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ビル・ゲイツもこだわった!お金持ちはなぜ部屋がキレイなのか?

もったいないがキタナイを招く?

キレイな部屋に憧れて、数十年。片付けられない母親の元で育ち、片付けられない家庭を作ってしまった筆者には正直「耳がイタイ」テーマなのですが、今回は年末も近いということでお金持ちはなぜ部屋がキレイなのかを、探っていきたいと思います。

ここに登場する「お金持ち」は、アジア圏在住歴12年の筆者が途上国ならではの生活で、友人同士のお茶会、ホームパーティーやプレーデートなどで出会った、裕福な方々のことです。

もったいないがキタナイを招く?

戦後、物のない時代に育った親の世代の人たちに「物を大切にするから、そう簡単には捨てられないのよ」と、もっともらしく言われると、それが一番正しいように思ってしまいます。

しかし、賞味期限切れの食材や、20代の頃に着たお気に入りの服を、「いつか食べるかもしれない」とか、「まだ着られるかもしれない」と、いつまでも取っておくのは「もったいない」の範ちゅうを超えている気がします。

こんなときお金持ちならどうするのでしょうか。

無駄がないのが一番安上がり?

アジア圏在住になってからは、途上国ならではの生活で、友人同士のお茶会、ホームパーティーやプレーデートなどで、数え切れないくらいの裕福な人の家にお邪魔してきました。ネットで調べれば何でも分かる都市生活と違って、途上国では何でも口コミで情報が伝達されるので、こまめに友人と会って情報交換するのが習慣になっています。その場合に、気楽に自宅に呼び合うことができるのが、途上国らしい生活スタイルだと感じています。

そんな中で出会うお金持ちの冷蔵庫には、賞味期限切れの食材は入っていません。必要な物を必要な分だけ買うのが、一番無駄がないことを知っているからでしょう。

贈答品などで必要以上の品物を受け取ってしまったときには、思い切りよく、おすそ分けしてしまいます。その方が、食べきれないものをいつまでも大事にとっておくよりも、ずっと効果的であることを知っているからです。

一方、庶民感覚の持ち主である筆者などは、スーパーで安売りの食材を見つけると、ついついまとめ買いしてしまいます。小さいパックで十分なのに、割安感のある大きいパックを買ってしまいます。その結果が、冷蔵庫に溜まった賞味期限切れの食材となります。

買わない方が安上がりなことを知っているのが庶民とお金持ちの違いかもしれません。

これはもちろん、食べ物に限ったことではありません。いざという時の為に買いだめしておいたお買い得品が、十年経っても使われないまま部屋をキタナクしているのが筆者で、必要な時に必要な物をその時の値段で購入するのがお金持ちなのでしょう。

キレイにこだわるとお金持ちになる?

お金持ちだから部屋がキレイなのか、部屋をキレイにするとお金持ちになるのか、疑問がわいてきませんか。

毎日トイレ掃除をしてお金持ちになった、成功した、という経営者、有名人などの逸話は数多くあるので、やはり、部屋をキレイにすると運気も上がり、お金持ちになれるということでしょうか。

難しいことはよく分からないのですが、筆者が思うのは、トイレ掃除でゲン担ぎをして成功を掴むという、目標達成への強い信念がある人のみが、成功や、富を手にする資格があるということなのではないでしょうか。

また、根っからのお金持ちの方の性質として、身の回りの物をきっちりと整理して管理することで、より一層効率的に日々の仕事をこなしています。さらに、所有する資産の状態も明確になることが、「キレイにこだわるとお金持ちになる」と言われる由縁ではないかと思うのです。

それでもやっぱりお金持ちだから部屋がキレイな理由

とはいえ、庶民のやっかみと聞こえるかもしれませんが、それでもやっぱりお金持ちだから部屋をキレイにしていられる理由はあると思うのです。

例えば、普通のマンションや建売住宅を買った親族や友人は、どんなに素晴らしく設計された日本の住宅であっても、やはり、何かしら問題を抱えていて、キッチンの幅に不満があったり、廊下の収納は十分なのに食器棚が足りなかったり、という実感があります。

それに比べて、一から設計士さんにお願いして注文住宅を建てた親族や友人の家は、料理が好きだから料理スタジオを作ってしまったり、必要な場所に十分な収納があったりします。

自分にとって重要なことには、たっぷりとスペースやお金を割き、さほど重要でないことにはこだわらない。そうやって、キレイな部屋を保つのが、お金持ちたるもののこだわりではないかと思うのです。

ビル・ゲイツ氏が挑んだキレイなトイレへの挑戦

最後に、大富豪ビル・ゲイツ氏がこだわる清潔さへの挑戦について、こんな記事をご紹介したいと思います。

2016年11月17日付gatesnotesによると、人々の豊かな生活を目指して、インドでは大規模なトイレ設置運動が始まっているのだそうです。ですが、せっかく設置された新しいトイレを人々は使わないで、結局、外で用を足してしまう。理由は、くさいから。

この問題に対処するため、ビル・ゲイツ財団は、数年前に「におい・サミット」まで開催したほどなのだとか。

そこで彼が新たに始めたのが、スイスの老舗パフューム企業と組んで、においをにおいで消す香水を開発することでした。トイレのにおいを消して、インドや、その他の発展途上国の人々に、トイレを使ってもらおうというわけです。

彼がこれほどまでして、清潔さにこだわるのは、キレイこそが、人間の尊厳に関わることでもあるからです。キレイな部屋に住み、キレイなトイレを使い、清潔で健康な生活を送ることができれば、自然に、生活もよい方向に向かっていくでしょう。

片づけられない, お金持ち (写真=Thinkstock/GettyImages)

キレイこそが貧しい人々の命を救い、社会の経済的ロスを大幅に減らすことができ、やがて、経済発展にまで結びつくという、大富豪ビル・ゲイツ氏ならではの、大局をとらえた発想です。

筆者も、まず自分の部屋をキレイにすることから、お金持ちへの道のりについて、また、発展途上国の人々の暮らしについて、もっと考えてみたいと思いました。

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