(写真=Thinkstock/Getty Images)

「口座管理料」が安いのはこの3社!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方①

手数料を公開します!

独立系資産運用会社のセゾン投信が楽天証券と組み、「確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん、略称:DC)」に参入する、と先日報道されました。セゾン投信が販売で外部の証券会社と連携するのは初めてのことで、大きなニュースでした。

また、ネット証券最大手のSBI証券では、2017年3月31日まで加入手数料・口座管理手数料の無料キャンペーンを実施。2017年1月の対象者拡大を前に、新規ユーザーを増やそうと、金融機関同士での競争がどんどん活発化しています。

さて、そんな確定拠出年金について、このシリーズでは一からわかりやすく解説しています。今回は、個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo、イデコ)を始めるために、どの金融機関で口座を開くのがおトクか、「口座管理料」の観点から解説していきます。

【確定拠出年金シリーズはこちらから】
1. これから注目の「確定拠出年金」。そもそも年金ってどんな制度?
2. ん?同じじゃないの?「確定拠出年金」と「確定給付年金」の違い
3. 確定拠出年金に加入できるのはどんな人? 掛け金の上限はいくら?
4. 「口座管理料」が安いのはこの3社!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方①
5. 「商品ラインナップ」も重要!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方②
6. 最終チェックは「商品コスト」「サービス」。個人型確定拠出年金の金融機関の選び方③

口座を開く金融機関は4つの視点で選ぶべし

読者の中には「金融機関なんてどこも同じでしょ?」と思う方がいるかもしれません。しかし、iDeCoは金融機関によって「口座管理料」「商品ラインナップ」「商品コスト」「サービス」が異なるのです。よく吟味してから口座開設をした方が良いでしょう。

まずは、「口座管理料」から見ていきましょう。

iDeCoは「口座管理料」が継続的にかかる!

iDeCoは、加入時には「事務手数料」が、運用期間中には「口座管理料」が、年金給付時には「給付手数料」がかかります。 事務手数料と給付手数料については、どの金融機関(運営管理機関)もほとんど差がありませんし、一時的なコストなので、たいして気にする必要もありません。

注目してほしいのは、運用期間中ずっとかかる、「口座管理料」です。この継続的なコストが、口座を開く金融機関(運営管理機関)によって大きく異なるのです。年間2000円のところもあれば、7500円のところもあり、その差は5500円にもなります。

この差を甘く見てはいけません。例えば30歳でiDeCoに加入し、60歳まで口座管理料を払い続けたとすると、口座管理料の差は累計で16万5000円になります。これは、毎月の掛け金が5000円(年間6万円)だったとすると、約3年分(16万円÷6万円)もの掛け金が手数料で消えてしまうことになるのです。

口座管理料の安さだと、「楽天証券」「SBI証券」「スルガ銀行」の3社

口座管理料で金融機関を比較すると、下記のようになります。図表は、2016年10月7日現在の口座管理料の比較です。

確定拠出年金, 口座管理料, 金融機関, 手数料, 安い (c)Money&You Inc.

これを見ると、楽天証券(資産残高20万円以上)、SBI証券とスルガ銀行(いずれも資産残高50万円以上の場合)の口座管理料が群を抜いて低いのがわかります。口座手数料の観点からは、楽天証券、SBI証券、スルガ銀行の3社から選んだ方が良さそうです。

次回は、商品ラインナップの観点から比較していきます。

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【確定拠出年金シリーズはこちらから】
1. これから注目の「確定拠出年金」。そもそも年金ってどんな制度?
2. ん?同じじゃないの?「確定拠出年金」と「確定給付年金」の違い
3. 確定拠出年金に加入できるのはどんな人? 掛け金の上限はいくら?
4. 「口座管理料」が安いのはこの3社!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方①
5. 「商品ラインナップ」も重要!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方②
6. 最終チェックは「商品コスト」「サービス」。個人型確定拠出年金の金融機関の選び方③

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