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老後の生活資金が不安。年金だけで生活できる?

老後はまだまだ先と思いつつ、不安ですよね……

老人の貧困層が増えているというニュースなどを見て、自分の老後が不安になったことがありませんか?「平成25年度 生活保障に関する調査」(生命保険文化センター調べ)によると、現在老後に不安を感じている人は、約85%にものぼるそうです。

貧困老後の状態にある高齢者は年々増加、今では4人に1人が貧困層です。今後貧困老後の高齢者はさらに増えていく予測もされていて、ますます不安になってしまいます。いったい、いくらあれば不安のない老後の生活ができるのでしょうか。

老後の生活費、いくらかかるの?

65歳で退職した夫、専業主婦の妻というケースで考えてみましょう。

「平成26年度家庭調査年報」によると、食費や水道光熱費、衣服代、住居費、医療費、交通・通信費、娯楽など生活に必要な支出を含めると、総支出は月27万5706円。男性の平均寿命が80.21歳、女性の平均寿命が86.61歳なので、老後はほぼ20年。これで計算すると、老後に必要な金額は下記の通りとなります。

27万5706円✕12カ月✕20年=6616万9440円

受け取る年金をまったく考えず、貯金だけで老後をまかなおうとすると、なんと6600万円以上が必要という計算に!ここから大きな病気になったときの医療費や要介護状態になった時の介護費、家のリフォームなどを考えると、もっとお金は必要になります。

年金だけで老後の生活ができる?

老後の主な収入源は、やはり「年金」です。

先ほどと同じ65歳で退職した夫、専業主婦の妻という夫婦の場合で考えてみましょう。

社会保障給付(国民年金)が19万4874円、その他が1万8505円、月の総収入は21万3379円となります。前述の通り、総支出は27万5706円なので、総収入から総支出を引くと以下のようになります。

総支出21万3379円–総支出27万5706円= ▲6万2326円

毎月6万2326円の赤字なので、数字だけを見るとやはり年金だけで老後を暮らすのは難しいといえるようです。

ただ、退職金もありますし、支出を減らしたり、老後もある程度働いて収入を得ることができれば、赤字額はもう少し減らすこともできそうですね。

老後はいくら準備すれば不安がない?

まずは自分が老後、いくら年金をもらえるかをチェックしてみましょう。

毎年、日本年金機構から誕生月に「ねんきん定期便」が届いていると思います。その中の老齢年金の見込額を確認してください。この金額をもとに、老後に必要な資金はいくらかシミュレーションしてみましょう。

この夫婦の場合、毎月赤字額は6万2326円なので、老後に準備する資金は

6万2326円✕12カ月✕20年=1495万8240円

だいたい1500万円です。結構、大きな数字ですね。

単純に1500万円貯めるには、月々3万円ずつ積み立てたとすると、40年ほどかかります。この気長な方法もひとつではありますが、インフレや、今のゼロ金利などを考えると、あまりお得な方法とはいえませんね。また、不慮の事故や病気などに備えて、もう少し余裕を持った準備資金がほしいところです。

もちろん、会社員で共働きしている家庭なら、それぞれ退職金もあるでしょうし、もっと少なくても大丈夫かもしれません。自営業のご夫婦だと国民年金しか年金がないので、もっと多くの準備が必要になるでしょう。

退職してからも仕事はある?

老後不安 (写真=Thinkstock/Getty Images)

余裕ある老後を過ごすために、退職してからも働きたいと考える人も少ないはず。退職後でも、これまでの経験と実績が生かせる仕事について考えてみましょう。

・講師業
その道のプロとして過ごしてきたのであれば、豊富な経験と知識があるはずです。それを後進のために指導者となったり、講演を行なったりといった道があります。専門的な仕事をしてきた人におすすめです。

・執筆業
近年、オウンドメディアやコラムサイトを運営している企業が増えています。それに伴い、コラム執筆案件の求人が急激に増加しています。今までの経験や、専門的な意見などをコラムに反映していくことができます。

・接客業
高齢の店員さんを見かける機会が増えてきました。若い人に比べ、言葉遣い、物腰などが丁寧で、気遣いも上手な方が多いようです。

・士業
税理士や弁理士といった「士」のつく資格を取っておくと、老後に大変役に立ちます。国家資格ですのでどれも難関ですが、定年はなく、元気なうちはずっとできる仕事です。

豊かな老後に必要なことは…

老後は年金だけで生活することは、やはり難しいかも。早めに計画を立てて準備することで、貧困化するリスクは大幅に減らせるはずです。

お金を貯めながら投資などでお金を増やす工夫も行い、定年後も働ける資格を取得するなど準備をしておけば、豊かな老後は見えてくるでしょう。

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