(写真=Thinkstock/Getty Images)

モノが欲しくて欲しくてたまらない!買い物依存症D子さんの2つの処方箋

なかなか抜け出せない買い物依存症。克服の方法は?

心理カウンセラーで、ファイナンシャル・プランナー(FP)の筆者のもとには、「なぜか、お金を使いすぎてしまう」というご相談の方も多くいらっしゃいます。今回紹介するのは、その一例です。

「そんなに欲しくない」のにモノを買ってしまうのはナゼ?

一般企業に勤める30代事務職 のD子さんもその一人。そろそろ結婚したいと思っていますが、特に取り柄もない上に、将来に備えた貯金が全くなくて、これでは婚活をしても相手の人にあきれられてしまうと悩んでいます。

D子さんは、とにかく買い物が大好き。ブランドのカバン、新しい洋服、誰も持っていないようなものなど見つけると、すぐ買ってしまいます。

そして、買ってから後悔します。「そんなに欲しかったわけじゃないかも」。

でも、自分でも、なぜこんなに買ってしまうのか、どうしたら買い物を止めてきちんと貯金できるようになるのか、わからない状態です。

私は、D子さんのお話を聞いていて、原因は自信のなさに感じました。「高価」「誰も持っていない」モノで飾ることで自分をよく見せようとしているのです。そんなD子さんに次のようにアドバイスしました。

処方箋その1.自分の価値を探す

もし、自分が一文無しで高価なものを身に着けていなかったとしたら、自分は無価値なのでしょうか。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグはいつも高価とは言えない格好をしていますが、彼らのプレゼンは世界中から称賛を浴びています。自分の価値とはモノではない証拠です。彼らには新しいものを生み出す力やプレゼン能力があります。

では、自分はどんなことができますか?人からどんなことでほめられますか?それを見つけてみましょう。大きなことでなくていいのです。小さなことから、「自分すごい!」と思うことが大事です。

処方箋その2.飽きるまでお金を使ってみる

それでも、自分には得意なことなんかない!と思うのであれば、飽きるだけお金を使ってみましょう。ただし、バーチャルで。

例えば、1億円あると仮定して、何にいくら使うかバーチャルで買い物をしてみましょう。紙に書き出してみるのです。貯金はダメです。必ず使い切るのです。1億円で足りなければ、次は5億円、10億円と増やしてみましょう。

やっているうちにさまざまなことを思うはずです。「高価なものを買うとVIP扱いされて嬉しい」「ほんとに欲しいものなんてない、人のために使うんだったらいいかも」「勉強に使ってみようかな」など。

おそらく大事なのは金額ではなく、何を得ようとしていたかに気付くと思います。それが自分にとって大事な価値であり、今足りていないものです。そこまで気づいたら、自分の大事に思っている価値、例えば「人から素敵と言われたい」を満たす方法がモノ以外でどんなことがあるか書き出してみましょう。

何かに依存するのは、自己肯定感が少ないから

その後、D子さんは高い一眼レフカメラを買ったのですが、前からやりたかった写真に熱中して今はコンテスト入賞を目指し、それ以外にはお金を使わなくなったようです。

買い物だったり、パートナーだったり。何かに依存する人は、自己肯定感が少ない傾向があるようです。素敵な趣味、熱くなれる仕事に打ち込んだりして自分が好きになれば、依存症はきっと克服できるでしょう。

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