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テレビが有料!?カナダの日常生活でお金がかかるポイント3つ

カナダ生活でのメリット・デメリットを考えてみた

自然が豊かで治安が良いカナダは、留学やワーキングホリデー先として人気です。バンクーバーやトロントなどの都市を歩けば、時々日本語が聞こえてくるほど日本人にも親しまれています。

しかし実際に生活すると、日本とは違ったお金のかかり方に驚くことが多いもの。そこで今回は、夫の海外勤務を機に未知の世界であるカナダに引っ越した筆者が、カナダに来て驚いたお金のかかるポイントについてお話します。

10%超えも!消費税にあたる「売上税」

まずは日本の消費税に当たる「売上税」です。日本との違いは、住んでいる州によって課税対象品や税率が異なること、生活必需品は一部税金の支払いが免除されるケースが多いことです。「生活必需品に税金がかからないならお得なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、日本人なら支払いの負担が大きいと感じるものもあります。

そのひとつが外食。例えば、筆者はオンタリオ州に住んでいますが、ここで40ドルの外食をしたとしましょう。売上税が13%かかる上、15~20%ほどのチップを加えるため、支払いはドル50を超えます。税金だけではなくチップの割合も大きいので、日本と比べると結構な出費に感じるのです。

一方、オンタリオ州では書籍や子供用の服などについては、売上税の一部が免除されるという例外もあります。

テレビ鑑賞は無料じゃない!

カナダは日本のようにテレビを買うだけでは視聴することができず、ケーブルテレビと契約する必要があります。

ケーブルテレビ会社や視聴する番組数によって料金に差はありますが、毎月50ドルくらいかかったり、視聴したいチャンネルを追加するごとに料金が加算されたりといったケースもあります。民放であれば無料で見ることができる日本人にとってみると、ちょっと不思議な感覚かもしれませんね。

ちなみにCBCニュースの2015年4月13日付の記事によると、近年はケーブルテレビを契約しない世帯が増えているそうです。報道によると、2007年から2011年まではケーブルテレビの契約世帯数は増加していましたが、それ以降はYoutube(ユーチューブ)など動画配信サイトの人気の波に押されているようです。

相性と安全性を見極めて。ミネラルウォーター代

カナダではスーパーでミネラルウォーターを大量に買う家庭、またウォーターボトルを使う人をたくさん見かけます。

カナダの水道水は平均的に「中硬水」と言われていますが、ケベック州やオンタリオ州などの一部ではヨーロッパ並みの高硬度のところもあります。日本の軟水に慣れているとカナダの水が飲み辛かったり、体に合わなくてお腹の調子を崩してしまったりするケースもあるので、心配な方はミネラルウォーターやウォーターサーバーを購入したほうがいいでしょう。

またカナダの一部の州は虫歯対策として水道水にフッ素添加していますが、フッ素は発がん性があるという指摘などがあります。筆者の住む街では、2010年に住民投票でフッ素添加を止めることになり、今では水道水にフッ素は含まれていません。

自分が住むところの水質を事前にしっかり調べて、必要に応じて対策をとるとよいと思います。

カナダ, 日常生活, テレビ (写真=Engel Ching/Shutterstock.com)

税負担が重い分、医療費や教育費はタダ

今回ご紹介した3点のほかにも、カナダでの生活は海産物や家賃など「日本より出費が大きい」と感じることは実は多々あります。

しかし日本より税金負担が重い分、カナダでは医療費や教育費、高速道路の通行料などは無料です。また日本には馴染まないチップの習慣も、「自分をもてなしてくれてありがとう」といった感謝の気持ちに繋がりますし、テレビや水をめぐるお金も、自分に本当に必要かどうか、または安全性をきちんと考えるきっかけになります。

筆者はカナダに引っ越したばかりのときは出費がかさんで大変だと思いましたが、今振り返れば「意外と得をしているかも?」と思うことも。消費税や物価が高く金銭的負担が増えると、思わず損をした気になるものですが、その支払ったお金がどうやって使われているのか。今一度興味を持って考えることでお金に関する考え方が変わりそうです。

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