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高畑裕太の弁護士もすごかった!弁護士から学ぶ「意外な交渉術」2つのポイント

本当のやり手弁護士の方法とは?

交渉術に長けたやり手弁護士というと、どんな弁護士を想像しますか?

立て板に水のごとく弁舌鮮やかだったり、相手が少しでも矛盾したことを言うとすかさず矛盾を問い詰める弁護士でしょうか。自らの主張の矛盾点を付かれると即座に反論し、煙に巻いてしまう弁護士でしょうか。あなたが相手の立場だったら、そんな態度の弁護士は信頼できませんよね。

それでは実際に交渉術に長けている弁護士はどのようなやり方をしているのか、2つのポイントをご紹介しましょう。

①言い分をよく聞く

最も大切なことは、相手側の言い分をよく聞くことです。言い分をよく聞くといっても、ただ黙って聞いていればいいというわけではありません。

実は聞いている振りをすることが大切で、適切な間合いで相槌を打ったりアイコンタクトを取ります。そして要所要所で「なるほど」、「そうですねえ」、「わかります」と言った共感を示す言葉を出します。

そして相手側に「この人は自分の話を聞くスタンスを持っている人だ」という印象を与えながら、お互いにとっての建設的な議論をする土俵を作っていくことが大切です。

②譲歩するポイントを見つける

そしてその言い分の中から、相手側が重視していることと譲歩しても良いと思っていることを見極めます。たとえお互いに折り合いがつかない主張をしていても、全部の主張が通るとは思っていないケースが多いでしょう。

弁護士2 (写真=Thinkstock/Getty Images)

また相手側が何かを強硬に主張していたとしても、脆い主張だからこそわざと強く出ているのではないかとも疑いながら、根底にある考えをあぶり出していきます。

このように本当に交渉術に長けた弁護士とは、依頼者の言い分と相手側の言い分を組み合わせながら、お互いの譲れない主張や重視している内容を考え、納得できる落し所に持って行くことの出来る弁護士なのではないでしょうか。

高畑裕太氏の女性弁護士の場合は?

では、高畑裕太氏の女性弁護士の場合はどうだったのでしょう。

依頼者である高畑氏にとって最も重要視していたポイントは、起訴されることをなんとしてでも避けたいという点であったでしょう。

ここを死守した上で、相手の言い分をよく聞き、被害者の譲歩できるポイントを探ったのではないでしょうか。

傷害の程度を見ながら、強姦致傷とまでは言えただろうか? 合意はなかったとはいえ第三者から見ても合意がなかったと言い切れる状況・態様ではなかったのではないか?

こういった点から相手の主張の弱みをあぶり出していき、強姦では告訴がないと起訴できないという点に突破口を求め、示談金を提示し相手の譲歩を引き出していったと筆者は推察します。

高畑裕太氏の女性弁護士は、まさに交渉術に長けたやり手弁護士だったということではないでしょうか。

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