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【資産運用成功談】ゆとりある早期リタイアを目指す夫婦の場合

大切なことは◯◯を分けること!?

資産運用に興味を持っている女性は増えていますが、なかなか最初の一歩を踏み出せないという人も少なくありません。資産運用は絶対にやらなきゃいけないというものではありませんし、怖いと思っている、または分からないので不安というのであれば、踏み出さないという判断も間違いではありません。

ただ、資産運用を「怖い」「不安」というイメージだけで敬遠してしまうのは早計です。筆者のFP相談実務でお付き合いさせていただいている大半の相談者は、「こうありたい」と考えるライフスタイルを叶えるための手段として、資産運用を活用しています。

では資産運用をしている方は、どんな風に運用しているのでしょうか?今回は事例を通してご紹介いたします。

【相談開始当初の事例プロフィール】

  • 夫30歳、妻35歳
  • 共働き
  • 世帯年収700万円
  • 貯蓄1300万円
  • 資産運用経験なし

将来叶えたいライフスタイルを実現するために資産運用をスタート

このご夫婦が資産運用を始めたきっかけは、筆者が次の経緯で資産運用の提案をしたからです。

7年前、以下のご希望を伺い、将来の資金設計(ファイナンシャルプランニング)に向けてスタートしました。

  • 今後、子どもは1人を希望している
  • 子どもの教育資金は県外の大学進学まで想定して準備しておきたい
  • ご主人が50歳時に、ご夫婦2人ともお仕事を辞めたい
  • 退職後はご夫婦で旅行や趣味を楽しみながら生活したい
  • そのためには、今我慢できることはして、資産を殖やすにはいくらまで殖やせばよいのか知りたい

まずはキャッシュフロー分析で家計を診断

筆者のファイナンシャルプランニングのスタートは、キャッシュフロー分析という事前準備から始めます。

キャッシュフロー分析とは、今後の支出(日常生活費、お車購入、余暇費用、住居購入、教育資金等々)、今後の収入(給与、退職金、年金等)、現在の金融資産残高を確認し、今後の収入と金融資産残高内で、ご自身の思い描く生活が送れるかどうかを分析する作業を言います。

今回の事例のご夫婦も7年前にキャッシュフロー分析をし、希望通り早期退職をした場合、今後の資金の流れがどうなるのかを確認することから始めました。

支出、収入、金融資産のデータをグラフに落とし込んだ結果をみると、60歳直前で金融資産残高はマイナスに。その後は1000万単位で負債が増えていくというものになり、相談者にとっては厳しい現実がみえてきました。

しかし、これだけではこのキャッシュフロー分析は意味がありません。解決するための対策を考えて実行に移すことができて初めて価値あるものとなります。

厳しい家計状況に提示した解決策は3つ

今回の事例のように、どこかの時点で金融資産が底をついてしまいそうといった答えが出た場合、解決策は以下の3つから考えます。

  1. 支出の削減
  2. 収入の増加
  3. 金融資産運用

今回の事例のご夫婦は、3の金融資産運用対策で運用目標を約2.6%組み込み、資金の流れを確認したところ、50歳時で5000万円となり、50歳以降、生涯金融資産残高が3000万円を下回ることがないような資金計画を目指せることが分かりました。

ご夫婦の家計は、筆者が感心するほど引き締められていますし、収入も、すでにお2人が正社員としてお勤めですので、これ以上の改善策を提案することは難しそうでしたので、2.6%を運用目標とした金融資産運用対策を提案しました。

資産運用, リタイア, 成功例 (写真=Tom Wang/Shutterstock.com)

実際にどうやって運用しているのか

7年前のスタート時は、約600万円を10年以上の長期の投資資金として位置付けて資産運用を開始しました。

以下のように、貯蓄(流動性資金・安定性資金)と投資(成長性資金)を分けて資金全体の運用目標を2.6%と設定しました。

  • 流動性資金(円建て普通預金等):300万円[想定利率0%]
  • 安定性資金(円建て定期、国内債券等):400万円[想定利率1%]
  • 成長性資金(国内外株式、外国債券、不動産等):600万円[目標利回り5%]

合計資産額1300万円[目標利回り2.6%]

資産を「貯蓄」と「投資」に分ける作業が大切

資産運用で一番大切なことは、「貯蓄」と「投資」に分ける作業です。

前述のキャッシュフロー分析で、「ご自身」の資産運用が可能な資金、つまり10年以上、手を付けずに生活ができる資金を明確にして始めなければいけません。

投資と貯蓄に分けて資産運用をスタートさせた後は、半年に一度、キャッシュフロー表を更新し見直しをします。見直しを繰り返した結果、7年後の資産配分は以下のようになっています。

  • 流動性資金(円建て普通預金など):100万円[想定利率0%]
  • 安定性資金(円建て定期、国内債券など):300万円[想定利率0.25%]
  • 成長性資金(国内外株式、外国債券、不動産など):2100万円[目標利回り3.7%]

合計資産額2500万円[目標利回り3.14%]

現在も、この相談者とはお付き合いさせていただいていますが、7年前のキャッシュフローでの2017年の資産残高目標は2000万円でした。しかし現在すでに2500万円となっていることから、さらに50歳時の残高を7000万円に引き上げて、早期退職後のゆとり生活を目指して頑張られています。

資産運用前後でライフスタイルの変化は?

今回の事例の相談者は、筆者の事務所に来られる前から本当に感心するほどの家計管理を実行されている上での資産運用スタートでした。

ですので、資産運用前後のライフスタイルの大きな変化はないですが、この相談者にとっては、筆者に相談したことによって資産運用の値動きの緊張感を持つことになったそうです。また、資産運用の目標達成で、ゆとりある早期リタイアを目指せることがはっきりしてきましたので、家計管理もご夫婦で協力して苦痛なく実行できているようです。

今回の事例はあくまでも一例ですが、皆さんの「こうありたい将来」を叶えるために資産運用を活用いただく際にぜひ参考にしてみてください。

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