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もうすぐ年末。女性が断捨離を好む3つの理由とは

年の瀬に断捨離する人が多いってホント?

今年も残すところ1ヶ月余りとなりました。この時期は仕事に忘年会にと忙しくなりますが、同時に、断捨離をする方も多いでしょう。

身の回りだけでなく気持ちもスッキリする片付け術として女性を中心にすっかり定着した断捨離。今回は、心理カウンセラーである筆者が、断捨離が女性に好かれる理由を分析します。

女性が断捨離を好む3つの理由

①「断捨離」という言葉に触れる機会が多い

もっとも大きな理由は、女性は「断捨離」という言葉に触れる機会が多いことです。目にする機会が多いほど身近に感じ、好意度や印象が強くなることを「単純接触効果」と言いますが、断捨離についてもこれが働いていると考えられます。

雑誌で見ても、男性誌ではほとんど取り上げられることのない断捨離ですが、女性誌では片付け関連は頻繁に扱われるテーマでしょう。また、日常会話も同様です。こうして毎日のように「断捨離は良いもの」という情報に触れることで、単純接触効果が働き、「断捨離っていいらしい」という認識が強まってゆくのです。

②行動パターンに慣れ親しんでいる

さらに、断捨離は女性にとって慣れ親しんだ行動パターンであることも、理由の一つとして挙げられます。髪を切る、メイクやファッションを変える、模様替えをする。気分を新たにするためにこうした行動を取ることは、多くの女性にとって普通のことでしょう。

表面的には別々の行動でも、そこに働いている心理を見ていくと、基本的に人は共通のパターンを無意識的に選ぶものです。断捨離も、「形を変えることで気分を変える」という点で、髪を切る等と同じ行動パターンと言えるので、女性にとってはすんなり受け入れやすい方法だと思います。

反対に男性の場合、なぜ物を捨てることが気分を変えるのかと理屈を求める傾向が強く、「なんとなく良さそう」では行動に移さないケースが多いのでしょう。

③対象物を処分することへの心理的な抵抗が少ない

もう1つ、対象物の違いも大きな理由と考えられます。断捨離の対象となるものは、女性は靴や洋服、アクセサリーといったファッションアイテム、男性は本やおもちゃのコレクションが中心だと思います。

いざ処分しようと思った際、流行り廃りのあるファッションアイテムは、「どうせもう着ない」「今着るとダサい」といった具合に決心がつきやすいはずです。一方、本やコレクションは、興味のない人からしたらゴミ同然でも、本人にとっては宝物。ファッションアイテムほど容易には決断できないでしょう。これが、心理的抵抗の大小を生み、女性にのみ浸透している現状を作った要因と言えるでしょう。

実はあまり知られていない、本当の断捨離

断捨離, 女性, 心理カウンセラー (写真=Thinkstock/GettyImages)

そんな断捨離ですが、提唱者であるやましたひでこさんによると、本来はただの片付け方法ではなく、入ってくるいらないものを断つ「断」、今あるいらないものを捨てる「捨」、物への執着から離れる「離」という3つの行を行うことで、身軽で快適な生活や人生を手に入れることが目的だそうです。

物欲から解放されることで、何かに縛られることなく、今のあるものの価値がより深くわかるようになる断捨離の考え方は、今年来日して話題になった「世界でもっとも貧しい大統領」で有名な、ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の思想に通じるものがあると思います。

『貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』。

世界を感動させた彼のこの言葉を胸に留めて、今年こそ本当の断捨離にチャレンジし、お金で買えない豊かさを手に入れてみてはいかがでしょう。

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