(写真=Evgeny Atamanenko/Shutterstock.com)

これ、ヤバくない?「リボ払い」は使わない方が良い理由

リボ払いを繰り返すのは多重債務者への道?

クレジットカード会社から時々送られてくる、リボ払いキャンペーンの案内。

「リボ払いするとポイント5倍」など一見お得そうに見えますが、金融に詳しい人の間では「リボ払いはヤバい」と言われています。何がどう具体的にヤバいのかシュミレーションしてみましょう!

一括払い、分割払い、リボ払いでは、どう違う?

クレジットカードは2回払いまで手数料なしというカードがほとんどだと思います。一方、リボ払いと分割払いの金利は15%程度。銀行の普通預金の利率が0.001%とすると、なんと1万5000倍!どれだけ高金利かわかりますね。

ただ、同じ15%でも、リボ払いと分割払いでは、また支払額が違ってきます。

支払い方法をおさらいすると、分割払いは1回のお買物ごとに支払う回数を決め、分割した金額に利息を足して支払います。いつ支払いが終了するかは明確です。

一方、リボ払いは、利息を含んだ金額を定額で支払います。例えば10万円の買物をしても、毎月5000円や1万円など、支払う金額は毎月一定額となり、月々の支払いを少なくすることができますね。

10万円の買物を、年率15%(1か月分は1.25%)で支払う場合をシュミレーションしてみました。

分割払い(10回)
支払い元金(合計)10万円
支払い手数料(合計)6817円
支払い合計金額 10万6817円
(JCB 分割払いシュミレーション)

リボルビング(元利均等返済方式)
毎月の返済額  1万円
返済回数  11回
返済総額  10万7497円
(イオンフィナンシャルサービス 暮らしのマネーサイト)

購入したものは同じなのに、リボ払いの方が680円高いことがわかります。

リボ払いは月々の支払いは少なくできますが、支払い回数が多くなるので、その分支払う利息(手数料)も増えてしまいます。 でも一回限りの使用なら、このくらいの差額は許容範囲かもしれません。

本当に怖いのは、リボ払いは返済金額が一定のため、借金が増えている感覚がなく継続的に使ってしまうことなのです。

リボ払いの本当の落とし穴とは?

クレジットカード, リボ払い, 金利 (写真=Cherries/Shutterstock.com)

例えば、10万円の買物をリボ払いして、その後も毎月継続して使った場合を見てみましょう。毎月の返済額5000円、利息は、年利15%、1か月分は1.25%とします(15(%)÷12ヶ月=1.25%)。

1か月目
借入れ  10万円
返済額 5000円
(内訳:利息支払い 1250円、元金返済  3750円)
借入残高  9万6250円

2か月目
ここでもし新たに3万円のリボ払いを追加すると
借入残高 12万6250円
返済額 5000円
(内訳:利息支払い 1578円、元金返済  3422円)
借入残高  12万2828円

3か月目
また新たに3万円リボ払いを追加すると
借入残高 15万2828円
返済額 5000円
(内訳:利息支払い 1910円、元金返済 3090円) 
借入残高  14万9738円

この調子で毎月リボ払いを追加していって、借入残高が40万円になると、毎月の利息支払いだけで5000円になります。

これではいっこうに残高が減っていきませんね。借入れ可能額が50万円になっているカードが多いのもうなずけます。うっかり複数のカードでリボ払いしてしまい、多重債務者になってしまう人も多いのです。

リボ払いは、複利でお金が増えていく効果と非常によく似ています(厳密には違いますが)。複利とは利息にも利息がついて雪だるま式に増えていく仕組み。ちなみに15%複利の場合、わずか4.8年で元手が2倍になります。

クレジットカードは一括と決めましょう

クレジットカードの返済方法を利率が低い順に並べると、

  1. 一括払い
  2. 分割払い
  3. リボ払い

となります。もしクレジットカードを使う場合は一括払いと決めておきましょう。

実は裏技もあります。いったんリボ払いにしておいて、キャンペーンポイントをもらったら、すぐに一括で繰り上げ返済するという上級者もいます。

お金については、知らない人は損をして、知っている人だけが得をするような話がたくさんあるのです。

いずれにしても、ご利用は計画的に。

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