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今年こそは…!「やると決めたこと」を続ける3つの準備

続かないのは「意志が弱い」からではないんです

「一年の計は元旦にあり」ということわざの通り、新年に目標を立て、新しいことを始める方も多いと思います。でも、決めたはずなのに、実際にやるのは初めのうちだけで、続けることができずに挫折するのはよくあるケースでしょう。今年こそ三日坊主で終わらないために、心理カウンセラーの視点から、続けるコツをお教えします。

ステップ1:目的と動機を明確にする

そもそも、決めたことを続けられないのはなぜでしょうか。よく言われるのは「意志の弱さ」ですが、実はこれは間違い。意志ややる気は揺らぐものです。何かを継続しようと思ったら、これらに頼るのではなく、始めるにあたっての準備を整えるのが賢明です。

まず、目的と動機を明確にすることです。例えば、ダイエットを目標にしましょう。「今年こそはダイエットをするぞ」と意気込んでも、意欲的に取り組めるのは、はじめの1週間程度。何のために行うのか、目的がハッキリしていないと気持ちは続きません。「健康のため」「キレイと言われるため」など、ダイエットをすることで何を得たいのか、自分の気持ちと向き合って目的を明確にすることが重要なプロセスです。また、何を達成したらダイエット成功なのかを明確にすると、動機付けになり継続の原動力になります。「マイナス5キロ」や「職場の同僚3名に痩せたと言わせる」といった具合です。

ちなみに、私が休みなく働きながらカウンセラーの資格勉強を続けられたのは「『お前には無理』と言った人に、合格証書を突きつける」という強い動機があったからです。

元旦, 三日坊主, 続ける (写真=Thinkstock/GettyImages)

ステップ2:少しずつ続けて習慣化

次に、計画を立てることです。新しいことに取り組むことは、心身ともにエネルギーを必要とします。そのため、やる気に任せてあれもこれもと詰め込むと、目標を達成する前に疲れて続けられなくなってしまう恐れがあるのです。

これもダイエットに例えるとイメージしやすいでしょう。お酒をやめ、糖質を徹底管理し、毎日欠かさずジムに通う。確かに痩せられるかもしれませんが、こんな生活をするのを想像するだけで苦しくなりますよね。

無理なく続けるコツは、スモールステップを踏むことです。一度に生活をガラリと変えるのではなく、まずは夕飯だけ糖質を控えるなど、変化は「これだけなら少し意識するだけで実践できる」と思える程度の小さなものにし、毎日それだけを続けて習慣化する。習慣化できたら、また次のスモールステップを作り、実行、習慣化……。

この繰り返しだと大きな負担にならないので、続けることができるのです。最終的な目標達成までの行動を細分化し、取り組みやすい順序で段階を作ることは、実際に行動を起こす前に行うべき大切な準備といえます。

ステップ3:やらざるを得ない環境を作る

最後に「サボれない環境づくり」です。人の意志は弱いもの。やらざるを得ない環境に身を置くことも、継続するには必要となります。

オーソドックスなやり方のひとつは、紙に書いて貼る方法でしょう。玄関やお手洗い、リビングの壁など自分が普段生活している場所に貼って、自然と目にすればサボれません。スマホの待ち受け画面に表示するのも良いでしょう。家族や友人、職場の同僚など、頻繁に会う人に宣言したり、一緒に取り組んでくれるよう巻き込むのも効果的。「面倒だから今日だけサボろう」といった甘えの抑制が期待できます。

「継続の秘訣は事前準備にあり」。新年の目標を決めたら、勢いに任せずしっかりと3つの準備を整えてから、落ち着いて実行に移す。無理なく続けて、今年こそ実りある年にしてくださいね。

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