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お財布が要らない時代はすぐそこ!?注目のFintechサービス4つを先どり

金融サービスはユーザー目線でどんどん進化しています

「Fintech」という言葉を知っていますか?ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを合わせた造語で、金融ITや金融テクノロジーとも言われています。

金融ビジネス界隈では2015年は「Fintech元年」とも言われたそうですが、マクロミルが一般の男女1万人に対して今年10月31日〜11月1日に行った調査によると、「Fintech」という言葉を知っている人は21%、具体的な内容を詳しく知っている人は4%にとどまっているそうです。

参考:「FinTech」の認知率は未だ4%。8ヵ月前からの伸長は1%にとどまる(マクロミル調べ)

いまFintechが注目されるのは、たんに従来の金融サービスをIT化しただけでなく、新たな価値を創造する革新的なビジネスモデルに進化しているためです。

そこで今回は、上記のアンケートで紹介されたFintechサービスのなかから、特に認知度が低かった4つのサービスを紹介します。

1.暗号通貨・仮想通貨

暗号通貨・仮想通貨と言えば、どんなことを思い浮かべますか?「円天」などと言えば詐欺、2014年には私設取引所マウントゴックスが経営破綻した経緯からビットコイン(仮想通貨)のイメージが低下したのは確かなことです。

本来、暗号通貨は「暗号理論を用いて取引の安全性の確保、およびその新たな発行の統制をしている通貨」という意味があります。つまり、セキュリティ対策として暗号技術がベースにある通貨のことです。海外では主に暗号通貨という用語が使用され、日本では仮想通貨という用語が主に使用されています。

管理者がいないため取引履歴を改ざんできないこと、個人間で世界中での直接取引ができるということ、そして何よりも手数料が安いという利点があります。通常、海外に送金する場合、最低でも数千円の手数料がかかりますが、仮想通貨では現在、数円から数十円程度という安さです。

そして再び注目されるようになったのは、2016年7月に三菱UFJフィナンシャル・グループが仮想通貨の管理・決済サービスを提供するコインベースへ出資することを発表したことです。

ビットコインは将来的にいくらの価格になるか分かりませんが、少額100円から持つことも可能です。まずは期待を込めて少額から触れてみてはいかがでしょう。

2.アプリを使った決済・送金サービス

アプリを使った決済・送金サービスで有名なのが「LINE Pay」です。iPhoneやAndroid版のLINEアプリを通して、友達や提携するサービス・店舗間で支払いができます。

まず、LINE上でLINE Payアカウントを登録します。銀行口座振替やコンビニエンスストア、Pay-easyで事前チャージをしますが、手数料は無料です。クレジットカードでの支払いも可能です。セキュリティのために、本人確認書類の登録(運転免許証や健康保険証)や銀行口座の登録をします。

LINE Payには以下の5つの機能があります。

  • LINE Payにお金を入れる「チャージ機能」
  • LINEの友達にお金を払う「送金機能」
  • LINEの友達に支払いを要請する「支払い依頼・割り勘機能」
  • LINE Pay導入加盟店や提携サービスで決済を行う「決済機能」
  • LINE Payに貯まったお金を引き出す「出金機能」

ユーザーであれば、出金機能1回につき200円+消費税の手数料が発生しますが、それ以外は無料で利用が可能です。友達の支払いを立て替えた時も、直接会わなくても回収できることも利点ですね。

Fintech, ファイナンス, テクノロジー, 金融サービス (写真=Thinkstock/GettyImages)

3.ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、機械(ロボット)が投資家のプロファイルを元に自動的に資産運用を行うサービスのことです。

これまで人間が行っていたサービスであるライフプランニング機能や資産運用機能を機械が代替します。ベンチャーからメガバンクまでが参入し、人間がアドバイスするよりもコストが下がると注目されています。

資産運用には興味があるけれど、勉強する暇がないというような初心者にとって嬉しいサービスとも言えるでしょう。とは言っても、ロボットに任せるのは「怖い」という気持ちもあるかもしれません。試しに少額から投資していきながら確認してみてはいかがでしょう。

4.テレマティクス保険

未来型保険とも言われているのがテレマティクス保険です。

自動車に取りつけられている通信機器から情報をリアルタイムで受信し、運転者が起こすかもしれない事故リスクを分析して保険料を算出していきます。最高速度、平均速度、ブレーキのかけ方などの情報をすべて集め、安全運転をしていると保険料が安くなります。

導入により、交通事故が減少することを予想されていますが、個人の走行データがすべて保険会社に伝わってしまうことがデメリットです。

より手軽になっていく金融サービスに期待

決済や送金、投資、資産運用、保険など、Fintechは今後様々な分野での進化が予想されています。使い勝手のよいサービスが増えていくのは、ユーザーにとってうれしい限りです。これからどんなサービスが生まれるのか注目していきたいところです。

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