(写真=tuthelens/Shutterstock.com)

「ポイント」はお得じゃない!リボ払いの誘惑に負けてはいけない2つの理由

お支払い金額を調整すれば安心!ではありません

どうしても欲しいものがあったとき、少し高いけれど分割なら払える!とリボ払いを使っている方もいらっしゃることでしょう。ですが、そのリボ払いはとても危険です。リボ払いで毎月の支払い金額が一定金額になることは本当に安心なのでしょうか?

簡単に使えるリボ払いですが利用を避けたい2つの理由があります。

リボ払いを避けたい理由①「金銭感覚、生活費の予算が崩れる」

リボ払いは毎月の返済金額を自分で設定することができ、高額な買い物をしても負担がなく感じてしまいます。金銭感覚が鈍くなってしまうと、次々とリボ払いで買い物をしてしまい、リボ払いを重ねていくうちに毎月の返済額が増え、毎月の返済自体が難しくなります。

生活費のバランスが崩れていくことで、さらにリボ払いやカード払いが増え悪循環に陥り、元の生活費のバランスに戻すことがとても難しくなるでしょう。

リボ払いを避けたい理由②「高額な手数料がかかる」

2017年2月現在、住宅ローン金利が1%を切り、自動車ローン等も3%前後で利用できる中で、リボ払いは年率14%程度の金利がかかる事がほとんどです。借り入れ金額が大きく返済までの期間が長い場合、どんどん利息がかかっていってしまいます。

例えば、50万円のものを購入し、月々の返済を元本分1万円に設定していると、14.0%の金利の場合、返済までに50回払いとなり、返済総額は64万8020円、利息だけで14万8020円かかってしまいます。

クレジットカードの分割払いは、2回までなら利息がかからないので、分割払いを利用したい場合は2回までにしましょう。

ポイントがつくことはお得ではない

「リボ払いを利用すればポイントが2倍でお得!」というキャッチフレーズを見たことはありますか?

リボ払いをすると、クレジットカード払いよりポイント2倍など各会社、様々なキャンペーンを行っています。一度、ゆっくりと考えてみましょう。なぜカード会社は消費者にお得なものを売り込もうとするのか。それはリボ払いを利用してもらった方が、消費者が儲かるのではなく、カード会社が儲かるからです。

ポイントが多く付くのならとリボ払いを利用しても、それ以上に利息負担がかかるので損するのです。100円で1ポイント(1ポイント=1円)つくカードが、仮に100円で2ポイントつくようになったとしましょう。先ほどの例を元に、50万円のものをリボ払いで購入した(毎月1万円返済、年利14%)場合、キャンペーンで得られるポイントは1万ポイントで通常よりも5000ポイント多くもらえます。1ポイント1円換算の場合、5000円の得になりますが、リボ払いにすることで、14万8020円の利息を払うことになります。

金利以上にポイントが付くことは絶対になく、得をする人は皆無でしょう。

高額な利息払いからどのように脱却するか

まず、「リボ払いを利用しない」事が一番です。

どうしても必要なものならば、家族など近くの人に相談してお金を借りましょう。

既にリボ払いを利用している方は、真っ先に返済してください。

それがどうしても難しい場合や、既にリボ払いを利用している方には金利の低い「無担保ローン」への借り換えがおすすめです。

銀行により商品名が異なりますが、自由ローン、おまとめローン、無担保ローン自由型など、無担保ローンの中で資金使途が自由となるローンがリボ払いの借り換えに利用できるローンです。先ほどあげたリボ払いの例では、年率14%の金利がかっていましたが、無担保ローンだと7%程で利用できます。

ホームページの商品紹介にリボ払いからの借り換えが載っていない場合は窓口で相談すると良いです。銀行によって借り換えは無担保ローンを利用できない場合もあります。

7%の金利で毎月元本分1万円の返済をした場合、返済期間は先ほどと同じ50回、57万3999円、利息分は7万3999円となります。リボ払いだけでなく他にもカードローン等の支払いがある方は、無担保ローンに借り換える際に一つにまとめる事もでき、返済を管理しやすくなります。

誰もが持っているクレジットカードで簡単に使えるリボ払い。そこには危険がたくさんあります。リボ払いは使わない、という事を意識することが大切です。

田中 麻依
ファイナンシャルプランナー
学習院大学経済学部卒業後、銀行にて住宅ローンや無担保ローン等、個人のローン取次業務に5年間従事。現在は、別会社にて勤務しながら、これまでの経験・知識を活かし、個人として活動中。FP技能士2級、日商簿記2級、証券外務員1種。趣味は、フルート、セルフネイル、旅行。

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集