(写真=筆者撮影)

ぼっちの達人に聞く。「超プレミアム」な金曜日の過ごし方を教えて!【前編】

女性1人でも意外と楽しめちゃうんですね。

2017年2月から施行されているプレミアムフライデー。皆さんはどのように過ごしているのでしょうか。 なかには、15時に仕事が終わったとしても、友だちも恋人も家族もつかまらなくて、ひとりで何をしたらいいのかわからないという方もいるのでは……?

そんなひとり遊びが苦手なアラサー女性の皆さんのために「おひとりさまでもとことん楽しめる!プレミアムな人生の過ごし方」をご紹介します。

せっかくならひとり遊びが得意な方にお話を聞きたい!ということで、『「ぼっち」の歩き方』(PHP研究所)や『ひとりっ子の頭ん中』(KADOKAWA/中経出版)という著書を持ち、“ぼっちの達人”としても知られるフリーライターの朝井麻由美(あさい・まゆみ)さんにお話をうかがいました。

プレミアムぼっち2 (写真=筆者撮影)

朝井さんとお会いしたのは、原宿駅から徒歩5分のところにある「千疋屋フルーツパーラー」。ちょっと贅沢したいと思ったときや、自分へのプチご褒美にはぴったりの場所ですね。

「1人で10パック食べられるぐらい、いちごが大好きなんです」という朝井さんは、いちごが贅沢に乗ったパフェをオーダー。おいしそうに食べる姿は、普通のかわいらしい女性でした。

おひとりさまでも行きやすい、プレミアムな場所とは?

ーー朝井さんはいろいろな場所へ1人で行かれていると思いますが、アラサー女性が1人で行きやすいプレミアムな場所はありますか?

朝井さん(以下、朝井):ちょっと贅沢したいときなんかは、やっぱりフルーツパーラーがいいんじゃないでしょうか。結構1人で来られているお客さんも多いですよ。金曜15時からの「プレミアムフライデー」にはまさにぴったりの場所じゃないでしょうか。 食べ物系のおすすめの場所を聞かれることも多いのですが、「おいしいものを食べに行く」というのがそもそも楽しいことなので、何を食べるかはその人の好みによると思うんです。ただ、“人と分けて食べることにモヤっとする食べ物”は、1人で行くのがいいと思っています。

ーー人と分けて食べることにモヤっとする食べ物、とは……?

朝井:例えば「焼き肉」です。私自身が気に入ったものをたくさん食べたいタイプなので、ちょっとずついろいろ食べるよりも、カルビをいっぱい食べたいって思うんですよ。あと、何人かで焼肉に行くと「このお肉を狙ってたのに取られちゃった」みたいなことってあるじゃないですか(笑)。 あとは「お寿司」ですね。ひとつのネタばかりではなくて、いろんなネタを食べなきゃいけないみたいな風潮がありますよね。さらに言えば、お寿司はネタによって結構値段が違ってきますから、誰かと一緒だとお会計をどう分けるかにもかなり気を遣ってしまいます。私は大のウニ好きなので、本当はウニ6貫ぐらい食べたいんだけど、2貫でがまんしておこう……とか。 自分のペースで食べたいと思うようなものは、1人で行くのがいいと思いますね。

ーーこれまでに朝井さんが1人で行ってみて“意外と楽しかった場所”はありますか?

朝井:「オクトーバーフェスト(野外で行われるドイツビールのお祭り)」ですね。野外イベントって、大人数で行くイメージがあると思いますが、実はビール好きの1人客が結構います。とにかく混んでいるので、団体だと席を探すのも大変ですが、中途半端にポツポツと空いているから、むしろ1人のほうがフットワークが軽くていいですよ。

ーー代々木公園や日比谷公園などは屋外のイベントも多いので、足を伸ばしてみると楽しいかもしれないですね。夏ならビアガーデンもよさそうな気がします。

朝井:ビアガーデンにも行ってみたんですが、不便でした。ビアガーデンでBBQを頼もうと思ったら、2名からしか頼めないと断られてしまって。枝豆や軽いものを単品で頼んでつまむぐらいしかできませんでした。

ーーなるほど。それは残念ですね。他にも気をつけたほうがいい場所はあるんですか?

朝井:飲食店はほかにも一人客NGのお店が結構多いので注意したほうがいいかもしれません。特に高級店などでコース料理を食べようと思ったら、お店に事前確認したほうがいいですね。カジュアルな居酒屋でも結構断られることがあります。

一方で、おひとりさまに優しいお店もあります。以前、北京ダックを1人で食べにいったんですが、そこのお店は食べきれなかった分をお土産にしてくれたんですよ。そういうお店を探すといいですね。

ーー逆に「1人でも行っていいの?」と驚いた場所はありますか?

朝井:意外だったのは「ウエディングフェア」ですね。もしかしたら式場によって考え方が違うかもしれませんが、私がお話を伺ったところは「今後、結婚式を挙げる可能性が少しでもあるのならば、特に現状予定がなくても誰でも歓迎」だそうで、1人でもOKらしいです。雰囲気も楽しめるし、料理付きのプランもあると思うので、まだ結婚されていない方にはとてもいいと思います。

プレミアムぼっち4 (写真=筆者撮影)

1人で過ごすのが苦手な人は「自分の好きなことが分かっていない人」

ーーお話をうかがうと、実は1人で楽しめる場所って結構あるんだなって思います。でも、実際に時間が空いたらどう過ごしていいのか分からなくなってしまうという女性は多いですよね。

朝井:急に休みができても何をしたらいいか分からない人は、自分のしたいこと、自分の好きなことが分かっていないんじゃないかと思うんです。でも、ちゃんと考えてみたら、「あれをやりたい」と思ったままになっていることってたくさんあるはず。雑誌やSNSを見ていて、「ここ行きたい!」と思っても、メモでもしておかないと翌日には忘れてません?

ーー確かにそうかもしれないですね。では、自分の好きなものが分かるようになるためにはどうすればいいのでしょうか。

朝井:私は昔からやりたいことを思い付いた瞬間に手帳の余白にリストアップしておくのが好きですね。例えば、Twitterのお気に入り欄を定期的に見返して、埋もれてしまう前に行きたいところを書き写しておいたり、誰かがFacebookで良さそうなお店をシェアしていたら、投稿が流れていってしまう前にこれもメモする。こうしてリストアップすると、自分の“好き”の傾向が見えてきて面白いですよ。

ーー朝井さんが今後、おひとりでやってみたいことや行ってみたいところはありますか?

朝井:先ほども言ったとおり、私ウニがすっごく好きなんですけど、実はウニの殻をパカって開けるやつ、あれをやったことがなくて。ウニをひとり占めするためにも、一人で行って殻をパカっとやりたいですね。

後編ではさらにプレミアムな過ごし方をご紹介!

1人で過ごすというと、何となく「寂しい」「かわいそう」といったイメージを持ってしまいがちですが、朝井さんの話を聞いているうちに、1人で過ごすって実はとても楽しいことかもしれないと感じました。

後編では、朝井さんが「おひとりさま活動」をするようになったきっかけと、さらに「超プレミアムぼっち」な過ごし方をご紹介します。お楽しみに!

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