(写真=森口新太郎撮影)

年を取ったらデイトレしたい。FX、先物の失敗乗り越え【川崎貴子さんの失敗談①】

デキる女性の「投資の失敗談」シリーズ

さまざまな分野で活躍する「デキる女性」たちに、投資の失敗談をお聞きするインタビューシリーズ。第2弾は、人材コンサルティング会社の経営者であり、「女のプロ」として各種メディアでも活躍されている川崎貴子さんをお訪ねします。

「投資」に興味はあっても、実際に始める勇気が出ない女性は少なくないと思います。筆者ももちろんその一人。

人生の先輩の実体験を聞けば、投資への不安が減るかも!と自分を奮い立たせ六本木を訪れました。

川崎さんと言えば、以前、イベントで株で儲けたのが起業のキッカケだとお話されていましたが……失敗もやはりしているのでしょうか?深掘りしてみます!

初めて買った株が6倍に!

――川崎さんは起業のキッカケが株だったとお聞きしています。そもそも、投資を始めたキッカケは何だったのでしょうか?

学生時代、父に薦められて株を買ったのがきっかけです。小さな頃のお年玉など、親が、私が子どもの頃から貯めてくれていたお金を元手にしました。初めてだったので、父にいろいろな会社を教えてもらいながら、おもちゃ会社や食品会社の株を購入することに決めました。

父はデイトレーダーなどではなく、複数の株を長期的に持つような人でした。「株を買う時は〝この会社を応援したい〟と思えるかどうかが大事だよ」というアドバイスをもらったこともあり、自分の目から見て「この会社は面白い商品を作っているな」などと興味を持った会社の株を購入することにしました。

でも、OLとして働きはじめてからは、株のことは〝放置〟していました。25歳の時に口座を見た時、昔購入していた株が上がっていて、50万円が300万円にまで増えていました。

好奇心から先物取引にチャレンジ!しかし……

――初めて購入した株がそんなに増えたんですね!その後は、どのような投資をされていたんですか?

約20年前から自分で会社を経営するようになってからは、投資を活発に行うようになりましたね。

ちょうどベンチャー株が流行していた時代で、購入した株の株価がすぐに上がるなど、面白い時期でした。当時は、証券会社の担当者から電話で値動きなどを聞き、どうするか決めるという方法を取っていました。

株をやっていると自分でも勉強するため、実際に売買をしながら「なぜこの会社が大きくなったのか」「この会社が上場した理由は何か」などが理解できるので、仕事をするうえでも勉強になりました。

株がわりとうまくいっていたので、好奇心からその後、先物取引にも挑戦しました。500万円ほどの資金でやっていたのですが、値動きがとても大きくて。ゼロになったり1000万円になったりマイナスになったり……。「これは人が死ぬな」と思いました。

半年ほど続けたのですが、「会社を経営しているだけでもギャンブルなのに、勉強する時間もないし身の丈にあわないな」と考え、やめることにしました。その結果、収支はプラマイゼロで済みました。

imageTitle (写真=森口新太郎撮影)

FXで200万円の損失!その時どう感じた?

――先物取引も、早めに見切りをつけたことで大きな失敗にはつながらなかったんですね。お話をお伺いしていると、順調な投資経験をされているように見えます。

いえ、その後にFX(☆)をはじめた時には、資金の200万円がゼロになるという経験をしています。

もともと、先輩の女性経営者がFXの会社をやっていて、「知らない世界を知ってみたい」という思いから、やり方を教えてもらって始めたんです。

当時は「先物取引よりリスクは少ないだろう」と思っていました。しかし、リーマンショックをきっかけにどんどん値下がりしてしまい、その結果、200万円損をしてしまいました。

☆FXとは?
外国のお金を購入したり売却したりして、利益を目指す取引のこと。外貨預金との大きな違いであり、魅力の一つは少額のお金を担保にして大きな額のお金を運用することができること。小さな力でその何倍もの力を発揮することから、てこ(レバレッジ)の原理になぞらえて「レバレッジ効果」と呼ばれている。(参考:バリキャリと「FX」の相性がいい理由

――200万円の損失というと、私ならかなりショックを受けてしまいそうです…。その時の心境はいかがでしたか?

私の場合、投資は余剰資金でやっていたので、「200万円で済んでよかったな」と思いました。ただ、ちょうど同じ頃、経営していた会社で取引先の倒産などが続き、家賃や社員への給料、税金などを支払うことでいっぱいいっぱいな状態になってしまったんです。その時に、「あの200万円があれば……」と思ったことはありましたね。

その後しばらくは投資をする余裕はありませんでしたが、新規事業のスタートや講演の仕事などを始め、徐々に盛り返してきました。

imageTitle (写真=森口新太郎撮影)

年を取ったらデイトレをやってみたい

――投資初心者の女性に、おすすめの金融商品はありますか?

そうですね、株であれば優待が楽しめたり、「この会社を応援している」と実感しやすいと思います。今はインターネットなどから情報収集をしやすいという点もいいですよね。

若い女性にとっては、10万円分の株を買うというのもなかなか金銭的にきつい部分もあるとは思うのですが、不動産などとは違って小さな予算からでもスタートできるのも利点かと思います。

チャレンジ精神と、失敗をプラスに変える力

株や先物取引・FXなど、さまざまな投資に積極的にチャレンジした経験を持つ川崎さん。その好奇心が、現在の成功につながっているのだと感じました。

……ところで、川崎さんといえばプライベートでは離婚を経て8歳年下のダンサーの男性(今はボディトレーナーをなさっているそうです)と結婚しており、最近は、乳がんの治療経験を明かしたWeb連載も好評です。

川崎さんはお金についてどのように考えて日々、暮らしているのでしょうか?次回は、川崎さんのお金に対する考え方や、人生における「失敗観」についてお聞きします。(川崎貴子さんの失敗談②に続く)

取材に協力してくれたのは

imageTitle (写真=森口新太郎撮影)

川崎 貴子(かわさき・たかこ)さん
リントス代表取締役。1997年に人材コンサルティング会社ジョヤンテを設立し、女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆活動や講演多数。ninoya取締役を兼任し、2016年11月より、共働き推奨の婚活サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。2017年3月にジョヤンテを退職し、現職に就いた。11歳と4歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に『結婚したい女子の為のハンティング・レッスン』など。

【デキる女性の「投資の失敗談」シリーズはこちら】
川崎貴子さんの失敗談①
谷本有香さんの失敗談①
谷本有香さんの失敗談②
谷本有香さんの失敗談③

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