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資質なんて必要ない。はじめてチームリーダーに任命された人におすすめの3冊

先人の知恵から、自分らしいリーダー像を見つけよう

4月は年度初めにあたり、同時に新しいプロジェクトが始動する企業も多いのではないでしょうか。新しく管理職を任命されるかたもいれば、初めてプロジェクトにおいてチームリーダーに抜擢されたかたもいるかもしれません。

個人で業績をあげることが得意であっても、チームをまとめるとなると力を思うように発揮できないかたも中にはいるようです。チームリーダーの任命は、管理職になる一歩手前のテスト期間であるケースもあります。

はじめてチームリーダーに任命されたときに、読んでおくとためになる3冊をご紹介します。

『誰でもリーダーになれる3つの約束』

一冊目は『誰でもリーダーになれる3つの約束』(和田裕美著、幻冬舎)。この本は、私がはじめて管理職になった35歳のときに書店で手に入れました。

約6年間在籍した商品開発部門から支社部門へ異動。しかもそこは社内でも一番大きい店舗。職人のようにひたすらコツコツと商品を開発していた環境が一変し、いきなり20人弱の部下ができた時期でした。

リーダーになろうとする人には、もともとの資質なんて必要ないといいます。リーダーになってから後に、だんだんとリーダーらしくなってくるということ、そして人を育てるコツとしてリーダーシップには3つの柱があることが書かれています。

  • 「自分と約束する」
  • 「部下と約束する」
  • 「環境整備をする」

自分が変わることを自分と約束、部下自身も変わっていけるように互いに約束する。そして同僚同士が尊重しあえるインフラを整える約束をすること。

強烈なリーダーシップを最初から発揮しなくても、誠実に自分や部下と向き合うことで、真のリーダーになっていける道筋が書かれています。

『99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ 』

2冊目は『99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ 』(河野英太郎著、ディスカヴァ―・トゥエンティワン)。この本は、私が最初の管理職着任から数えて3つ目の部署に配属された頃に手に取った一冊です。

マネジャーでもあり、リーダーでもある微妙な立ち位置が中間管理職であるともいえます。2つの支社での店舗運営を経て、古巣の商品開発部門に戻り、まさに中間管理職としての業務に難航していたときでした。

リーダーとはただの役割であり、偉いわけでも価値が高いわけでもないということが書かれています。そしてリーダーの役割とは8つのコツがあるといいます。

  • メンバー選びのコツ
  • 仕事の依頼のコツ
  • メンバー評価のコツ
  • トラブル対処のコツ
  • チームを前進させるコツ
  • モチベーションを高めるコツ
  • 人を育てるコツ
  • 自分を整えるコツ

リーダーシップというと大上段に振りかぶりがちですが、8つのコツを素直に愚直に、そして継続していけばよいのだと書かれていて、気が楽になったものです。

一からチームをつくりあげるプロジェクトのリーダーに任命されたかたにおすすめの一冊です。

リーダー, 管理職, 本 (写真=Vadim Georgiev/Shutterstock.com)

『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』

3冊目は『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』(松下幸之助著、PHP研究所)。いわずと知れた経営の神様・松下幸之助が、松下政経塾で語ったスピーチの一部が収録されています。

さまざまなビジネス本を読んでいくと、管理職が経営者の目線に立つ大切さを説いたものが多くありました。それをとおして日本を代表する経営者の思想を知っていくことが、リーダーとしての本質に触れていけるように感じ、手に取った一冊です。

塾是 「真に国家と国民を愛し新しい人間観に基づく政治・経営の理念を探求し人類の繁栄幸福と世界の平和に貢献しよう」

仕事とは世のため人のためであること、そしてその理念・志を忘れず常に自問自答し、実行していく大切さが切々に説かれています。

自分らしい一歩を踏み出そう

会社組織の第一歩がチームであり、社長への第一歩がチームリーダーといえるのかもしれません。

はじめてチームリーダーになるかたは、先人の知恵を学びながら自分らしい一歩を踏み出していったらよいのではないでしょうか。

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