(写真=DAILY ANDS編集部)

挙式に必要な貯金はこれだけ!最新の結婚費用事情【結婚と投資の必勝法①】

ウェディングのプロに教わります

「お金がかかるから、結婚式を挙げたくない」と考える人が最近、増えているのだそうです。確かに、DAILY ANDS編集部の知人は参列者が30人だったのに総額400万円かかったと話していました……。

「でも、皆さん。実は結婚式を挙げるために夫婦に必要な貯金は、平均すると13万円ほどなんですよ」

ウェディングプロデュースの担当者によると、こんな統計データがあるのだそうです。

結婚にかかる費用って一体どういう風に決まっているんだろう?アラサー世代にとって関心の高い「結婚式」という観点を切り口に、満足のいくお金の使い方について考えてみましょう。

この日のテーマは「結婚と投資の必勝法」

この講演は2017年2月9日、20〜30代の女性が金融について学ぶコミュニティ「きんゆう女子。」のスペシャル企画として東京都内で行われました。

企画のテーマは「結婚と婚活と投資の必勝法」ということで、ブライダル企業「テイクアンドギヴ・ニーズ」(以下、T&G)広報担当の佐伯有理さんとリゾートウエディングを手がける「アールイズ・ウエディング」広報担当の柳澤芙美さん、「女のプロ」の異名を持つ起業家の川崎貴子さん、東京証券取引所広報担当の石田慈宏さんがトークを繰り広げました。

DAILY ANDSでは、その模様を全3回シリーズでお届けします。1回目となる今回は、ウェディング業界のお二人による最新の結婚式事情と結婚費用について、です。

【結婚と投資の必勝法シリーズはこちらから】
挙式に必要な貯金はこれだけ!最新の結婚費用事情
「女のプロ」川崎貴子さん語る、女の人生とお金の深い関係
川崎貴子さん、東証が「きんゆう女子。」に指南

「ナシ婚」が増えているわけ

佐伯さんと柳澤さんはまず、最近の結婚式事情を教えてくれました。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」のデータによると、年間の婚姻届出数は66.1万件であるのに対し、挙式・披露宴の実施件数は41.3万件。

単純計算で、婚姻届を出した人の62%が式を挙げたり、披露宴をしたりしているということになりますし、式を挙げないいわゆる「ナシ婚」が4割近くに上るということですね。

この「ナシ婚」は最近増えているようで、その理由は、

  • 共働きで忙しく、準備が大変
  • ハネムーンや子供の教育費にお金をかけたい

などがあるのだそうです。

結婚式にかかるお金は?

「確かに、最近は自分たちらしいオリジナルの式を挙げたい人が増えており、結婚式にかかる平均費用は上がっています」と佐伯さん。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」によると、首都圏の人が国内ウェディングにかかった総合費用の平均は385.5万円(全国平均 359.7万円)とのこと。内訳を見ると、

  • 料理、飲物:127万円
  • 新婦のドレス:45.3万円
  • 写真・ビデオ撮影:42万円

…などとなっています。

imageTitle (写真=DAILY ANDS編集部)

なぜ、13万円で「平均的な式」を挙げられるのか?

「ただし、結婚式は、385万円全てが自己負担ではありません。ご祝儀と親からの援助、そしてふたりの貯蓄で賄うケースが多いんです」(佐伯さん)

ご祝儀の金額をざっくり計算すると206万円が平均でもらっていることに。親からの援助は全国の各都道府県で71.9%〜88.9%の人がもらっている計算で、その平均額は166.9万円なのだそう。(数字はいずれも「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」より)

206万円と166.9万円を足すと、372.9万円になります。つまり、ふたりの貯蓄が12.6万円あれば、平均的な式を挙げられる計算になる、というわけです。

「これはあくまで式だけの費用です。実際にはこのほかにも指輪が必要だったり、『お心付け』といって当日受付をしてくれた参列者やご祝儀をいただいた主賓へのお礼とか、親戚が遠方なら親戚の方のお車代、宿泊費かかってきます。挙げる式の規模にもよりますが、150万円ぐらいは当日までに貯めておくと安心かなと思います」(佐伯さん)

imageTitle (写真=DAILY ANDS編集部)

結婚費用はいつまでに用意すればいいの?

佐伯さんによると、結婚式の費用は、だいたい結婚式の1週間前〜2週間前に用意すれば良いのだそうです。

「最近は、結婚式代の分割払いが浸透してきており、結婚にかかる費用を借りられる『ブライダルローン』も普及しています。当社にはブライダルローンのグループ会社があるのですが、当社のプロデュースを利用いただいたカップルの約50%がこのローンに申し込んでいます」(佐伯さん)

T&Gのグループ会社には、提携先会場で結婚式を挙げる人には、結婚式の翌営業日に「ご祝儀返済」すると手数料がかからないシステムがあり、それを利用する人も多いのだそうです。

結婚式、満足度を上げるコツは?

結婚式にかかる費用について、ある程度理解が深まってきたところで、参加者からのQ&Aコーナーです。

Q. 最大限やりたいことを予算内でやって満足度を上げるコツはありますか?

A. まずは2人で話し合って、何を大切にしたいか、優先順位を決めて、プランナーに伝えるのが重要だと思います。例えば招待客へのおもてなしにこだわりたいのであれば、お料理や引出物はお金をかけましょう、その分、写真やビデオのどちらかは家族に撮ってもらいましょうなどとプランナーは提案することができます。優先順位を伝えて、プロのアドバイスを聞くのが大切じゃないかと思います。

Q. 結婚式でよくあるお金のトラブルは何ですか?

A. 「予算を超えてしまったけど、どうしてもやりたい!」ということはよくあります。そこも優先順位だとは思いますが、結婚式は一生に一度のやり直しがきかないイベントなので、後で後悔するくらいならやった方がいいのではないか、と思っています。

Q. 結婚式費用の中で、一番節約できるところは何ですか?

A. 自分たちで手作りできるところは手作りするっていうのは一つの手かもしれません。例えば、招待状などのペーパーアイテム。ただ実際にやってみると、すごく大変なので、性格にもよると思います。

Q. 結婚費用を貯めるための、よい貯金方法は何ですか?

A. 別の通帳をつくることではないでしょうか。先程、150万円ぐらい貯めておけば安心かとお話しましたが、まず2人でいつまでにいくら貯めるのか話し合って、毎月、決めた金額を二人で一緒の口座に貯めていくのがいいと思います。

結婚式をやっていく上で、お金の話をすると、お互いの価値観や「本性」がわかってくるんですよね。結婚した後も絶対に知っておいた方がいいことなので、結婚式を挙げるのはそれを知る機会にもなると思いいます。

Q. 私はあまり人前で目立ったことをするのが得意ではありません。「死んでも結婚式をやりたくない!」という人を変えたエピソードがあれば教えてほしいです。

A. そうですね、私の親戚で結婚式はあまりしたくないというカップルが、両親の結婚記念日に挙式したケースがありました。やっぱり、両親への感謝を伝える、恩返しだったんだと思います。結婚式当日の親御さんもとてもうれしそうでした。そのときは身内だけの小規模な式でしたが、そういう形もあるなと思います。結婚式は必ずしも人前でやる必要はないと思いますよ。

Q. 結婚式にまつわるサービスは似たものが多く、何から始めたら良いのかわかりません。結婚式場の見学に行ったこともありますが、「今日決めたら安くしますよ」と言われたりもして、戸惑いました。私はあまりこだわりもないのですが、そういう人はどういうところを見たら、思い出に残る会場に出会えるでしょうか?

A. なぜ式を挙げるのか、誰に何を伝えたいのかを一度考えてみるとよいかもしれません。自分のお気に入りのレストランでもいいと思いますし、参列者にとって居心地のいいところはどこか、考えてみるといいのではないでしょうか。

結婚式を機に、お金の使い方を考えてみては

「お金について話し合うと、お互いの本性が出る」というフレーズが印象的でした……。

そういえば「自分が何をしたくて何にお金をかけるのか」を考えることって、日常でも必要なことなのに、なかなか考えられていない気もします。自分にとって大きなお金が動くタイミングに、そのことを考えてみるのは良い気がしました。

次回は川崎貴子さんのトークをお届けします。(に続く)

【結婚と投資の必勝法シリーズはこちらから】
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