券取引画面より

ガイド「ここで、発注の画面を見てみましょう。これは買い注文の画面になります」

美穂「何株買いますか? [単元株数:100株]って何ですか、これ?」

ガイド「単元株とは購入に必要な最低株式数のことです。売買は基本的には単元株数単位となります。資生堂は100株単位ですので、今回は100株と入力します」

美穂「100株ですね(入力する)。次に指値ってありますけど」

ガイド「株の取引方法には、指値注文と成行注文があります。指値注文は指定した値段で買いたい場合、成行注文はいくら高くなってもいいから買いたい場合ですが、思わぬ高値で買ってしまうリスクがあります。初心者の場合は、指値が良いでしょう。板(いた)を見て指値を決めます」

美穂「板?」

ガイド「右側の表が板になります。どの価格帯にどれくらいの注文が入っているかは板で分かります。左側の列が売数量、右側が買数量、中央が値段です。売りたい人と買いたい人の『値段』が一致した時に株の取引は成立します。値段中央の色付きの数字が直前に成立した株価です。この板でしたら、2674円で指値すれば買えそうです」

美穂「2674円、ですね(入力する)」

ガイド「あとは注文ボタンを押せば、購入できます。では、クリックしてみてください」

美穂「え、もう買えちゃうんですか」

ガイド「そうです。クリックしてみてください」

美穂「え、ホントにいいんですか?」

ガイド「早くしないと、株価が上がって2674円で買えなくなっちゃいますよ」

美穂「えーウソ、どーしよっ」

玲奈は黙々とタルトを食べなら二人の様子を見ていたが、

玲奈「まったく何やってるんですか〜、先輩」

と、フォークのお尻でPCのエンターボタンをカチッと押す。

美穂「あー!!」

ガイド「はい、買えましたよ! なーんて、これは『デモトレード』と言ってシミュレーションですので、実際には買えてはいませんのでご安心ください」

美穂「シ、シミュレーション?!」

美穂、ヘナヘナと椅子に崩れ落ちる。

ガイド「このように、実際にPCを目の前にして取引を行うと、緊張しますし焦ります。そこはあえて指差し確認などして、冷静に取引を行いましょう」

(続く)

*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。

岡田 禎子
「投資は面白い」がモットーなFP
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)。 証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴らしさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆を中心に活動中。

【投資女子への道、これまでのお話はこちらから】
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