(写真=Thinkstock/Getty Images)

【連載】「マネー相談は人生相談。女性FPたちのホンネ日誌」

#07 夫との関係はもはや空気…世帯年収800万円、夫婦の家計相談から見えたもの

辻本ゆかのつぶやき【前編】

普段、あまり表に出ることのないファイナンシャル・プランナー(FP)という職業の女性たちに、普段どんな相談を受けているのかリレー日誌形式でつづってもらう連載の第4弾。FP辻本さんのもとに訪れたのは、「夫婦共働きの家計を見直したい」というアラサー女性C美さんでした。この手の相談には、おふたり様が陥りがちな「落とし穴」が隠されている、と辻本さんは言います。

時間がないのは現代病?

2016年10月某日、テレビではノーベル賞の話題で持ち切りです。受賞をするとスウェーデンで行われるノーベル賞の晩餐会に夫婦で招待されるのですが、インタビューへの応対などで忙しく、ふたりでゆっくり話をする時間はないのだとか。

日常の生活でも、夫婦でゆっくり話をする時間ってなかなか取れないですよね。共働き世帯ならなおさらのこと。先日、家計相談に来たアラサー女性C香さんもそうでした……。

既婚、アラサー女性C香さんからのご相談

C香さん夫婦は共働きで、二人とも会社員。おおよそ夫婦で800万円の収入があり、貯蓄もふたりで管理している口座に500万円ありました。

お悩みは、「家計をもっとスリムにしたい」ということです。

家計を知るには、収入と支出の把握が必須です。毎月いくら収入があって、どれだけ使っているか……。

詳しく確認をしてみると、夫婦各自で支払っている家賃や車両関連費などは把握していましたが、あとは自由に使っているので、夫婦全体の家計の詳細は不明とのこと。

「おふたりさま家計によくある肥満家計かもしれない」。そんな不安がよぎりました。

共働き, 家計 (写真=Thinkstock/GettyImages)

夫に言えないライフプラン

C香さんから「いくら貯金をしていれば安心ですか?」という質問もありました。そこで、私はライフプランを確認してみることにしました。

いくら必要かは今後の予定によって変わってきます。家計管理には、「将来どんな夢があって、そのためにいくら費用がかかるか」を知っておくことも大切です。何歳で退職したい?車を買い替える予定は?他に希望や夢はある?そんな質問をしながらライフプランを聞いていきます。

C香さんが心に描いたライフプラン。それは子どもがほしいということでした。

結婚から10年たち、夫との関係は空気のようになっている。がむしゃらに頑張ってきた仕事もやっと落ち着いてきたので、子どもがいる生活もいいな。と考えるようになったのだとか。

おふたりさまの家計相談から、ママになるためのライフプランへ。話が進むにつれ、最初に伺ったテーマから相談内容が変わるケースはよくあります。妊活を始めたいC香さんには、お金だけではない悩みについてのアドバイスも必要なようです。(後編に続く)

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