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老後の住まいどうする?住み替えの理由と選び方まとめ

マイホームがあるのに、老後に住み替える人が増えている理由とは……?

退職後、住まいを引っ越す人が増えていると聞いたことはありませんか。現役時代にせっかく購入したマイホームがあるのに、どうしてそれを手放して老後に引っ越しを考えるのでしょうか?老後なんてまだまだ先のことと思うかもしれませんが、いつかはやってくるもの。今回は老後の住まいについて考えてみましょう。

老後に住まいを引っ越しする人、なんで多いの?

「シニアの住まいに関するアンケート調査結果2013年」(矢野経済研究所調べ)によると、住み替えを考えるシニア層は4割以上という結果になっています。

老後に引っ越しを検討する理由としては、主に下記の5つが挙げられます。

・家が広すぎるため
子どもが独立すると、子どもが使っていた部屋が余ってしまいます。掃除なども高齢になると大変で、階段の昇り降りもきつくなります。庭に憧れて購入したマイホームさえも、老後になると庭の手入れが大変になります。

・利便性や環境が老後には不安だから
高齢になると車を運転することが難しくなります。公共の交通機関が近くにないとスーパーや病院に通うのが大変になるため、不便と感じる人も多いようです。

・田舎に住みたいから
ずっと都会暮らしをしていると、第2の人生を新しい環境で送りたいという気持ちが大きくなります。退職後、時間ができると農業や陶芸などの趣味などへの憧れを叶えるために田舎への移住を検討する人が増えるようです。

・都会に住みたいから
田舎暮らしとは異なり、郊外に住んでいた方が利便性を求めて都会に引っ越すというケースも少なくありません。

・子どもに家をあげるため
住んでいたマイホームを子ども夫婦に譲って、自分たちは別の場所に引っ越すと考える方もいるようです。

老後に引っ越すなら賃貸?それともマンション購入?

では老後に引っ越す場合、次の住まいはどのような住まいがいいのでしょうか。マンションに住むとしても、賃貸と購入だとどちらが良いのでしょうか。

まず、賃貸マンションに住む場合、残りの生涯分の家賃分を月々の年金や貯金から捻出しなければなりません。家賃は収入の25%以内が理想と言われています。年金の25%におさまる金額であれば問題ないでしょう。

ただ、高齢者の一人暮らしはなかなか貸してもらえないというデメリットもあります。賃貸のオーナーも高齢者の孤独死や認知症を心配しています。貸してくれたとしても連帯保証人が必要なこともあります。

マンションを購入するなら、購入費用に加えて、管理費や修繕積立金、固定資産税が生涯分かかります。ある程度まとまったお金を貯蓄しているのであれば、マンション購入を考えてみても良いでしょう。

現在の家を賃貸に出すのもおすすめ

老後住まい2 (写真=Thinkstock/Getty Images)

賃貸物件へ引っ越すにせよ、マンションを購入するにせよ、必要なのは資金です。現役時代から老後の引っ越しを見込んで貯金をしていれば問題ないですが、実際にはなかなか難しいことです。

そこで、現在住んでいる家を賃貸に出すということも考えてみましょう。家賃収入を家賃を引っ越し先の資金に加えることができます。募集や住居管理が大変であれば、管理会社に任せてしまうと楽です。賃貸に出す前には、家を掃除してきれいにしましょう。ハウスクリーニングを入れると見た目も変わります。さらに水回りをリフォームすると家の印象も良くなります。

老後の一人暮らしはやっぱりちょっと不安?

夫婦で暮らしていても、どちらかが先立つことになり一人になってしまう可能性も。「一人で暮らすのは寂しいのではないか」「孤独死したらどうしよう」など不安がつきものです。

一人暮らしになってしまったら、高齢者向けの賃貸住宅やマンションに引っ越すのもおすすめです。基本的に部屋はそれぞれ個室になっていますが、共有の食事スペースや団らんスペースが設置されている物件もあるため、引っ越し先でのコミュニティーの不安も解消されるかもしれません。

ベッドの横にはナースコールが設置され、体調が悪くなったらすぐに担当者が駆けつけてくれるのもポイントの一つ。金額によって受けられるサービスや内容は異なりますが、不安解消のためには選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

老後の引っ越しに向けての準備を始めるには、早ければ早いことにこしたことはありません。老後はどんな生活をしたいのか今のうちから思い浮かべておくと、どんな準備が必要なのかもイメージしやすくなります。今のうちから老後の住まいについて少しずつ考えてみましょう。

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