(写真=Thinkstock/Getty Images)

これから注目の「確定拠出年金」。そもそも年金ってどんな制度?

「3階建て」ってどういうこと?

「確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)」という言葉を耳にしたことはありますか?

確定拠出年金とは、老後の資金を個人でつくる制度のことで、英語では”Defined Contribution Plan”と言い、略して「DC」と言います。

少子高齢化でこれから年金がいくらもらえないかわからない時代、自分で将来のために年金づくりをしていくことはますます重要になってきます。

さらに、この制度を利用できる人は、これまでは会社員やフリーランスの人に限られていましたが、2017年1月から制度が改正され、20歳以上の方全員が対象になります。

DCは来年に向けてますます、注目度が増すことでしょう。そこで今回から一緒に、DCについて学び老後の準備をしていきましょう。

そもそも老後にもらえる年金ってどんなものがあるの?

確定拠出年金の説明に入る前に、そもそも老後にもらえる年金ってどんなものがあるの?という方のために、日本の公的年金制度を簡単に説明しておきます。このことを知っておくと、DCの位置づけもよりわかりやすくなるでしょう。

公的年金は、国が運営する制度で、20歳以上の全国民に加入が義務付けられています。原則として20歳から60歳までの40年間、年金保険料を納め続ける必要があります。

公的年金は、働き方によって種類が異なり、自営業やフリーランスなどの個人事業主、学生などは「第1号被保険者」に該当し、会社員や公務員は「第2号被保険者」、専業主婦(夫)は「第3号被保険者」となります。

日本の公的年金制度、「3階建て」ってどういうこと?

日本の公的年金制度は、わかりやすく言うと「3階建て」になっています。

公的年金 (c) Money&You Inc.

基本となる1階部分が、すべての人に共通する「国民年金」です。

「第1号被保険者」(自営業者、学生など)は国民年金のみ、つまり1階部分のみの加入です。将来受け取る年金額を増やすためには、「国民年金基金」や「個人型DC」に加入することができます。

「第2号被保険者」(会社員や公務員)は1階だけでなく、2階部分として、「厚生年金」が用意されています。さらに会社によって異なりますが、3階部分として「企業年金」「企業型DC」「年金払い退職給付」がそれぞれ用意されていることもあります。また、2017年からは、これらに加えて「個人型DC」に加入することができます。

「第3号被保険者」(専業主婦、主夫)は、「第1号被保険者」と同じく国民年金、つまり1階部分のみの加入ですが、2017年から「個人型DC」に加入することができます。

次回は、「確定拠出年金」と「確定給付年金」との違いを解説します。

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1. これから注目の「確定拠出年金」。そもそも年金ってどんな制度?
2. ん?同じじゃないの?「確定拠出年金」と「確定給付年金」の違い
3. 確定拠出年金に加入できるのはどんな人? 掛け金の上限はいくら?
4. 「口座管理料」が安いのはこの3社!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方①
5. 「商品ラインナップ」も重要!個人型確定拠出年金の金融機関の選び方②
6. 最終チェックは「商品コスト」「サービス」。個人型確定拠出年金の金融機関の選び方③

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