(写真=Thinkstock/Getty Images)

「商品ラインナップ」も重要!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方②

商品ラインナップをこういう観点でチェックしてみてください!

2017年1月の対象者拡大を前に、今年9月下旬から10月にかけて「確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん、略称:DC)」に関する書籍が次々と発売されています。筆者も類にもれず、参戦中ですので、興味のある方はぜひ拙著『一番わかる 確定拠出年金の基本のき』を手に取っていただけると嬉しいです(笑)。

このシリーズは、老後の資産づくりとして今後ますます注目されていくであろう確定拠出年金について、ほぼ週1回のペースでわかりやすく解説しています。今回は、個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo、イデコ)の口座を開く金融機関の選び方について、商品ラインナップの観点から解説していきます。

【確定拠出年金シリーズはこちらから】
1. これから注目の「確定拠出年金」。そもそも年金ってどんな制度?
2. ん?同じじゃないの?「確定拠出年金」と「確定給付年金」の違い
3. 確定拠出年金に加入できるのはどんな人? 掛け金の上限はいくら?
4. 「口座管理料」が安いのはこの3社!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方①
5. 「商品ラインナップ」も重要!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方②
6. 最終チェックは「商品コスト」「サービス」。個人型確定拠出年金の金融機関の選び方③

確定拠出年金ではどんな金融商品を扱っているの?

確定拠出年金で扱っている商品は、大きく分けると「元本が確保される商品」と「元本が確保されない商品」の2種類があります。

「元本が確保される商品」とは、満期まで持っていれば投資した金額が戻り、さらに決められた利息を受け取ることができる商品のこと。代表的なのは定期預金や保険です。

一方、「元本が確保されない商品」は、相場環境などによって元本の価値が変わる商品のことです。確定拠出年金の商品ラインナップでは、圧倒的に元本が確保されない商品が多くなっています。

元本が確保されない投資商品といえば、株や不動産など世の中にはたくさん種類がありますが、確定拠出年金で扱っているのは主に「投資信託」です。

投資信託は、「信託」、つまり人に預ける、ということですから、プロが個人から資金を預かり、出資者の代わりにさまざまな金融商品に投資をするもの。いわば「パッケージ商品」です。

国債を中心に投資するものから、新興国株式に投資するもの、株式や債券など幅広い資産にバランスよく分散投資するものなど、いろいろあります。

口座を開く金融機関選びのポイントは「バランス」

個人型確定拠出年金をスタートさせたい人が特にチェックするべきことは、日本・先進国・新興国の3地域と、株式・債券・不動産の3資産に投資できる商品が、バランス良く揃っているかどうかです。なぜなら、リスクを軽減するうえで投資対象を分散させることがとても重要だからです。

こうした商品ラインナップの観点から金融機関を選ぶとするならば、

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • りそな銀行
  • スルガ銀行
  • 野村證券

が良いと言えるでしょう。拙著に商品ラインナップを比較した表を掲載していますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

口座を開いたあとに金融機関を変更するのは大変!慎重に選択を

「私は定期預金で十分だからどの金融機関で口座を開いてもいいや」と思っている方もいるかもしれませんが、将来、リスク資産に投資したくなる可能性もあります。確定拠出年金であれば、運用して出た利益が非課税になるメリットもありますからね。

一度口座を開いたあとに金融機関(運営管理機関)を変更することもできますが、全商品をいったん売却する必要があるなど、さまざまなコストと時間がかかる恐れがあります。後悔しないように、口座を開く前から金融機関の商品ラインナップをチェックしておくことをおすすめします。

次回は、商品コストの観点から金融機関を比較していきます。

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1. これから注目の「確定拠出年金」。そもそも年金ってどんな制度?
2. ん?同じじゃないの?「確定拠出年金」と「確定給付年金」の違い
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4. 「口座管理料」が安いのはこの3社!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方①
5. 「商品ラインナップ」も重要!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方②
6. 最終チェックは「商品コスト」「サービス」。個人型確定拠出年金の金融機関の選び方③

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