(写真=DAILY ANDS編集部)

投資は女性を輝かせるツール。33歳、薬剤師OLの資産運用とは

都内にマンション3部屋を所有する個人投資家の女性にインタビューしてきました

井川真理子さんは薬剤師の資格を持ち、東京都内の医療関連企業で働く33歳のOLです。

「不動産投資、していますよ」。井川さんは都内に区分マンション3部屋を所有し、月々5万円のキャッシュを得ているのだとか。なぜ資産運用を始めたのでしょう?そしてお金や資産運用についてどんなことを考えているのでしょうか?インタビューしてきました。

色んな形で資産を分散

――今の資産の内容と割合を教えてください。

不動産投資、株、投資信託、外貨積立、保険をやっています。

一番多いのは現金で、次に不動産、保険、株・投資信託、外貨、の順番です。

imageTitle ざっくりとした、井川さんの資産状況(画像=DAILY ANDS編集部)

――資産の割合についてはどんな方針を持っていますか?

分散投資を心がけて、かなりリスクヘッジ(リスクに備えること)をしています。日本円と外貨、現物、紙とバランスよく配置しています。

意識しているのは「いつお金が必要で、どのような形で欲しいか」です。例えば、40歳の時に自分へのご褒美に一括でまとまったお金がほしいのか、老後の65歳以降に不労所得が欲しいのかは考えています。自分のライフスタイルに合わせて。

投資を考えたきっかけ

――かなりしっかりされているんですね。投資をちゃんとやらなきゃ!と考えたのはいつ頃からですか?

親が株・投資信託をやっているので、もともと投資に対する抵抗感はありませんでした。また、母の家系が余っている土地を駐車場にして、老後に不労所得を得ていたこともあって、親に直接教えてもらったわけではないのですが、いろんな人の話を聞いて「お金がお金を生み出す仕組み」にとても興味がありました。

とはいえ、私は、ある程度まとまった資金がないと投資をはじめられなかったので、実際に勉強をはじめたのは26歳頃です。

――最初にはじめた資産運用は何ですか?

定期預金です。とりあえず、普通預金より少しでも多くの利息が欲しくて、運用といえるかわからないのですが、200万~300万円、直近で使わないお金を3~5年くらいのに定期に入れて……。でも、やっても自分の生活は何も変わらなかったです。

そこで、保険をはじめました。終身保険なのですが、ベースは貯蓄目的の保険です。

保険については人それぞれ考え方があると思いますが、私にとっては貯蓄みたいな感じです。早いうちに解約しちゃうと元本割れしてしまうのですが、10年くらい続けると返戻率が高くなるんです。50、60、70歳くらいで、ある程度のお金が必要だと思ったら、解約しちゃってもいいかな、と思っています。

それと並行して投資信託、国債、株とかいろいろやりました。このタイミングで売る、買う、このお金を株・投資信託に回すとか、親がやっていたので教えてもらっていましたね。

imageTitle (写真=DAILY ANDS編集部)

投資スタイルは「長期運用」

――投資スタイルはどういった形ですか?

基本的には長期運用で、株などを買ったときも、保有期間は5年以上。1回買ったら売らず、優待券や配当もらったりしています。短期売買は全くやらないです。費やせる時間がないので。

――生活費と投資の割合はどれくらいですか?

そうですね、純粋な投資だけでいうと、月に10万円くらいです。預貯金も含めると15万円くらいです。

よく言われる、月の収入のうち、生活費6割、浪費1割、投資2~3割に振り分ける、というゴールデンスタンダードの割合より、若干投資に多めに回しているイメージです。私の場合は、実家なので生活費があまりかからない分、セミナーや自己投資にお金をかけていますね。

31歳でマンション購入。月5万円のキャッシュフロー

――井川さんは不動産も持っているんですよね。

はい。合計3部屋を所有していまして、全部区分マンションです。都内の単身者向けワンルーム。中古2室、築浅1室です。買った順番は築浅、中古、中古。最初に買ったのは31歳くらいの時。1年で2室購入して、次の年にもう1室です。

――不動産はローンで購入したということですが、どうやって返済しているのですか?

空室にならない限り、毎月賃貸収入が振り込まれますので、そのお金で不動産投資のローンの返済をしています。ローンを返済しても毎月5万円くらいはプラスになります。私は、キャッシュフロー(家賃収入と経費の差額。収支のこと)がマイナスになるのは嫌だったので、少しでもプラスになるような物件を探しました。

不動産投資に踏み込む前は金額も大きかったので不安でした。なので、最初は親に相談しました。でも、その後はこっそり買いました。親は私がアグレッシブに資産運用するのが好きじゃないので。(笑)

imageTitle (写真=DAILY ANDS編集部)

――不動産投資に踏み出した理由は何ですか?

ご縁ですね。元々そんなに不動産をやる気はなかったのですが、友だちのツテで不動産会社の方を紹介されて。

「資産を生み出すローン」については、節税もできますし、昔から気にはなっていました。そこで、とりあえず話聞いてみようかな、とりあえずやってみようかなと。

――不動産は何千万円もするので、ハードルが高そうに思いますが。

確かに、ローンは金額が大きいから、ある意味リスクだと思っています。どうなるかわからないですよね。ただ、実際やってみても今のところ生活に支障ないので続けられています。

――実際、不動産をやってみてどうですか?

やってよかったと思っています。不動産は資産を形成するにはいい方法だと思います。インフレでどんどん物価が上がっていくなか、現金なら目減りしちゃいますが、不動産は現物なのでそのリスクも少ないと思います。節税にもなりますしね。

ただ、生活スタイルや収入、考え方で投資の仕方はみんな変わるので不動産が100%いい投資とは言えません。

自分のライフスタイルに合う資産形成の方法って?

――資産の形成方法はその人のライフスタイルによって違う、とはよく言われますね。

会社員じゃなかったら考え方違うかもしれないし、子どもがいたら考え方違うかもしれない。私の場合、実家に住んでいることはすごくメリットが大きいので、「家がある」という恵まれたところを含めての投資の仕方だと思います。なので、同じ方法で他の人ができるかわからないし、薦めようとは思わないです。

お金はラクして稼げないと思います。お金を生み出すには元手が必要で、それをつくるのは一般的に労働収入です。それがある程度できたら不労所得だったり、お金を生み出す仕組みづくりにつながってくるのかなと思います。

時代が変化して、いい情報・悪い情報があるなかで、自分の軸を決めるためには、いろんな人の意見を聞く必要があると思います。なにもせずにいい情報だけ入ってくるとは思っていません。ただし、投資は自己責任。見極めは慎重にしています。

――投資については結構勉強はされたんですか?

実はファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を今年5月に取りました。27、28歳のころから取得しようとは思っていたのですが、ちゃんとした基礎を勉強したのは最近です。

「知識がないから動けない」ではなく、考えているならまずやってみることが大切だと思います。ある人にとってはセミナーへ行くことが行動かもしれないし、ある人にとっては実際にお金をかけて投資をすることかもしれません。

投資に踏み出して思ったのは、勉強だけしていても実際やってみないとわからないことです。経験に勝るものはないし、より深い知識は後から身につけてもいいと思います。

セカンドキャリアはメイクアップアーティスト

――井川さんは週末、メイクアップアーティストとしても活動されていると聞きました。メイクはいつごろからしているんですか?

薬剤師になってすぐの、23~24歳のころです。大学卒業後、一度留学しまして、その後帰国してからです。

メイクの勉強は、最初は自分がキレイになりたいという気持ちから始めました。化粧品会社が愛用者向けに開いているセミナーに参加して、技術を学びました。技術を学んでいくうちに、自分だけでなく家族や友人など大切な人も綺麗にしたいと思うようになりました。

今メイクの活動をしている目的は、お金をがっつり稼ぐというより、メイクを変えたことでその女性がキラキラ輝いたり、明るくなったり、自分の見せ方がわからない女の子のサポートをするため。お客さんの選択肢を増やしていけるのはうれしいですね。かわいい系のメイクや、プロフィール写真のためナチュラルで凛とした感じのメイクをしたり。

これからも多くの女性に「ありがとう」っていってもらえる技術を提供できる女性に成長したいな。資産を増やすツールが会社員としての仕事や不動産投資であるなら、メイクは私にとって自分を成長させる自己投資のうちの1つのツールになるのかもしれませんね。

imageTitle (写真=DAILY ANDS編集部)

――将来の夢は何かあるんですか?

40~45歳くらいになったら、自分のサロンが欲しいです。会社員は辞めないですよ。

物件を1棟買って、サロン兼貸スペースみたいなイメージでできるといいですね。セミナーを開こうとするとお部屋代が結構かかるので、自分で持てばいいかなと。あと、みんなが集まってワイワイするのは楽しいから、そういう空間を作りたいんです。

――会社員を続けたい理由は何ですか?

今の仕事が嫌いじゃないというのもありますし、会社員でいるメリットって大きいって思うんです。例えば、不動産投資ローンの融資審査が通りやすいです。じゃなかったら不動産3つも持てないです。(笑)

考え方次第ですが、会社員の方が自分で会社を経営するよりラクだと思います。会社が方針決めてくれますし、仕事が増えて大変、ということもありますが、役割分担できるのが会社のいいところかなと思います。

また、組織がないと成長できない部分もあると考えています。ひとりで考えて行動し成長できる部分と、組織で培われる部分、両方をうまく活用していきたいです。

30代になって「居心地」を気にするように

――30代になって変わったことはありますか?

30代になってから、「いかに自分がワクワク、キラキラできるか、居心地がいいか」を気にするようになりました。いまでも人と比べたりすることはありますが、以前は「自分はダメ、もっとがんばらなきゃ」とか、自分を追い詰める傾向も多くて。でも、どういう風になりたいか考えた時に、そこまでしなくていいと思えるようになってきました。

あとは、ギブ(与えること)だけをしていてもテイク(もらうこと)が自然と入ってくるとか、そういうこともあります。例えばメイクの活動で集客してお金をいただいても、みんなに支払っていただいた金額以上の価値を提供することはいつも決めています。来てくれた以上のものを返したい、人脈を紹介したり楽しんでもらいたいなと。そうすると、思いがけないプレゼントもらったり、謝礼をもらったり、大事にしてもらえたり。

このスタイルがいいですね、100%もらわなくてもよくて、ギブをやっていたら何かで助けてくれたり、メイクの依頼が来たり。悩んでいる時に相談してもらえるのは信用されている証拠なので、ありがたいなと。それには答えたいです。

imageTitle 井川さん愛用のお財布。(写真=DAILY ANDS編集部)

imageTitle 「お金を大事にしないと、いいお金は入ってこないと思っています」(写真=DAILY ANDS編集部)

――お金の体験、知識は30代の働く人にとってどういう存在になると思いますか?

お金のことは考えた方がいいと思います。お金がないと制限がかかりやすく、可能性も広がらないし、ゆとりもないし。お金があることで安心感もあるし、やりたいことにブロックがかからずできるし、お金は人間性にも関わってくると思います。お金を受け取ることは「感謝」のしるし。お金のことを考えることは決して汚いことでなく、とても大切なことだと考えます。

私は「やりたいことにお金をかけられる自分でいたいな」と思います。将来子どもができても、「お金ないから我慢して」とは絶対言いたくないし、自分も、やりたいことは全部やらせてもらったので。

――こういう人間になりたいという目標はありますか?

品があって凛とした「この人楽しそうだな」と思えるキラキラした人です。芸能人でいうと、篠原涼子さんみたいな。言いたいことはいうけどキツくない、そして、少しおちゃめでかわいい魅力的な感じ。

見た目・中身どちらかだけじゃだめで、それぞれ伴って、その人をつくると考えています。「どっちかだけ優れている」ではなくて、どっちもバランスがとれているのがいいなと。

将来結婚して子どもができても、子どもに対してはママだけど、夫に対しては女であり妻であるような女性になれたらいいなと思います。

――ありがとうございました。

資産があるから、全力で走れる

井川さんのお話を聞いていて印象的だったのは、将来に対する夢に向かって全力で走っている姿です。資産運用をしてお金に対する不安がないから、安心して全力で走ることができるのでしょう。

勉強をするより、結局は行動してみるのが一番学びが多かった、ということも行動を起こしている人ならではの声。何かをやろうかどうしようか迷っている人は、この機会に、まずは一歩を踏み出してみては?

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集