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若手メイン=離職率高い?求人広告から見る企業のブラック度

ブラック企業、どこで見極めたらいいの?

法外な長時間労働やノルマを課し、ついてこれない労働者に対してはパワハラやセクハラなどで心身ともにボロボロに……。労働者を酷使し、使い捨て同然の扱いをする「ブラック企業」。いざ自分が職を探すとき、できることならブラック企業には絶対に当たりたくないですよね。

残念なことに、実際に面接に行ったり、入社したりするまでわからないということも多いのが実態です。しかし、求人広告のフレーズを見るだけでも、ブラック企業かどうかのヒントを得ることができます。

求人のフレーズからわかる会社のブラック度

さっそく、求人広告でよく見る内容の中から、その企業のブラック度を検証してみていきましょう。

ブラック度★☆☆☆☆ 「風通しが良い」「アットホームな会社」

社員の仲良さそうな写真に加え、「アットホームな職場です!」という触れ込み。実は、これは意外と注意して見るポイントです。ブラック企業ほど外面が良いもの。いざ入社してみると、「あれ、どのあたりがアットホームなのだろう……」なんて思わされるかもしれません。

ブラック度★★☆☆☆ 求人広告が長期間掲載され続けている

転職サイトの掲載は2〜4週間が基本となっています。しかし、会社によっては長期間にわたり掲載され続けているようなところも。

繰り返し掲載されている場合は、社員がすぐ辞めてしまう、応募者が集まらない、採用ができない、などの原因があります。

また、見るたびに広告の触れ込みが変わっている場合はさらに注意が必要です。本質的に採用できない原因を改善するのではなく、コピーなどの広告表現を駆使し、見せ方を変えて人を集めようとしているからです。

広告手法としては正しい方法ですが、その企業のあり方という点では十分に疑う余地がありそうです。

求人広告はなるべく定期的にチェックするようにしましょう。

ブラック度★★★☆☆ 「若手社員が活躍中!」

自分でも活躍できる場があるかもしれない!そう思いがちなこの言葉。

「短期間でも管理職になれる」や「若手メイン」などという言葉は、裏を返せば、きちんとした教育制度が整っていない可能性が高いということです。そもそも管理職が育たない環境だからこそ、そのポジションが空いているのかも。また、平均年齢が若い会社ほど、離職率が高いともいえますので、注意した方が良いかもしれません。

ブラック度★★★★☆ 「未経験者歓迎!」「あなたの頑張りを評価します!」

求人広告を見ていると非常に多く見かけるこの言葉。でもよくよく見てください。だいたいこの手の企業は基本給が低いものです。

また、一部歩合や(場合によってはフルコミッションもある)契約が取れたらなど、何かしらオプションがついてくることもあるかもしれません。そこまでいくと見るだけで過酷な労働を強いられる可能性を感じます。

頑張りを評価してくれるということは、頑張って結果を残さない奴はいらない、ということ。条件等よく確認した方が良いでしょう。

甘い言葉には要注意!「なぜ?」と問う心を持って求人広告を見てみよう

人間は顔より中身が大事!なんてよく言われますが、会社にしてみても全く同じです。

ホワイトな企業ほど、無機質な表現ではあるものの、求めている役割が何であるのかがよくわかる単純明快な広告が多く、一方ブラック企業ほど抽象的で「なんだかよくわからないけど、良さそう」と感じさせます。ブラック企業は自社をよく見せる技術に長けているので、甘い言葉があるときはその言葉の根拠を探すように意識してみてください。

例えば、以下のような文言があった場合は、なぜそうなのか?ということを考えることです。

①「年収1000万円も可能」

実際もらっている人がどの程度いる? どうやったら可能になるの?その根拠は?

②「ノルマなし!」

なぜノルマがないんだろう? どのような評価基準なの?

③「やる気重視」

根性論じゃないの?体力が必要な仕事? そもそもやる気ってどういう意味で言っている?

④「成長できる環境」

教育制度はどうなっているの? 自分でなんとかしなければいけない環境じゃないのか?

自分にとっての「ホワイト企業」を探そう

求人広告, ブラック企業 (写真=Thinkstock/GettyImages)

冒頭にも書いた通り、企業の実態は実際に肌で感じない限りわからないことがほとんどです。そして最も重要なのは「ブラック企業に当たらないようにすること」ではなく、「自分にとって最適な会社を選ぶ」ということ。

きついノルマを達成することに喜びを感じる人であれば、高い目標を求められる会社が適していると言えますし、会社に貢献したい!より良いもの社会にしたい!など、働くことが生きがいと思えるような環境であれば、長時間労働だって苦にならないはず。

とは言え、「思ってた会社と全然違うじゃない!」とならないよう、今回ご紹介したような内容の広告は特に注意して見るようにしてください。

仕事は、自分の人生に大きく関わるもの。だからこそ、事前の情報収集は重要です。あとで後悔しないよう、十分な準備をして転職活動に望みたいですね。

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