(写真=Thinkstock/Getty Images)

ついに活動自粛決定「ゲス極。」事務所が実は「テンバガー候補」だったけれど…

この先、事務所の株価はどうなるの?

ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音さんがベッキー事件に続いてまたやってくれました。新恋人ほのかりんさんの未成年飲酒が発覚、ほのかりんさんは出演予定の舞台「Luna Rossa」ならびに、2011年から出演していた唯一のレギュラー番組であるNHK Eテレの「Rの法則」の降板が決まりました。

川谷さんは、女をダメにする「サゲチン男子」とし不動の地位を築きつつあります。「ゲス極」の事務所は、今後どうなってしまうのでしょうか?

ゲス極。所属事務所の株価は年初来高値に

所属事務所はJASDAQ上場のスパースシャワーネットワーク <4838> です。

今回は所属事務所も放置するわけにもいかず、活動停止ならびに、11月9日に配信開始、12月7日にCDリリースを予定していた3rdアルバム「達磨林檎」を一旦発売中止とすることを決めています。

株価, ゲスの極み乙女。, 川谷絵音 (写真=Thinkstock/GettyImages)

川谷さんとベッキーさんの不倫のスクープがあったのが今年1月7日発売の週刊文春でした。その影響もあってか『両成敗』のアルバムが売れ、スペースシャワーの株価は1月29日に622円をつけました。2015年末から45%も上昇しています。 その後、騒ぎが沈静化するに従い、買われた反動もあって2月12日には安値330円まで短期間で47%も下げました。

スペースシャワーってどんな会社?

スペースシャワーは、本来、音楽専門チャンネルを運営する会社です。

CS放送やCATV向けに音楽番組を供給しています。音楽専門チャンネルの放送売上は半分くらいで、「フェス」等のイベントや「ゲスの極み乙女。」などのマネジメントやPV制作などコンテンツ売上が半分です。

売り上げ7月29日発表のスペースシャワーの2017年3月期の第1四半期の決算は、「ゲスの極み乙女。」をはじめとした自社関連アーティストの権利収入やライブツアー収入が大きく業績に貢献、売上が19%増の31.1億円、本業の利益を示す営業利益は1.4億円と前年同期の赤字から黒字転換しています。 今期通期では、売上9%増の140億円、営業利益2.8倍の3.3億円を見込んでいます。

会社から詳細の発表はありませんので、あくまで推計ですが、『両成敗』のアルバム10万枚で約3億円、3月〜5月までゲスの極乙女。全国ツアー「ゲスな宇宙旅行」を15会場で開催しており、チケットとグッズでも少なくとも約3億円以上は売り上げている模様です。それ以外にも配信した楽曲分や画像関係の売上もあるはずです。ゲス極。関連売上の少なくとも約6億円は、スペースシャワーの全体の売上140億円に対する寄与度を高めているはずです。

好決算後、株価は人気化し、10月7日には年初来高値の689円をつけました。2月安値からは2倍以上になっています。

今回の事件は、スペースシャワーに影響はないのでしょうか?

ゲス極。は炎上商法? 新たにハイスタ期待

今回のゲス極。の活動休止は、11月10日〜12月3日までの全国ツアー「林檎を落としたのは、だーれだ」が終わってからです。新アルバム『達磨林檎』についても一旦停止という発表です。

ある意味、ゲス極。は炎上商法に近いようなマーケティングスタイルになっており、今回もコンサートが話題になることは確実でしょう。

事務所にとっては、炎上商法であってもコンサートに人が入り話題になれば悪くはないはずです。アルバムも発売されれば売れてしまうのではないでしょうか。

株式市場では、10倍になる銘柄をテンバガーといいます。今年、スペースシャワーはテンバガー銘柄として注目されていました。注目ポイントは、ゲス極。ではありません。

Hi-STANDARD「ハイスタ」というグループが10月5日に16年ぶりのシングル『ANOTHER STARTING LINE』をリリース、12月7日には第2弾となるカバーシングルをリリースする予定だということに注目しています。このマネジメントがスペースシャワーのようです。

ハイスタは10月9日のデイリーCDシングルランキングで初登場1位となり、推定販売枚数は1万2000枚を超えています。ハイスタは、日本のロックシーンの伝説的存在です。ブルーハーツが1990年代の前半で解散し、1991年に結成されたハイスタが表に出てきました。2000年の「AIRJAM2000」での活動休止宣言まで、約10年間の活動期間で彼らは「ハイスタ的な時代」を築き、フェスにおいて圧倒的な人気でした。

ゲス極。やハイスタがどうなるかはわかりませんが、マスコミのニュースとともにスペースシャワーからは目が離せません。

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