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オン・オフをうまく切り替えて。デキる人が「定時退社」にこだわり続ける理由

目標があってこそ時間の使い方がうまくなるようです

キャリアを積んでいる人には何かと仕事が集まりがちです。出社してすぐミーティング、商談……気がついたら夕方になっているといったことが日常になっていませんか?

定時に帰っていても、結果を残しているビジネスパーソンも多くいます。 筆者が接してきた様々なビジネスパーソンの行動で、定時退社しながら自分の時間を確保している仕事の取り組み方を検証してみます。

体調管理は最大の危機管理

メーカー勤務のAさん(45歳)は、社内では定時で帰ることで有名で、残業が美談化している傾向が強い旧態依然とした企業においては非常に稀な存在でした。

しかしその仕事ぶりには誰もが認める徹底した姿勢がありました。

帰りは定時で帰るものの、朝は30分前に出社。その日するべき仕事を詳細にピックアップ、万全の体制で始業時間を迎えているそうです。

商談は午後15時には打ち止めて、夕方までにできなかったことは潔く翌日にまわしているとのこと。その日にしなくてはならないことは午前中にすませているからこのようなことが可能なのだとか。一日の中で、一瞬も集中力がとぎれないように夕方までスケジュールを組み立てて作業し、定時きっかりで退社しています。

Aさん曰く、「イメージはテトリス。どう組み合わせるとバッチリ合うか、仕事内容と時間帯をうまくはめていくことが大切です」。

なぜAさんはここまで定時退社にこだわるのでしょうか?

定時退社2 その裏には、Aさんが決して体が丈夫ではないというところにあります。 無理をして体調に支障をきたし、1日休むと仕事に遅れが生じる。それを取り返す作業のほうが無駄でありリスクが高いことを実感しているからです。

体調は20代・30代・40代で大きく変化が出てきます。 Aさんの場合は、自分の体力を見極めながら仕事を落とさない危機管理感覚を磨いた結果、定時退社という結論に至ったそうです。

自分の仕事を抱え込まない

ベンチャー企業に勤務するBさん(39歳)は30代以降、重要なセクションの課長を常に務めてきました。

Bさんの仕事ぶりを見ていると特段に細かく手帳に記録をつけているわけでもありません。 しかしその行動には常に強いリーダーシップがあり、とっさの決断力が高い印象がありました。

Bさんは「とにかく作業を全部、部下にふっている。その代わりに彼らができない他部署との交渉やフォローアップ、課の方向性を示す決断についてはスピーディーに自分が行っている」そう。

自分が作業していてはきりがない、課長クラスの作業を管理しながら係長に与えることで次の管理職育成にもつながる、とのこと。 役割を自分と部下とで差別化し、瞬時に決断、方向性を示すことで自分の時間を確保しているのだそうです。

その裏にどういう生活の背景があるのか聞いてみたところ、夜はご主人と子供2人との時間を確保するという家族のルールがあるそうです。出張が多いBさんにとっては、それこそが仕事のパフォーマンスをアップさせる秘訣なのかもしれません。

多くの人は責任感が強くしっかりと仕事を見届けたい、仕上げたいという信念があります。

しかし自分の生活において重要なものを見極めて行くことで、メリハリがある良い仕事を展開していけるのかもしれませんね。

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