(写真=Freedomz/Shutterstock.com)

あなたの才能を現金化。いつか起業したい人のための、読んでおくとためになる本3冊

自分に向いているビジネスを始めたい人へ

組織で働きながらも「いつか自分で会社を持ちたい」あるいは、「自分の得意なことを事業にしてみたい」と考えているかたも多いのではないでしょうか。

そこで事業計画を立てる前の一歩として、自分はどういう事業をしてみたいのか、何に向いているのかを検証するために読んでおくと参考になる3冊をご紹介します。

『はじめの一歩を踏み出そう』から見る自分のビジネス傾向

1冊目は『はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術』。私はこの本をあるベンチャー企業の社長からご紹介いただきました。スモールビジネスにおけるコンサルティングのノウハウがつまったバイブル的一冊ですが、特に興味深いのは以下の部分です。

事業を立ち上げようとする人は、みんな三重人格だといいます。変化を好む理想主義者の「起業家」、管理が得意な現実主義者の「マネジャー」、手に職を持った個人主義者の「職人」。三つの人格が全員主役になりたがっているのですが、三者のバランスがとれたときに驚くような能力が発揮できる……のだそうです。

私自身に当てはめてみると、根っこは「職人」で、ともすると傾向として強く出がちなのが「起業家」、「マネジャー」はやれと言われたらやりますが、正直あまり好きではない、できるならば誰かにそこはカバーしてほしいと感じているなと思います。

このように、自分の傾向を客観的に推し量る上で、有効な一冊としてお薦めします。

『はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術』

  • マイケル・E. ガーバー
  • 世界文化社
  • 1400円(税別)

『大人女子のお金レッスン』から見る自分の才能を現金化する方法

2冊目は『大人女子のお金レッスン』。この本は起業について、もっと漠然とした感覚の方が読まれるとよいのかもしれません。

筆者は、誰しもが「お金を稼げる才能」を持っているといいます。そして、3年以上飽きずに続けられていることには立派な才能が宿っている、とも。人は自分に合っていないことや苦手なことは3年以上続けられない、そして3年の間にはある程度の専門的な知識やスキルも蓄積されているそうです。その観点で才能リストを作成し、ビジネス化・商品化するところに方向性が絞れてくるといいます。

次のプロセスとして、起業すると金額的に「月3万円の壁」にぶちあたることが多いようですが、そこから「月30万円を生み出す環境」を生みだす仕組みをつくっていくことが肝心といいます。

タイトルに「女子」と入っていますように、わりとライトな表現が入り口となってスタートしていますが、真面目に読み進めていくとやってみたい事業の方向性が明確になってくることが分かります。

「このままこの会社にいていいのかな」というなんとなく不安に思っている方、あるいは、「何か始めたいけれど、自分の何が商売になるのか」という心境の方にお薦めといえるでしょう。

『大人女子のお金レッスン』

  • 五丈凛華
  • フォレスト出版
  • 1400円(税別)

起業, 事業計画, 本 (写真=Thinkstock/GettyImages)

「ひとりビジネスの教科書」から見る自分に合ったビジネスの始め方

最後にご紹介するのは『ひとりビジネスの教科書:自宅起業のススメ』。

この本には「人のお役にたてること」と「自分の好きなこと」が重なる部分を探してビジネスにしていくということ、また「8つの分野」をどれもおろそかにしないことの大切さが書かれています(詳細は読んでみてください)。これは、前述した「起業家」「マネジャー」「職人」の三つの人格の融合にもつながる発想かもしれません。

ひとりで何かしてみたいという考えが少しでもあるかたは、衝動的に辞めてしまうのではなく、何をしてみたいのか、何ができるのか、この本を参考によく検証してみてはいかがでしょう。こうした検証は、起業する、しないに関わらず有意義な行動であると感じます。

『ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ』

  • 佐藤 伝
  • 学研マーケティング
  • 1400円(税別)

「いつか」と思っている人へ

私自身は昨年、個人事業主ではじめた「文の響舎」を3年計画で株式会社にしていきたいと考えていますが、組織で働くことから得られるものは大きいと今でも考えるタイプです。

保障があるだけではなく、根本的な仕事の仕方、いろいろな世代との関わり方、社会人マナーなど。いろいろなことはありましたが、大人として生きていくためのすべてを全体的に教えてくれる貴重な場所でした。大変なことを共に乗り越え成長してきた仲間も多くいました。

「起業したい」と思っても、いつかいつか、となって、毎日の忙しさに流されてしまい、そもそもの計画がまとまらないということがよくあります。

そんなとき、どれか一冊を手に取って、「先輩たち」の言葉から新たな気づきをもらうと、一歩を踏み出す勇気になるかもしれません。

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